40代からの終活は早い?おすすめできる理由とやるべきことを解説
2022/09/30
40代になると、終活の話題を耳にすることもあるでしょう。40代から終活を始めるのはまだ早いと思うかもしれませんが、早いうちから始めておくとさまざまなメリットがあります。
そこで今回は、40代からの終活がおすすめできる理由と、やるべきことについて解説します。老後の不安解消やライフプランの見直しにもつながるので、ぜひ参考にしてください。
40代からの終活は早い?
結論からお伝えすると、40代からの終活はベストなタイミングと言えます。定年後でも遅くないのではないかと思うかもしれませんが、終活を始めるタイミングは早いに越したことはありません。なぜなら、終活は身辺整理や考えることが多くなるため、体力や気力あるときに終活を進める方が楽だからです。
終活は短期間で終わるものではなく、少しずつ進めていく必要があります。荷物を整理する場合も、必要なものと不要なものを分ける時間が必要なため、想像以上にエネルギーを使うでしょう。また、情報を整理して書き留める作業もあり、できるだけ若いときに取り組む方が負担は少なくなります。
そもそも終活とは?
終活とは、自分の人生を終えるまでの準備を指します。具体的には、葬儀やお墓、身辺整理や相続などについて考えます。自分自身がどうしたいのかを伝える意味でも、自分の人生について考えておくことは大切と言えるでしょう。また、遺された家族が手続きや相続でトラブルにならないために、重要な情報を書き留めておく必要があります。
終活に対してネガティブなイメージがある方もいるかもしれませんが、近年では「残りの人生を有意義に生きるための活動」とポジティブに考えられるようになりました。実際に40~50代で終活を始める方も増えてきています。
終活は40代から始めるのがおすすめの理由
終活は40代から始めるのがおすすめの理由には、大きく分けて4つあります。
①体力がありスムーズに進む
②老後の不安を取り除くことができる
③人生プランを軌道修正できる
④親と一緒に終活ができる
それぞれ順番に見ていきましょう。
➀体力がありスムーズに進む
終活には、家に眠っている不用品や家具などを処分する作業も含まれます。大量の不用品や大型家具を運び出すのは体力が必要です。作業時のケガは年齢が増すほどリスクが高まるため、40代のうちに済ませておいた方が良いでしょう。
また葬儀やお墓の要望、相続については、家族に伝わるように書き残さなければなりません。情報を整理して漏れがないようにするには、想像以上に気力が必要です。葬儀なども整理しておくのは、早いうちが良いと思われます。
➁老後の不安を取り除くことができる
40代になると、老後を意識し始める方も多いはずです。特に老後に必要な資金に関しては、早めの計画と実践が欠かせません。ライフプランを見直すことでやるべきことが明確になり、老後の不安が解消されやすくなるでしょう。
経済的に余裕のある老後にするには、収支や貯蓄について見直す必要があります。老後について漠然と不安を抱えるのではなく、将来をイメージして具体的な計画を立てておきましょう。
➂人生プランを軌道修正できる
日本人の平均寿命は80代ですのでと、40代は人生の折り返し地点と言えます。残り半分の人生をどのように過ごしていくかをじっくり考えるためには、終活が役立ちます。例えば、子どものためにお金を残したい、退職後に趣味を満喫したいなど、目標を定めておけばお金の使い方も変わるでしょう。
また40代以降のキャリアに悩みがある方も、終活をきっかけに計画を立てやすくなります。退職後にどのような生活を送りたいかによって、転職や資格取得などの方法も視野に入るはずです。
④親と一緒に終活ができる
40代の方は両親が退職しているケースも多くなり、一緒に終活に取り組むのも良いでしょう。ただし、年齢によっては死を連想させるため、注意が必要です。まずは自分が終活について興味があることを伝え、親が興味を持ったタイミングで詳しく話すのがおすすめです。
親に終活を押しつけないのはもちろんですが、話す場所も意識するとうまくいきやすいです。例えば、旅行に行った際にリラックスした雰囲気で話すなど、自然な会話の中で話題にする方法もあります。
40代の終活で行う5つのこと
しかし40代から終活を行うにしても、何をすればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、40代の終活ですべきことを5つ紹介します。焦らずにできることから始めてみてください。
➀不用品を処分・整理する
家に不用品が大量にあると、処分・整理するときに負担になってしまいます。遺品整理が終わるまでに、数ヶ月かかることも珍しくありません。万が一のことを考えて、家にあるものを整理し、不用品は処分しておきましょう。
特に、大型の家具は処分が大変です。一人で運ぶのが難しいケースもあるため、家族や知人にお願いする必要があるかもしれません。不用品の量が多く、一人で作業するのが難しい場合は、回収業者にお願いするのも一つの方法です。大型家具だけでなく、細かいものもまとめて引き取ってもらえますので、一気に片づけたい方に向いています。
➁インターネット上のデータを整理する
不用品には、インターネット上のデータも含まれます。パソコンやスマホのデータは本人しかわからないことが多いため、早めに整理しておく方が得策です。
例えば、思い出の写真や動画などはDVDやクラウドに保存し、家族に共有しておきましょう。また、見られたくないパソコンなどのデータは削除しておきましょう。ネットショッピングや動画サービスの月々の支払いなど、登録状況を明確にしておくのも大切です。データも物品と同じで、必要なものと不要なものに分けてデジタル遺品を作らないように気をつけましょう。
➂銀行口座などの資産を整理する
銀行口座は、名義人が亡くなったときに口座が凍結します。そのため基本的には相続が確定するまで、口座から払い出しできません。ローンや公共料金の支払い口座に設定している場合は、引き落としが停止してしまうので注意しましょう。
また入院や介護、葬儀などにはまとまったお金が必要です。家族が困らないために、キャッシュカードや暗証番号、銀行印などはできる限り共有しておくと良いでしょう。
④エンディングノートを書く
終活でぜひ活用したいのが、エンディングノートです。エンディングノートとは、死後の希望やもしものときに必要な手続きの流れ・詳細などを書き留めておくノートです。
書き方に形式はなく、自分自身の情報を整理したり、家族に情報を伝えたりする目的で使います。遺言書のように法的な効力はありませんが、遺族の手続きなどで有用に使われるでしょう。
記載する内容には、以下のようなものが挙げられます。
・遺族に向けたメッセージ
・人生の振り返りや日記
・葬儀やお墓に関する希望
・連絡を取ってほしい親戚や友人、知人の連絡先
・不動産や証券などの財産
・保険やローン、クレジットカードの情報
・銀行口座の暗証番号や銀行印の場所
・登録しているサイトのログインIDやパスワード
エンディングノートには個人情報を記載するため、管理には十分注意が必要です。そのため、金庫などに保管しておきましょう。
⑤生前契約を検討する
家族や親戚に頼みづらい場合は、生前契約を検討しましょう。生前契約とは、自分が生きている間に葬儀の契約をすることです。元々はアメリカの葬儀会社から始まったと言われており、100年以上の歴史があります。葬儀の内容と費用を納得して進められることから、日本でも1990年代から生前契約のサービスが開始されました。
一昔前までは自分の死について話題にするのを避ける風習がありましたが、生活様式の変化に伴い、生前に準備をしておきたいと考える方が増えています。役所への届出や公共料金の解約、家財の片づけなど、遺族に迷惑をかけないよう事前に準備しておきましょう。
まとめ
終活は人生のゴールをイメージする作業ですので、残りの人生を価値あるものにしたいという気持ちが芽生えることも珍しくありません。終活を始めるタイミングが早ければ、ライフプランを修正するタイミングも早くなります。40代だから大丈夫と安心せず、キャリアや資産構築などを見直し、充実した老後を目指しましょう。
終活を行う上で最も労力が必要なのが、身辺整理です。不用品の整理は骨が折れる作業ですので、後回しになってしまうことも少なくありません。
GoodServiceは生前整理のスペシャリストで、専門資格を保有するスタッフが作業を行います。お客様の希望をヒアリングし、予算やご都合に合わせて回収や買取など一括対応しています。生前整理でわからないことがあれば、ぜひ気軽にお問い合わせください。
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