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おひとりさまでも終活は必要|やるべきことや自治体のサポートについて解説

2022/10/28

おひとりさま 終活

おひとりさまが高齢になると、病気やケガ、認知症などのリスクが高くなるため、事前の備えは欠かせません。そのため元気なうちに終活を行っておくと、万が一の状況に備えられますので何かあったときでも安心できるでしょう。

そこで本記事ではおひとりさまが終活でやるべきことや、自治体が提供しているサポートなどを解説します。

「おひとりさま」でも終活は必要?

「おひとりさま」の定義はさまざまですが、一般的には一緒に暮らす配偶者やパートナー、子どもなどがいない人を指します。また、そのような間柄の人がいても、高齢や病気などの都合から頼れないケースも多いです。

若いときは一人暮らしに不便な点はあまりなくても、老後は心身の衰えによって困ることが増えていきます。また何かあったときに、気づいてもらえる人がいないリスクもあるでしょう。さらに今は配偶者がいる人でも、今後おひとりさまになってしまう可能性はあるため、あらゆる人が考えておくべきテーマだと言えます。そこで、おひとりさまのリスクを以下の2つに分けて解説します。

おひとりさまの老後のリスク
・おひとりさまの死後のリスク

おひとりさまの老後のリスク

高齢になると、病気やケガのリスクが高くなります。入院や手術が必要になると、身元保証人や手術の同意をする人を求められるため、頼れる人がいないと困ってしまうかもしれません。また着替えなど身の回りの物を持ってきたり、治療費を支払ったりする必要もあります。

普段の生活でも体力や気力の低下、あるいは認知症などで家事が難しくなるケースも考えられます。さらに詐欺などの犯罪に遭うリスクも高くなるでしょう。

おひとりさまの死後のリスク

人が亡くなると、さまざまな手続きが必要になります。具体的には以下の手続きが行われます。

死亡届の届出
・社会保険関係の届出
・賃貸契約や公共料金などの解約
・死後の準確定申告
・相続手続き
・遺品の処分

死後の手続きは手間や負担がかかるため、関係の薄い人に頼むことは難しいでしょう。そのためおひとりさまの場合には、あらかじめ頼める人を見つけておく必要があります。また家族でお墓を持っていても、伝えていなければ入れない事態になってしまうかもしれません。

おひとりさまの終活の内容

おひとりさまの終活の内容

おひとりさまには老後や死後のリスクが多くありますが、前もって終活を行っておけば対策できます。そこでおひとりさまの終活で行うべき具体的な内容として、以下の5つを解説します。

不用品を処分する
・エンディングノートを作成する
・入院が必要になった場合の準備をする
・身元保証人を見つけておく
・死後の手続きの準備をする

不用品を処分する

終活を行うには、まず持ち物を整理して不用品を処分しましょう。本当に必要な物だけを残し、長年使っていない物は処分すると部屋がすっきりします。持ち物が減ると収納場所が把握しやすいため、体力が衰えている高齢の人にとっては大きなメリットになります。

またスペースが広くなると、転倒などによるケガのリスクも減らせます。物を整理すると心の整理にもつながりますので、人生を見直すきっかけにもなるでしょう。

エンディングノートを作成する

エンディングノートとは、自身が理想とする最期や周囲に伝えたい思いを書く物です。公的な遺言書と違い、書き方にルールがないため、友人へのメッセージや自伝などを思うままに書いておけます。

エンディングノートは自分の考えを整理して、残された人生を有意義に過ごすうえで役立つでしょう。良く書かれる内容としては、以下のものが挙げられます。

自分のルーツや親族関係
・自分史
・遺産相続について
・現在の交友関係
・資産について
・かかりつけの病院など
・葬儀や埋葬方法の希望
・遺品の整理について
・これからやりたいこと
・感謝したい人

入院が必要になった場合の準備をする

入院が必要になった場合の準備

入院が必要になった場合には、人の助けが必要です。事前に入院の準備をしておけば、頼まれた相手もスムーズに対応してくれるでしょう。

入院セットを入れたバッグをわかりやすい場所に置いておくのがおすすめです。なお、バッグには以下の物を入れておきましょう。

健康保険証
・少額のお金
・自宅のスペアキー
・お薬手帳
・着替え
・洗面用具

また、治療費を支払うためのお金を入れた口座を用意しておくと良いでしょう。

身元保証人を見つけておく

多くの病院や高齢者施設では、入院や入所の際に保証人が必要です。身元保証人は、相続人や親族などに頼むのが一般的です。入院費用や入居費用などを支払ってもらうことになるため、医療保険などを利用して身元保証人が使える費用を準備しておきましょう。

頼れる人が見つからない場合は、行政書士や事業者などに依頼する方法があります。必要な状況になってから探し始めても、信頼できる事業者を見つけるのが困難になる可能性が高いので、早めに探しておきましょう。

死後の手続きの準備をする

財産管理や死後の手続きを他人に頼む場合、依頼した通りに履行してもらえるよう契約書を作成しておくと安心です。具体的には、以下の3つの契約を結んでおくと良いでしょう。

財産管理等委任契約
・死後事務委任契約

財産管理等委任契約とは、財産管理をサポートしてもらうための契約です。当事者同士の契約とは別に、金融機関で代理人登録する必要がある場合もあります。

任意後見契約は、認知症などによって財産管理や医療・介護に関する契約、公的機関への手続きなどが難しくなったときに、代理人となって手続きを代理してもらう契約です。死後事務委任契約は、死亡時の葬儀や遺品整理、各種契約の解約など死亡後に必要なさまざまな手続きを代理してもらう契約です。

おひとりさまの終活サポートを行う自治体もある

自治体によっては、おひとりさま終活の支援サービスを提供しているところもあります。具体例として、以下のようなサービス内容が挙げられます。

終活の相談
・定期的な安否確認
・葬儀や納骨などの生前契約サポート
・死後に親族や知人に自治体から連絡する

サポートの内容は各自治体によって異なるため、終活を始める際にはお住まいの自治体に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

おひとりさまでも万が一のときに頼れる相続人や親族がいれば心強いです。しかし、そのような人がいない場合には行政書士や事業所のサービスを利用することもできます。依頼された代理人が死後の処理をする際には、生前に終活をしていれば物品や遺産の整理がスムーズに進みます。

そこでGoodServiceでは、終活の一環として生前整理のお手伝いを行っております。経験豊富な遺品整理士が、これからの生活のことや亡くなった後のことを考え、ご依頼主様と相談しながら整理のお手伝いをさせていただきます。専門教育を受けた専門のスタッフが迅速丁寧なサービスを提供いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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