終活とは?いつから始める?タイミングやメリット・やることをわかりやすく解説します
2022/08/31
終活とは、人生の最期に向けて準備を行うことです。死を考えるといってもネガティブな意味ではなく、今後の人生を前向きに考えられる良い方法といえます。本記事では、終活を始めるタイミングやメリット、どのようなことをするのかを解説しますので参考にしてください。
終活とは?
「終活」とは、「人生の終わりのための活動」の略称で用いられるようになりました。人生の総括を行い、人生の最期に向けて色々な準備を行うことを指します。具体的には、身辺整理や財産整理、葬儀屋墓の準備などをしておき、死後に遺された家族の負担を少なくします。
人生の終わりと言えば、ネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、終活は前向きにこれからの人生を生きていくための良い方法といえます。
年齢を重ねる中で、老後や死後について向き合って考えていくと、自分の置かれている状況を客観的に見られます。これまでの人生を振り返ったり、大切な人について考えたりするならば、これからの人生を大切に生きていくきっかけになるでしょう。また、介護や医療、葬儀なども含めた老後から死後までのことをあらかじめ決めておけば、不安を解消して、健やかな気持ちで生活できるようになるかもしれません。
終活でやること5つ
しかし終活と言っても、具体的には何をしたら良いのかわからない人もいるかもしれません。そこで、終活でやることを以下の5つに分けてご紹介します。
・身の回りのものを整理する
・財産を整理して相続に備える
・エンディングノートを書く
・葬儀や墓について決める
・医療や介護についての希望を伝える
身の回りのものを整理する
身辺整理には、主に大切な物品のリスト化と不用品の処分があります。相続してほしい物品は、誰に何を譲りたいかを示したリストを作っておきましょう。
また生前に不用品を処分しておけば、不慮の事態が起きた時にも家族の負担が少なくて済みます。不用品が多い場合は、回収業者に依頼しても良いでしょう。
財産を整理して相続に備える
相続手続きの際は、相続人が財産全体を把握している必要があります。そのため、財産の内容をわかりやすくリスト化しておくと、漏れが起こらずスムーズです。
特に注意したいのは、ネット銀行や証券などの金融情報です。パスワード等は家族でも教えていない場合が多いため、リスト化でしっかり保存しておきましょう。
エンディングノートを書く
エンディングノートとは、遺書のような法的な拘束力はないので、自由に何でも書けます。財産相続や葬儀についての希望の他、自分の思いや家族への感謝の気持ちなど伝えたいことを残せます。
また、エンディングノートに自分の半生を振り返る内容を書くのもおすすめです。書いたことで心の整理になり、残りの人生を生きていく方向付けができるかもしれません。
葬儀や墓について決める
葬儀や墓については従来、伝統的な型にならうのが一般的でしたが、昨今では個人の希望に沿う葬儀が重視されつつあります。中には、負担の少ない家族葬や直葬を希望する人もいます。
また、墓についても「誰とどこの墓に入るか」について、多様な選択肢が選ばれるようになっています。選択を行う場合は、死後に自身の希望が尊重されるよう遺書に記しておきましょう。
医療や介護についての希望を伝える
生前であっても、健康状態により自身の意思や希望を伝えられない状態になる可能性があります。そのような事態に備え、医療や介護についての希望を書き残しておくことも終活の一部です。例えば、医療施設と自宅どちらを望むのか、延命治療などの治療方針についての内容をなども含まれます。
終活を始めるタイミングはいつから?
終活と言うと高齢者が行うイメージがあるかもしれませんが、20〜30代で終活をする人もいます。早い時点で人生について見直すと人生設計がしやすくなりますので、若い世代の終活にもメリットがあります。
また、若い人はデジタル遺品が多く残る可能性が高いため、突然の事態に備えてデジタルやアプリの管理を見直すきっかけにもなります。死というよりも、人生を意識したタイミングで終活を行えるでしょう。
終活のメリット
終活には多くのメリットがありますが、その中でも代表的なメリットには以下のものがあります。
・家族の負担を減らせる
・家族と話し合うきっかけになる
・老後の不安が解消される
・断捨離ができる
・人生を振り返り、自身について理解を深められる
・残りの人生を見つめられる
終活によって身辺整理をしておくなら、突然の時に備えて家族の負担を減らせます。また、夫婦や親子同士であっても老後や死後についての考え方はそれぞれ違います。改まって話す機会は少ないかもしれませんが、終活をきっかけに話し合い、家族の考え方を知るメリットもあります。
老後や死後について考えをまとめ、準備しておけば漠然とした老後の不安を解消できる点もメリットです。過去を振り返り、今後について決める一連の作業を終えたら、残りの人生を充実して生きていく心の準備ができるでしょう。
まとめ
終活とは、人生の終わりのための活動という意味があります。どのように人生の最期を迎えたいかを決めておくことで、これからの人生に前向きに向き合えます。終活をするタイミングは人それぞれで、若いうちに始める人もいらっしゃいます。
終活には、死後の処理を決めておくだけではなく、生前の身辺整理も含まれます。身の回りに不用品が多くあるなら、不要なものを見直して断捨離をしても良いでしょう。
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