終活は50代から始めるのがおすすめ|4つの理由と3つのやるべきことを解説
2022/08/31
終活とは、人生の最期に関係する準備を整えることです。まだ高齢とはいえない50代の人でも、終活に適している世代といえます。本記事では、なぜ50代に終活がおすすめなのか、また何をすれば良いのか解説しますので参考にしてください。
終活を50代から意識する人は多い!
終活とは、人生の最期についてあらかじめ準備して、身辺整理を行ったり死後の要望をまとめたりすることです。終活というと高齢者がするイメージがありますが、実は50代は終活をするのに適した世代です。
実際、まだ定年を迎えていない50代のうちに終活を意識する人も少なくありません。ここからは、50代に終活が適している理由を詳しく解説します。
終活を50代から始めるべき4つの理由
終活を50代から始めると良い理由として、以下の4つが挙げられます。
➀体力に余裕がありケガのリスクも低い
➁ライフスタイルの変化に合わせて終活ができる
➂老後生活をイメージして快適なものにできる
➃突然死のリスクに備えられる
➀体力に余裕がありケガのリスクも低い
終活は、実際に最期に直面する事態になってから行うよりも、体力がある若い時にしておく方が良い面もあります。死後の要望や相続についてなどの情報は、家族にしっかり伝わるよう詳細に書き残しておく必要があり、情報を集めたり書いたりする作業は気力がいります。
また、終活の一部として物の整理も含まれますが、家にある大量の不用品や大型の家具などを運び出すには力が必要です。50代のうちに済ませておけば、ケガのリスクが抑えられるでしょう。
➁ライフスタイルの変化に合わせて終活ができる
50代はライフスタイルが変化しやすい時期なので、次のステージを考えやすく終活に向いている時期です。定年退職が近づいてくると、退職金や老後の生活資金などについて具体的に計画が立てられる時期だといえるでしょう。
また、子どもの巣立ちが多いのもこの世代です。人生の転換地点ともいえる変化が多い時期に終活をすることで、これまでの人生を振り返り、新たなライフステージに向けて前向きな気持ちになれるでしょう。
➂老後生活をイメージして快適なものにできる
50代になると老後生活を意識し始める時期です。漠然と考えているだけではなく詳細な計画を立てれば、不安を取り除けます。50代のうちはまだ退職していない人がほとんどですので、現役のうちに貯蓄の管理を始めると、経済面でも余裕のある計画が練られます。
50代時点での家族や自分の状況、また老後のライフプランによって財産に関する考え方も変わってきます。退職後にやりたいことのために資産を残したい、子どもに資産を多く残したい、など目標を明確にしておくと、退職前からお金の使い方に影響があるはずです。早めに財産管理をしておけば、経済的に余裕のある老後を送れやすくなるでしょう。
➃突然死のリスクに備えられる
50代はまだまだ若いとはいえ、突然死のリスクが全くないわけではありません。突然現れる健康問題の他にも、事故や災害などによる不慮の死は起こり得ます。万が一の時に何も準備していないと、遺された家族に大きな負担を与えかねません。
財産整理や物品整理が済んでいると、突然のことがあっても備えができているので、日常を過ごしやすくなるでしょう。また、最期に自分の言葉で話せなくなる状況も想定し、家族や友人に伝えたいことを書き残しておくこともできます。
50代の終活で行う3つのこと
終活といっても何をしたら良いのかわからない、という人もいるでしょう。50代におすすめしたい終活の内容には以下の3つがあります。
・不用品の処分・整理
・財産の整理
・エンディングノートの作成
不用品の処分・整理
人が亡くなった時に家族が困ることの1つが、遺品の処分といわれています。生前に不用品をたくさんため込んでしまっていると、突然死などがあった時に家族に大きな負担を与えてしまいます。そのため、事前に家の中にある物品を仕分けて、必要な物と不要な物を分ける作業をしておきましょう。
不用品には大型の家具なども含まれ、自分で運び出すのが難しいかもしれません。また、物品の数が多く整理が難航する場合もあります。自分だけでは不用品の整理や処分が難しいならば、回収業者に依頼する方法もあります。一度にあらゆる種類の不用品の処分を終えれば、家の中がすっきりとして過ごしやすくなるはずです。
財産の整理
財産の整理も早めにしておくべき終活の1つです。まず財産目録を作り、自分が持つ財産全体を把握します。財産には預金だけでなく、株式や貴金属、ゴルフ会員権なども含まれます。把握しきれていない財産があると、財産分与の際に家族に負担を与えたりトラブルの原因になったりしてしまうため、漏れがないようにしましょう。
意外と見落としやすいのがネット銀行やネット証券などの財産です。IDやパスワードがわからないと処理が困難になるため、家族が把握しやすいようリストをまとめておくと良いでしょう。
エンディングノートの作成
エンディングノートは、遺言書のような法的拘束力はありませんが、自分が書きたいことを自由に書き残せるのがメリットです。また財産分与や葬儀、お墓、医療や介護についての要望も書き残せます。家族や友人への想い、半生を振り返った内容など、感情面で残しておきたい内容も伝えられるでしょう。
まとめ
50代は終活をするのに適している時期だといえます。50代はまだ若く体力があり、物理的な生前整理を行うのにも十分な余裕があります。また、退職前に次のライフプランを考えたり、資金運用の計画を見直したりするのにも最適な時期です。早めに終活を行うことで、より充実した老後を過ごすための人生の見直しができます。
終活の中でも一番時間や労力を取られるのが物品の身辺整理です。大型の家具や大量の不用品がある場合、自分で全て処分を行うのは難しいかもしれません。「GoodService」では専門資格を持つスタッフが生前整理のお手伝いを行っております。それぞれの事情に合わせ、不用品の回収や買取、仕分けなどを一括してご対応いたします。生前整理に関心をお持ちでしたら、ぜひお気軽にお問合せください。
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