終活は20代からでも早くない！メリットやおすすめの方法をご紹介
2022/08/31
終活は人生の終わりに向けて準備して、自分らしい生き方を決める方法の1つです。老後から取り掛かるものだと思っている人が多いですが、20代からでも早すぎることはありません。この記事では、20代におすすめの終活の方法やそのメリットについてご紹介しますので、参考にしてください。
終活とは
終活とは、人生の終わりに向けた準備のことです。例えば、お葬式やお墓、財産や相続などについて事前に決めることをいいます。
終活は死ぬ時のことを決めるだけではなく、生き方を決めるためのものでもあります。人生の最期を考えると自分を見つめる機会になり、よりいい生き方をするための見直しができるでしょう。そのため、終活は生き方を決め、生きがいを持つためのポジティブなものであるといえます。
20代で終活は、まだ早い？
終活と聞くと高齢者がするイメージがあるかもしれません。しかし、実際には終活はいつ始めても早いことはありません。実際に20代で終活に関心を持つ人も増えており、以前より浸透し始めています。
20代の若い時期に終活をすると、以下のメリットがあります。
・人生設計できる
・万が一に備えられる
・身の回りを整理できる
・両親の終活を考える機会になる
メリット1：人生設計できる
終活のメリットの1つは、人生設計の機会になる点です。20代はこれからの可能性が広がっている世代であり、仕事や趣味、恋愛など多くの要素が人生に絡み合う時期です。
そのため、自分が本当に過ごしたい人生のために必要なものを整理して、取捨選択するのに適しているといえます。人生の最期について考えることは、逆算して明確なライフプランを立てるのに役立ちます。
メリット2：万が一に備えられる
若いのに終活に取り掛かることがあるのは、万が一の状況が生じる可能性もあるからです。若くても事故や災害などで突然亡くなった場合、何も準備していないと身近な人に大きな負担がかかってしまいます。あらかじめ死後の処理について準備ができていると安心感が生まれ、現在の生活もより前向きに取り組めるようになるかもしれません。
メリット3：身の回りを整理できる
終活の一環として身の回りを整理すると、現在の生活にもメリットが生まれます。不要なものを処分し、本当に必要なものだけで生活することを心がけると、生活が豊かになるでしょう。
また本当に価値があるものを選ぶ力も身につき、ものをため込まないので生活が整い、ストレスが減ることもあります。
メリット4：両親の終活を考える機会になる
自分自身の終活について考えると、普段知る機会の少なかった公的な手続きや葬儀や墓、相続関連の情報を得られます。終活を通して得た知識は、両親の終活の助けになるでしょう。
子どもがまず自分の終活をすることは、両親にとってもいいきっかけになるかもしれません。
20代におすすめの終活
終活と言っても、何をしたらいいのかわからないという人もいるでしょう。そこで、20代におすすめの終活の内容を5つご紹介します。
・断捨離（生前整理）
・デジタル遺品の整理
・ドナー登録
・エンディングノートの作成
・財産目録の作成・ライフプラン設計
断捨離（生前整理）
人が亡くなった時に身近な人が困る処理の1つが、遺品整理です。部屋の中に不要なものが大量にあると、処分に多くの時間や費用がかかってしまいます。
20代では、子どもの頃から捨てずに置いてある物品もまだまだあるかもしれません。そんな時は、残すものと不要なものを仕分ける断捨離をしてみましょう。
デジタル遺品の整理
パソコンやスマホの中に残っているデータも遺品の一部です。たまっている動画や画像などは、不要なものは削除して、必要なものは保存方法を考えましょう。
SNSもIDとパスワードがわからないと家族が手続きを行いにくく、死後も残り続けてしまう恐れがあります。死後にアカウントの乗っ取りや流出などが起きないよう、管理してもらうための準備が必要です。SNSや有料アプリなどのIDやパスワードをまとめてリスト化しておくと、万が一の時の備えとなります。
ドナー登録
ドナー登録をしておくと、ドナーカードがもらえます。突然の事故死などの際に意識不明状態でも、臓器提供の意思表明ができます。また、延命治療を希望するか否かなども書き残しておくといいでしょう。自分の意思を口で伝えられない状況を想定した準備をしておくと、万が一の時にも安心です。
エンディングノートの作成
エンディングノートとは、遺言書のように法的な拘束力を持たない分、自由に書き記せます。死後の準備については、葬儀の方法や財産相続など希望を書き残しておくといいでしょう。
また突然自分が亡くなってしまった時に、伝えておきたい家族や友人に対する気持ちなどを書いてもいいかもしれません。中には、自分の半生を振り返った内容をエンディングノートに書き残しておく人もいます。
財産目録の作成・ライフプラン設計
財産目録は、自分が所有している財産全体をリストアップしたものです。また、20代はライフプランによって貯蓄や資産運用の状態も変化していく世代のため、ライフプラン設計についても書き記してみると具体的な計画が立てやすくなります。
20代で終活する際の注意点
20代で終活する際には、注意点もあります。終活をするとある程度死を意識させられますが、ネガティブな感情にならないよう注意しましょう。
終活の本来の目的は人生をより充実させる気持ちになるためのものです。感情的に落ち込んでいる時など、ネガティブな意味で死を捉えてしまう時期は避け、未来を考える気持ちの時に取り組みましょう。
まとめ
終活とは、人生の最期を考えて自分を見直し、ライフプランを立てる方法の1つです。20代でも早すぎることはなく、万が一の状況に備えられます。また、人生をより豊かにする目標を持てるようになるメリットもあります。
終活の重要な内容の1つに生前整理があります。突然の死が起こった場合、遺族が困ることの1つが大量の遺品の処分です。
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