遺品整理の費用はいくら?相場と実例をご紹介
2022/03/11
残された遺品の中には衣類・家電・家屋など様々な種類があります。すべての思い出の品をそのままにしておけないため、いつかは片づける必要があります。しかし、遺品整理を少人数で行うことは非常に労力がかかります。そこで紹介したいのが 遺品整理サービスの利用です。
ここでは遺品整理の費用や相場などをご紹介します。
遺品整理の費用相場は20万円程度
遺品整理サービスを利用する前に、まずは相場を知りましょう。今回は、対象となる物件の間取り別に遺品整理の相場をご紹介します。
間取り別|遺品整理の料金表
間取り別で見た一般的な費用は下記の通りです。
間取り | 料金 | 必要人数 | 必要なトラックの台数 | 作業にかかる時間 |
1R~1LDK | 30,000円~200,000円 | 1人~4人 | 1台~1台半 | 1時間~6時間 |
2DK~2LDK | 90,000円~350,000円 | 2人~6人 | 1台~2台半 | 2時間~8時間 |
3DK~3LDK | 150,000円~480,000円 | 3人~8人 | 1台半~3台 | 5時間~12時間 |
4DK以上 | 250,000円~ | 5人以上 | 1台半~ | 6時間~数日 |
ただし、費用は依頼する業者によって違うため、見積りで費用の確認が可能です。
一軒家の遺品整理における費用相場
一軒家の遺品整理には、100万円程度がかかると言われています。マンションやアパートとは違い、一軒家は部屋数だけではなく庭や物置が作業場所に含まれます。
そのため、一軒家の遺品整理をするときは複数の業者に見積りを依頼し、費用を比較して決めることが大切です。
費用に影響する要素はさまざま
遺品整理の費用はあくまで目安です。下記の要素によって、費用が変動する可能性もあります。
・部屋の広さ部屋数
・片づける荷物の量
・荷物の種類
・作業に必要な人数
・作業時間 など
見落としがちな要素として挙げられるものは、エレベーターや駐車場などの有無のような作業環境や、荷物の種類です。エレベーターや駐車場によって、運ぶ距離と時間が左右されます。
たとえば、エレベーターがなく、すべて階段で回収する場合、その分作業の時間と労力がかかります。
また、駐車場と作業する場所が近ければ余分な費用がかかりません。加えて参考として、大きな物や危険物は、処分に手間がかかり、その分費用も大きくなります。
遺品整理に100万円かかる場合
遺品整理の一覧で費用の目安をご紹介しました。ただし、以下のように特殊な作業をするときは、遺品整理に100万円以上かかることがあります。
・ごみ屋敷の状態
・捨てるために分別しなければいけない
・吊り下げ作業で荷物を搬出する
・特殊清掃を実施
上記の作業は通常の作業より人数を要し、特殊な道具を使用します。たとえ、特殊な道具が不要でも、大きな家具や家電の運び出しには数十万円の費用が発生します。
そのため、見積額が100万円以上だったとしても、不当な高額請求に該当しないこともあります。
高額請求を防ぐ方法
とはいえ、不当に高額請求をしてくる業者はいるため、高額請求を防げるよう業者を見極める必要があります。以下に、高額請求をする可能性がある業者の特徴をまとめました。
特徴 | ポイント |
店舗の詳細が不明瞭 | 住所や電話番号、代表者名などが公式サイトや名刺にない、または一部しか公開していない 名刺を持っていない |
見積書を提示してこない | 見積書を出さない 見積書に作業内容や作業内容ごとの費用を記載していない |
訪問しない | 現場を見ずに見積書を提示してくる |
遺品に対する扱いが雑 | 遺品の扱いが雑すぎる 勝手に処分してしまう 接客態度が悪い |
そして、高額請求をされないために、業者を見抜くポイントは以下の4つです。
・複数の会社に見積り依頼をし比較する
・追加請求の可能性を確認する
・1人で立ち会わない
・対応が丁寧であること
特徴やポイントを知っていても、いざ、その立場になると気づかないことは否定できません。そのため、少しでも怪しいと感じる業者には依頼しないことが重要です。
弊社実例|遺品整理にいくらかかったかを紹介
ここでは、弊社グッドサービスでご提供した遺品整理サービスの料金実例をご紹介します。弊社では、どのプランも「ホームページを見た」と伝えると10%割引になります。また、部屋の状況によっては、フリープランが安くなることもあります。フリープランはプラン外の作業にも対応可能です。
1Kの場合
プラン内で最も安い料金です。ただし、荷物の量や内容が影響して価格は変動します。
料金 | 41,800円~ |
10%OFF | 37,620円~ |
作業人数 | 2人 |
トラックの台数 ※交通費含む |
2tトラック 1台 |
作業内容 | 梱包運搬 簡易清掃 供養(合同供養) |
1DKの場合
運搬用の車に1BOXカーが追加されると、2万円ほど高くなることが分かります。
料金 | 63,800円~ |
10%OFF | 57,420円~ |
作業人数 | 2人 |
トラックの台数 ※交通費含む |
2tトラック 1台 1BOXカー 1台 |
作業内容 | 梱包運搬 簡易清掃 供養(合同供養) |
1LDK/2DKの場合
1LDKは1Kや1DKより広いため、作業人数とトラックの台数が増えます。
3人体制だと10万円以上はかかる見込みです。
料金 | 107,800円~ |
10%OFF | 97,020円~ |
作業人数 | 3人 |
トラックの台数 ※交通費含む |
2tトラック 2台 |
作業内容 | 梱包運搬 簡易清掃 供養(合同供養) |
2LDK/3DKの場合
間取りが増えると、作業人数とトラックの台数がより増加します。
料金 | 173,800円~ |
10%OFF | 156,420円~ |
作業人数 | 4人 |
トラックの台数 ※交通費含む |
3tトラック 1台 2tトラック 2台 |
作業内容 | 梱包運搬 簡易清掃 供養(合同供養) |
3LDK/4DKの場合
最も多い間取りに対応したプランです。
料金 | 239,800円~ |
10%OFF | 215,820円~ |
作業人数 | 5人 |
トラックの台数 ※交通費含む |
3tトラック 1台 2tトラック 3台 |
作業内容 | 梱包運搬 簡易清掃 供養(合同供養) |
遺品整理を負担する人は相続人
遺品整理に関連することは、すべて相続人が負担します。
一般的に相続人は遺言がない限り下記の人が該当します。
・相続人:配偶者
・第一順位:子どもまたは孫
・第二順位:父母または祖父母
・第三順位:兄弟や姉妹
遺品整理は相続人が行うため、複数いるときは全員でしなければいけません。
また、遺品整理も相続人全員で行うことが一般的です。遺言で他人が指名された場合は、指名された方が相続人(受遺者)です。
そのため、本人が受諾し相続人になれば遺品整理の責任が発生します。とはいえ、相続人だけという少人数で遺品整理をすることは困難です。長年、暮らしてきた家には相続人が把握しきれていない量の遺品が残されています。
そして、分別しながら捨てなければいけないため、相続人だけで片づけようとすると意外と時間がかかります。
また、遺品は小さな物だけではなく、大型の家具や家電も処分対象です。そのため、前述のとおり、遺品整理を相続人だけで行うよりも、遺品整理業者に依頼する方がスムーズに進みます。
孤独死した場合の多くは国に帰属
孤独死をするとほとんどの場合、国に帰属すると法律で決まっています。そのため相続人がいないと、国庫が管理します。国庫管理にするための手続きを、下記にまとめました。
・相続財産管理人の選任したことを官報に掲載して知らせる
・相続人がはっきりしていないときは、公告にて相続人を探す
・他に遺産が残っていれば国庫に帰属する
・受遺者や債権者などの利害関係人または検察官が「相続財産管理人選任の請求」を家庭裁判所に申し立てる。
・相続人が確定しなかったときは、遺産が残っていて家庭裁判所の審理があれば特別縁故者に遺産を分与する
国庫に帰属するまでに少なくとも1年以上は必要です。手続きをするのは無料ではなく、相続財産管理人を選ぶだけでも数十万円はかかります。
遺品整理の費用を安くする方法
遺品整理は自身で行っても遺品整理業者に依頼しても費用が発生します。そこで、遺品整理業者に依頼したとき、費用が安くなる方法をご紹介します。
複数社から見積もりをとって比較する
遺品整理の見積りは、複数社に依頼をし取り寄せて比較すると各社の違いが見えてきます。遺品整理の見積りを取る方は少ないため、中には言い値で料金を付けてくる遺品整理業者がいることも現状です。よって、費用を安くするためには少なくとも3社に見積りを依頼します。
そして、取り寄せた見積りを比較して金額だけではなく、項目内容も確認して決めることが大切です。
自分の出来る範囲で整理してみる
遺品整理業者にすべてを任せると確かに負担は減ります。しかし、片づける量が多いと、運搬用のトラックの台数や作業人数などが増え費用に影響します。
費用を抑えるためのポイントは、自分ができる範囲で整理することです。
時間や人手に余裕があるときに、荷物の整理をして減らすことも大切です。
買取や売却サービスを利用する
遺品整理業者は荷物を捨てるだけではなく、買取と売却サービスも行っています。たとえば、買取できる荷物があると査定され、遺品整理の費用から買取金額が差し引きされます。
買取と売却サービスができる遺品整理業者を利用すると便利でしょう。
リサイクル商品として売れる荷物があっても、自分で買取店に持ち込む時間がない方におすすめです。
遺品整理を行うタイミング
遺品をそのままにしておくと家が片付かず、相続に影響しスムーズに進まなくなることがあります。しかし、遺品整理をはじめるための目安はありません。そこで、四十九日を目安にすることも方法のひとつです。
その他、故人との思い出がある品の整理には、相続人が個人に対して心の整理ができたときを目安にする方もいます。
複数の相続人がいる場合は、遺品整理を始める時期について話し合うことが重要です。また、遺品整理とは違いますが、自分が亡き後に相続人が困らないように生前整理することも方法のひとつです。
遺品整理でできること
遺品整理業者は遺品を処分するだけではなく、下記の内容にも対応しています。
・必要品と不用品の仕分け
・全不用品の回収(産業廃棄物・危険物・医療機器・一般ゴミを除く)
・買取や売却サービス
・ハウスクリーニング
・リフォーム
・買取品の査定
・貴重品の捜索
・合同供養など
もちろん、対応できる内容は遺品整理業者によって違います。
そのため、求めるサービスがある遺品整理業者を探しましょう。
遺品整理の費用を比較して業者を決めよう
遺品整理業者は複数あり、費用を比較して業者を決めることが大切です。遺品整理や生前整理でお困りの方はGoodServiceにお任せください。
弊社は遺品整理・生前整理を専門としております。故人さまやご遺族の方の想いに寄り添う丁寧なサービスをさせていただきます。
パックプランやフリープランも多数あるため、お気軽にご相談ください。
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