ミニマリストとは|生前整理で終活をして最低限のもので暮らす方法を紹介
2024/06/21
ミニマリストという単語を一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。ミニマリストと生前整理は深い関係にあるため、どちらかに興味のある方はもう一方も調べておいた方が良いでしょう。
そこで本記事では、ミニマリストと生前整理の概要、ミニマリストになるメリット、ものを処分する手順などについて解説します。ミニマリストや生前整理について詳しくお伝えしますので、ぜひご覧ください。
ミニマリストとは
ミニマリストとは、必要最低限のものだけを所持して暮らす方を指します。英語で「最小限の」という意味を持つ「minimal」が語源です。
ものを最小限にまで減らすことで、残った本当に必要なものを大切にできます。さらに乱雑な部屋から解放されることで、部屋だけでなく心にもゆとりが生まれるでしょう。アメリカの富裕層で生まれたとされるミニマリストの概念は、今やアメリカだけでなく日本人にも多くの人が取り入れています。
生前整理とは
ミニマリストになる活動の一環として、生前整理が行われるケースが多いです。生前整理とは、すべての人に訪れる死に備えて、本人が亡くなる前に持ち物の整理を行っておくことです。
生前整理を行うことで、亡くなったあとの家族の負担を軽減できるだけでなく、本人にとっても心に余裕が生まれるでしょう。生前整理の種類は、以下の2つに分けられます。
・不用品の整理
・財産の整理
不用品の整理
生前整理において主に整理するのは、不用品です。遺品整理は家族が落ち着かない状態で行うため、不用品が多く残っているとより負担をかけてしまいかねません。そこで負担を軽減するために、あらかじめ不用品の整理を行っておくのです。
財産の整理
不用品だけでなく、財産の整理も重要です。整理すべき財産の例として、銀行口座やクレジットカードが挙げられます。口座やクレジットカードを契約したまま亡くなってしまうと、名義の変更や解約などをすべて家族が行わねばなりません。家族の負担を減らすためには、口座やクレジットカードは解約したり、お金を下ろしておいたりするのがベストです。
生前整理を機にミニマリストになるメリット
ミニマリストになると、以下の3つのメリットが得られます。
・掃除が容易になる
・怪我のリスクが減る
・不要な物を買わなくなる
・精神的な余裕が生まれる
掃除が容易になる
部屋にたくさんのものが積み重なっていると、掃除をするのが難しくなります。掃除を行う前に持ち物の片付けから始める必要があるため、手間も時間もかなりかかってしまうでしょう。
しかしミニマリストになって持ち物を減らしておけば、掃除が容易になります。掃除にかかる手間が軽減されるだけでなく、壁や床の汚れも見えやすくなるため、清潔な状態をキープしやすくなるでしょう。
怪我のリスクが減る
また家の中で怪我をするリスクも減少します。たとえば大きな家具をいくつも持っていると、地震などの災害によって倒れてきて、怪我をするリスクが生じます。避難が必要になったときにも、倒れた家具によって避難経路が塞がれ、逃げ遅れる可能性も出てくるでしょう。
しかしものを減らしておけば、万が一の際大怪我を負うリスクが減少します。また災害時だけでなく、普段の生活でも床に落ちているものを踏んだり、ものにつまずいたりして転倒するリスクを減らせます。さらに、ものが減るとホコリがたまりにくくなるため、健康被害が生じる危険性も低下させられるでしょう。
不要な物を買わなくなる
部屋に物がなくなると物を購入する際により慎重になります。不要な購入を避けることで、お金を節約し、より重要な目標に資金を充てることができます。また誤って同じものを買ってしまった等の失敗も防ぐことができます。
精神的な余裕が生まれる
ものがたくさん積まれた部屋は、気分が落ち着かないと言う方もいます。多くのものに囲まれていると、それだけで心が疲れやすくなってしまうこともあるでしょう。
しかし部屋のものが少なくしておけば、精神的な余裕が生まれ、毎日をゆったりと暮らしやすくなります。また掃除の頻度も減り、気持ちや時間に余裕が生まれるでしょう。
ミニマリストとして生活するために「断捨離」を行う
ミニマリストになるために、まずは断捨離を行いましょう。断捨離とは、要らないものを捨てて、新しいものを増やさないようにすることです。
なんとなく捨てられずにいるものや、部屋の隅で忘れられているものなどを、思い切って処分します。そして今後は勢いで買い物をするのをやめ、本当に好きなものだけに囲まれた部屋へと変えていきましょう。断捨離を突き詰めていくことは、ミニマリストへの大きな近道です。
ミニマリストになるためにものを処分する手順
ミニマリストを目指す方は、以下の手順でものを処分しましょう。
➀自分の持っているものを把握する
➁ものを分類する
➂不要なものを処分する
④残ったものを収納する
➀自分の持っているものを把握する
まずは、自分がどんなものを持っているのかを今一度チェックしてみましょう。持ち物を見直すことで、「所持していることを忘れていたもの」や「長い間使っていないもの」が明確になります。
➁ものを分類する
所持しているものを把握できたら、持ち物を以下のように分類しましょう。
・現在使っているもの
・今後絶対に使うもの
・今後使用する予定がないもの
・使用はしないが引き続き所持していたいもの
いきなり捨てるか取っておくか選ぶよう迫られると、ほとんどのものが捨てがたく感じて、結局片付かないまま終わってしまう可能性があります。そこで事前に分類することで、「その持ち物はどのように役に立っているのか」「本当に必要なのか」といったことが客観視できるようになり、取捨選択がしやすくなります。どこに分類するか迷う持ち物がある場合は、別途「保留にしておくもの」という分類をしておくのもおすすめです。
➂不要なものを処分する
分類できたら、「今後使用する予定がないもの」を処分しましょう。ゴミとして捨てるのが躊躇される場合は、身近な人にあげたり、売ったりするのもおすすめです。特に近年では、フリマアプリやリサイクルショップを通して気軽にものが売却できます。
④残ったものを収納する
必要であると判断したものについては、しっかりと収納を行いましょう。散らかした状態にしておくと、部屋の印象がダウンしてしまいます。
収納の際は、使いやすさを意識してください。良く使うものであれば、取り出しやすい場所に入れておきます。
使用はせず保管だけしておくものは、引き出しの奥などにしまいましょう。生活する上での使いやすさを意識して収納を行うことで、ストレスの少ない暮らしを実現できます。
まとめ
部屋の断捨離を行ってミニマリストになることで、掃除がしやすくなったり怪我のリスクが減ったりするなどさまざまなメリットが受けられます。ものを処分する際は、自分の持ち物を見直して分類することで、処分すべきものが見えやすくなります。不要なものが処分できたら、残ったものはしっかりと収納しましょう。
「グッドサービス」では、ものの整理や清掃、買取などを一括で承っています。生前整理を1人で行う自信がない方は、ぜひ一度ご相談ください。
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