名古屋市中村区にて孤独死のお部屋の片付け

この度は弊社ホームページよりブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

今回ご紹介させていただきます案件ですが、名古屋市中村区のとあるアパートの一室の作業となります。

お住まいの方がお部屋の中で亡くなり、しばらくの間そのままになって、においなどで発見されたいわゆる孤独死のケースです。

今回使用する写真はぼかしてはありますが、苦手な方はご注意ください。ご遺体などは写っていおりません。

現地に到着しお部屋へと向かう階段や廊下からすでに臭いやハエの死骸などが見られ、室内の状況を物語っていました。

お部屋の間取りは1Kです。孤独死される方は基本的に独居の方が多いので間取りも広くないことが多いです。

玄関に洗濯機があるタイプのお部屋で周りには分別された資源ごみの袋や衣類などが散乱していました。

もともとこういったお部屋だったのか、警察や関係者の方が入ったことでこうなったのかは不明です。

こういった孤独死のケースでは必ずまずは警察が入り、検視を行い、事件性がなければご遺体を搬送します。

私たちが入るのはその後ですので、私たちの仕事ではご遺体を直接見ることはありません。

ユニットバス周りも衣類や雑貨などが散乱していました。

トイレでなくなる方も多いのですが、今回亡くなったのはこちらではないようです。

リビングです。このお部屋の方はここで亡くなったようです。

体液が床に浸み込んでシミになっています。

敷いてあるタオルケットはもともと敷いてあったのか、警察の方が目隠しに敷いたのかはわかりませんが、体液が浸み込みハエが大量に発生していました。

お布団の上にはスーツケースが広げられていました。

この辺りはおそらく身元が分かるものなどを探した跡かと思われます。

先ほどの洗濯機もそうですが、この冷蔵庫なども年式は新しいものでした。

ただ、このような現場のお品物はどれだけ新しくても処分してしまいます。

エアコンも新しいもので、この部屋の備品なのですが、中に虫が入り込んでいることが考えられますので撤去をお勧めしています。

こちらのエアコンも撤去して処分いたしました。

作業としては他の案件同様、仕分けをして回収していくのですが、新し家電も処分したように素材としてのリサイクルも難しくなります。

紙や衣類などはリサイクルに回さずに処分してしまう割合が増えます。

また、搬出の際に廊下や共用部分を汚してしまわないように大きなものでもビニール袋に入れるなどの配慮が必要となります。

全ての家財を搬出した後、ご依頼によっては床材や壁紙なども撤去し、オゾン燻煙を用いた脱臭作業も行いますが、今回のご依頼は家財の搬出まででしたので半日強程度の作業となりました。

担当　黒谷