一軒家の遺品整理にかかる費用相場は?決まり方や安く済ませる方法を解説
2022/06/30
一軒家の遺品整理を検討している方には、どんな費用が必要で、具体的にいくら支払うことになるのか気になっている人もいるでしょう。最初に結論から申し上げると、一軒家の遺品整理にかかる費用は部屋の間取りによって、おおよその金額が決まっています。
今回は、一軒家の遺品整理にかかる費用の項目や間取り別の料金の相場を解説していきます。記事の後半では、一軒家の遺品整理にかかる費用を安くおさえる方法についても解説しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
一軒家の遺品整理にかかる費用相場は?
一軒家の部屋の間取り別に分けて、遺品整理にかかる費用相場をまとめました。
【一軒家の遺品整理にかかる費用相場】
部屋の間取り | 費用相場 |
---|---|
1K | 約30,000円~40,000円 |
1LDK | 約60,000円~110,000円 |
2LDK | 約90,000円~180,000円 |
3LDK〜 | 約150,000円~300,000円 |
1LDKまでなら約10万円で遺品整理を依頼できます。ただし3LDK以上となると約30万円もかかることになるので、資金に余裕がない場合は利用自体が難しいといえるでしょう。
「自分には支払えそうにない」という人は、記事の後半で記載している【一軒家の遺品整理費用を安くおさえる4つの方法】をご覧ください。
一軒家の遺品整理費用は何で決まる?
一軒家の遺品整理にかかる費用については、なんとなくイメージできたと思います。しかし、なぜこれだけの高額な費用を支払わなければならないのか納得できない人もいるでしょう。
そこで、一軒家の遺品整理でかかる費用が何で決まるのか、その内訳について解説していきます。
立地・間取り
一軒家の遺品整理の費用は、対象の物件の立地や間取りによって変動します。物件がある場所によっては交通費が多くなってしまったり、間取りが悪いと家電や家具、不用品などの搬出が難しいため人件費がかさんでしまったりするのです。
不用品・ゴミの量
処分する不用品やゴミの量が多いほど、遺品整理にかかる費用は高額になってしまいます。ほとんどの業者で、不用品やゴミの量に応じてトラックの台数やサイズを決めるため、現場の状況によっては高額な費用を請求されるかもしれません。
不用品・ゴミの内容
不用品やゴミは量だけでなく、その内容によっても料金が変動します。不用品やゴミは可燃ゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミなどに分類したうえで処理されます。その際、サイズが大きいものや処理が難しいものは、どうしても処分費用が高額になるのです。
また粗大ゴミが多い場合は、どうしても費用がかさんでしまいます。家電や家具などのうち、リサイクルできないものは買い取ってもらえないため、運搬費用に上乗せで別途費用が発生します。可能であれば、粗大ゴミは自治体の回収サービスを利用したり、家電ショップで引き取ってもらったりしておくといいでしょう。
作業人数
また遺品整理の作業人数によっても費用は変動します。たとえば遺品の量が多く、あるいは搬出が困難な間取りの場合は、その分作業人数が多く必要になりますので、人件費がかさんでしまいます。しかし、人件費を削るために作業人数を減らすと、時間がかかりすぎることや搬出自体が難しくなることも考えられます。
アパート・マンションの階数
業者によっては、アパートやマンションが高階層の場合に追加費用を設定しているところがあります。マンションにエレベーターがある場合でも、周辺環境を配慮してあえて使用しなかったり、遺品のサイズが大きく利用できなかったりするため、その分でも作業費が高額になるのです。
完了期限
遺品整理を完了する期限があるかどうかも、費用の変動に関わってきます。親族のスケジュールなどの都合で、遺品整理を早めに終わらせたい場合、通常より作業人数を増やさなければならず、その分人件費が余計にかかってしまうからです。
たとえば一軒家の遺品整理の作業が本来2日かかるところを1日で終わらせたい場合、単純に2倍の人件費がかかります。その際、早く済ませるためにトラックの台数を増やすことも十分考えられるので、さらに高額な費用が発生することも考えられます。
完了期限を早めたい場合は、遺品整理にかかる費用が高額になってしまうことも考慮してから依頼するようにしましょう。
一軒家の遺品整理費用を安くおさえる4つの方法
一軒家の遺品整理にかかる費用の内訳を知ったことで、勘のいい人なら「少しなら安くできるのでは?」と思われたかもしれません。何故なら、遺品整理にかかる費用は人件費をおさえて業者を入念に比較すれば、安く済ませられるからです。
そこで、一軒家の遺品整理にかかる費用を安くおさえる4つの方法について詳しく解説していきます。
①買取も同時にしてもらう
遺品整理にかかる費用を安くおさえたいなら、遺品や不用品を搬出する際、買取も同時に行ってもらうといいでしょう。遺品や不用品を高額な料金で買取してもらえれば、遺品整理の作業料金からその金額分を差し引いてもらえます。
ただしすべての遺品整理業者が対応しているわけではないので、買取してもらいたい場合は依頼先を事前にリサーチしておく必要があります。遺品整理業者の買取サービスは、骨董品やアクセサリーの専門鑑定士がいるなどとさまざまです。買い取ってもらえそうな遺品や不用品がある場合は、対応している業者に依頼するといいでしょう。
②できる限り自力で片付けをしておく
遺品整理費用を安くおさえたいなら、できる限り自力で片付けを済ませておくことも重要です。搬出する遺品が少なければ、その分だけ作業人数を減らせて費用を少なくできるからです。
遺品の整理作業は自分で行えるものがいくつかあるので、費用をおさえるためにもできる範囲のことは事前に済ませておきましょう。
粗大ゴミがある場合、自治体のサービスで処分しておけば、業者に依頼するより割安になることもあります。ゴミの量や種類を確認し、できる限り減らしておけば大幅な節約につながるでしょう。
片付けを済ませておくという意味では、生前整理も有効な方法です。高齢の人の場合は生前整理をして片付けておけば、遺品整理にかかる費用を減らすことに大きく貢献できるはずです。
③複数の遺品整理業者で相見積もりをとる
遺品整理にかかる費用を少しでも安くおさえたいなら、作業を依頼する業者の候補を増やすことも有効な方法です。複数の遺品整理業者で見積もりをとれば、最安の依頼先を見極めやすくなるでしょう。
遺品整理業者は見積もりだけなら無料のところが多いです。費用をおさえるだけでなく、悪徳業者を見極めるためにも、最低でも2〜3社をピックアップして比較しましょう。業者によっては、訪問・現地見積もりを無料対応してもらえるところもあります。
見積もりは電話やメール、LINEなどで簡単にできるので、できる限り多くの業者に連絡してみてください。
④近くにある業者に候補を絞る
遺品整理にかかる費用を安くおさえたいなら、周辺エリアの地元業者に候補を絞るのもいいでしょう。近くにある業者なら、交通費がそれほどかからない分、安く済ませられる可能性があります。業者によっては、物件までの距離が遠い場合に追加料金を請求されることもあるので注意してください。
まとめ
一軒家の遺品整理にかかる費用は間取りによって料金相場が変わってきます。また立地や不用品・ゴミの内容などによっても大きく費用が変動します。少しでも遺品整理にかかる費用を安くおさえたいなら、遺品の買取や自分で片付けることも視野に入れて、業者を検討するといいでしょう。
遺品整理費用の安さ、買取対応の業者をお探しの人は、遺品整理・生前整理のプロ「GoodService」へ、ぜひお気軽にご相談ください。
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