生前整理として断捨離を行う際のコツとは？手順や不用品の処分方法も解説
2022/07/27
生前整理の一つとして、断捨離を行う人もいますが「何から始めるべきかわからない」といった疑問が出てくるかもしれません。そこで今回は、断捨離をスムーズにこなすためのコツについて解説します。
具体的な方法・手順についても触れているため、慣れていない人でも断捨離を始められます。さらに、処分方法については4パターン解説しています。処分に困っている人も、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、生前整理として断捨離を行うメリットから見ていきましょう。
生前整理として断捨離を行う3つのメリット
生前整理として断捨離を行う3つのメリットを解説しますので、断捨離を行うべきか悩んでいる人は参考にしてみてください。
自分の人生を見つめ直せる
断捨離を始めると、自分のこれまでの人生を見つめ直すきっかけになります。「もの」には自分と共に人生を歩んできた思い出が詰まっています。断捨離はものに向き合って人生を見つめ直す機会ですので、今後について考えられるタイミングとなるでしょう。
親族に残したいものを整理できる
断捨離では不要なものを選別できますので、親族に残しておきたいものを整理できます。断捨離をしなかった場合、親族は思い出の品や資産価値のあるものなどの判断がつかないかもしれません。
しかし、生前に断捨離をしていれば残すべきものを自分で判断して整理できるため、亡くなった後でもスムーズに遺産相続できます。
自分が亡くなった後の、親族の負担を軽減できる
遺品整理では、貴重品（印鑑やカード類、パスポートなど）や形見の品、不要品などを仕分けなければなりません。故人の死により心身ともに疲弊している親族にとって、遺品整理は負担が大きい作業です。
しかし、断捨離で遺品の量を減らせれば、遺品整理の負担は軽くなります。故人との別れを惜しむ時間に余裕を持たせることもできるでしょう。
断捨離の前に確認！スムーズに進めるための3つのコツ
断捨離をスムーズに進める際は、ここから解説する3つのコツを押さえておきましょう。
保有している財産をリストアップしておく
保有している財産をリストアップしておくと、トラブル発生のリスクが抑えられます。断捨離＝ものを捨てるということではありません。断捨離とは、必要なもの・不要なものを整理する作業です。
残すべき財産を誤って捨てないよう、リストを作って整理しておきましょう。遺族にとっても、残された財産を把握しやすくなります。
仕分け基準を明確にしておく
断捨離では仕分けの基準を明確にしておくと、スムーズに作業を進められます。捨てるかあるいは残すかを一つずつチェックしていては時間がかかりすぎてしまうため、思うように断捨離が進められないかもしれません。
以下の例を参考に、仕分けの基準を明確化してみましょう。
＜仕分け基準の例＞
・思い出の品かどうか
・財産として残せるかどうか
・親族に受け継いでほしい品かどうか
断捨離はカテゴリーごとに進める
断捨離はカテゴリーごとに行うと、作業をスムーズに進められます。一度にまとめて断捨離しようとすると、量が多すぎて途中で断念してしまうかもしれません。
さらに、断捨離する場所（自室やキッチン、リビングなど）によっては、事前に決めた仕分けの基準が当てはまらないことも考えられます。まずはカテゴリーを決めて、手軽に始められるポイントから断捨離を進めてみましょう。
また、個人情報など捨てるべきか判断の難しいものは、適宜チェックしながら処分することをおすすめします。まとめて処分してしまうと、今後の生活に支障をきたすかもしれません。
写真などの思い出の品は、最後に処分しましょう。思い出の品を見ていると当時のことを思い出してしまい、作業が進まないかもしれないため注意が必要です。
断捨離を行う方法・手順
断捨離が初めての人は、ここから解説する方法・手順を参考にしてみてください。
➀：期限を決める
まずは断捨離を行う期限を決めて、スケジュールに合わせながら作業できる準備をします。期限が定まっていない場合、時間だけがかかってしまい思うように断捨離が進まない恐れもあります。とどこおりなく断捨離が進められるよう期限を決めておきましょう。
②：必要なもの・不要なものを仕分ける
必要なもの・不要なものを仕分ける際は、以下のような専用のボックス（ダンボールなど）を用意すると作業がはかどります。
＜仕分け用のボックス＞
・必要なもの
・不要なもの
・保留のもの（判断が難しいもの）
断捨離スタート直後からものを捨てるのではなく、一度ボックス内に入れておくと誤って捨ててしまうリスクが軽減されます。さらに、保留のボックスを作っておけば判断が難しいものは後から検討できます。
➂：不要なものを処分する
仕分けが終わったら、不要なものを処分します。「不要なものボックス」に分類されたものは、そのまま処分してもいいでしょう。
保留ボックスに入ったものに関しては、事前に決めておいた「仕分けの基準」や「財産リスト」などをもとに処分するかどうか判断しましょう。どうしても判断できない場合は、「数ヶ月保管してから、全く使わないものから処分する」方法もあります。
④：必要なものを、整理しながら片付ける
「必要なものボックス」に入ったものは、整理しながら片付けていきます。日常生活では使わない「思い出の品」や「資産になるもの」などがあれば、ボックス内で保管しておいても問題ありません。
生活に必要なものから取り出して、少しずつ片付けていきましょう。
断捨離を行う際のポイント
断捨離を行う際のポイントを2つ解説するので、作業が思うように進まないときはチェックしてみてください。
一人で行うのが難しい場合は、親族に手伝ってもらう
一人での作業が難しい場合は、親族にも手伝ってもらいましょう。事前に作成した「リスト」や「仕分けの基準」などを伝えておけば、自分と同じ判断で断捨離を進められるはずです。
さらに、親族に遺しておきたい財産についても、その場で話す機会を設けられます。
生前整理サービスの利用もおすすめ
生前整理サービスを利用して、専門家からサポートを受けることもおすすめです。このようなサービスでは、専任スタッフによる丁寧な作業に期待できる他、付属するサービスとして相続手続きのサポート（業者によっては実施していないところもありますので、チェックしておきましょう）などもあります。
「自分の力では断捨離しきれない」「資産相続に関して相談したい」といった場合は、生前整理サービスの利用も検討してみてください。
断捨離で出た不用品の処分方法
断捨離で出た不用品の処分方法を挙げますので、参考にしてください。
親族や知人にゆずる
不用品を処分する際は、親族や知人に引き取ってもらえるか相談してみましょう。親族・知人であれば処分費用がかからずに処分できます。
ただし、人にゆずる際は品物の状態がいいかどうか、汚れはないかなど確認しなければいけません。そのため、ある程度の清掃を行う手間がかかることも理解しておきましょう。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップに売れば、お得に不用品を処分できるかもしれません。リサイクルショップによっては、出張査定・買取やオンライン査定なども行っています。自分で持ち込む手間が省け、処分費用もかからない方法です。
ただし、買取不可と判断される可能性がある他、値が付かない状態で回収されるリスクがありますので、気を付けましょう。
寄付・寄贈する
不用品は寄付・寄贈して処分する方法もあります。寄付・寄贈であれば、処分費用がかからないだけでなく、他の人に有効活用してもらえます。
寄付・寄贈しやすいものの例を挙げますので、参考にしてみてください。
＜寄付しやすいもの＞
・食品類（レトルト品など）
・コイン
・衣類
・文房具
＜寄贈しやすいもの＞
・書籍
・CD
・楽器
・衣類
寄付は金銭のイメージが強いかもしれませんが、物品寄付を受け付けている団体もあります。一方、寄贈は公共性のあるものであれば、自治体に贈れます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者であれば、依頼した日にまとめて不用品を処分できます。費用はかかるものの、手間をかけずに処分したい場合におすすめの方法です。
ただし、高額な処分費用を請求する悪徳業者も存在するので、依頼する際は実績や口コミも確認しておきましょう。処分費以外の積み込み費や運送費などの有無などを、業者に問い合わせることも大切です。
まとめ
生前整理として行う断捨離は、自分の人生を見つめ直して親族への負担を軽減できるメリットがあります。ただし、方法やコツを知っておかなければスムーズに作業を進められないかもしれません。「断捨離の前に確認！スムーズに進めるための3つのコツ」や「断捨離を行う方法・手順」を参考に、手際よく進めていきましょう。
断捨離が上手く進められないと感じたときは、以下の方法もおすすめです。
＜断捨離を行うポイント＞
・親族に手伝ってもらう
・生前整理サービスを利用する
生前整理サービスを利用する際は、「GoodService」を検討してみてください。365日即日対応なので、困った際はいつでも相談できます。
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