遺留品とは?遺品との違いは?遺留品を整理する手順を解説します
2022/02/25
「遺留品」という言葉は、テレビドラマで聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、詳しい意味合いを知っている人は、少ないのではないでしょうか。遺留品と遺品は同じような意味合いだと思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、遺留品のほうが、遺品よりも広い意味をもっています。
本記事では、遺留品の詳しい内容、遺留品と遺品の違いや遺留品を整理する手順を解説します。
遺留品とは?
遺留品とは、『死後に遺していった品物』のことです。
また『持ち主が忘れ遺した品物」の意味合いもあります。ドラマや映画などでも、遺留品という言葉はよく使われます。ドラマや映画などで、「現場に残された遺留品が犯人の手がかりだ」などというセリフを聞くこともあるでしょう。
「亡き父の遺留品整理をする」という文章で使った場合は、「死後に遺していった品物」を指します。「犯人の遺留品」という言葉は、持ち主が忘れ遺した品物の意味です。
遺品との違いは?
遺留品と遺品とは意味合いが異なり、遺品のほうは意味が限定的です。故人が大切にしていたものや日常的に使っていたもの、家族に遺したものが、遺品です。つまり、故人にゆかりがあるものを指します。
遺留品は、犯罪捜査ドラマの中でよく使われる言葉です。前の項でも説明しましたが、遺留品は遺されたものを意味します。故人が遺したもの、持ち主が忘れ遺したものが遺留品ですので、故人の死後に遺したものに対してのみ使う言葉である遺品のほうが、意味合いが限定的です。
遺留品を処分する手順
遺留品を処分する手順は、以下のとおりです。
①仕分けを行う
②処分すべきものを分別する
③適切な方法で処分を行う
遺留品を処分する際は、まずは仕分けを行い、次に処分すべきものを分別します。最後に、処分するものは、ルールに沿って適切に行います。
それでは、以下の項目で遺品ともいわれる故人が遺した品物に関する、遺留品の処分について詳しく見ていきましょう。
①仕分けを行う
遺留品の整理は、3つに仕分けます。
・貴重品など残すもの
・リサイクルできるもの
・処分するもの
上記のように3つに分けると、ただやみくもに行うよりも断然仕分けやすい上に、仕分けの速度も上がります。
貴重品や思い出の品などの大切なもの・残すべきものは、間違って処分しないように仕分けましょう。箱に入れるなど、ほかのものと区別すれば、間違って捨ててしまうリスクが下がります。
不要なものだが価値があると判断できるものは、リサイクルにまわします。リサイクルで買い取り可能なものは「製造から5年以内の家電」「ブランドの衣類」です。製造から5年以上経過している家電は、買い取ってくれない可能性が高くなってしまいます。
また、ブランド以外の洋服も、買い取り不可となるケースが多いです。貴重品や大切なもの、リサイクル品となるものを除いた残りが、処分するものになります。
②処分すべきものを分別する
処分すべきものは、以下のように分別を行います。
・燃えるごみ
・燃えないごみ
・粗大ごみ
・処理困難なごみ
燃えるごみ | 紙、革製品、生ごみなど |
---|---|
燃えないごみ | ガラス、金属類、電球、スプレー缶など |
粗大ごみ | 大型家具、家電、布団など |
処理困難なごみ | 消火器、金庫など |
居住地域の自治体によってごみの分別方法は異なる場合があるため、ごみの分別をする際は、地域の自治体のHPを見て確認しましょう。
③適切な方法で処分を行う
不要なものは、粗大ごみ・一般ごみ・家電リサイクル法の回収・買い取り・お焚き上げなど、適切な方法で処分を行います。
リサイクルできるものは、リサイクルショップに買い取ってもらいます。そのほかの不要なものは、自治体のルールに従って処分しましょう。
遺留品を処分する際の注意点
遺留品を処分する際には、3つの注意点があります。
・貴重品は分けておく
・大きな家具の運び出しは注意
・作業日の目安を決める
自分で遺留品を処分する場合、失敗してしまう場合もあるため、注意が必要です。それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
①貴重品は分けておく
貴重品は、分けておきます。多くの遺留品を整理する際、間違って大切なものや貴重品を廃棄処分してしまう場合もあります。貴重品は段ボールなどに入れて、間違って捨てないようにしましょう。
②大きな家具の運び出しは注意!
大きな家具の運び出しは、注意が必要です。大きな家具を一人で運び出そうとすると、バランスを崩して転倒する恐れもあります。家具が重すぎて腰に負担がかかり、腰を痛める結果になる場合もあるでしょう。また、運搬中に壁にぶつけたり、床に落として家を傷つけたりする可能性もあります。
大きな事故につながる恐れもあるため、一人での運び出しは危険です。家具を運び出す際は、複数人で行いましょう。
③作業日の目安を決める
遺留品を処分する際は、作業の目安を決めましょう。目安の日にちを決めていないと、面倒なことは後回しにしがちになってしまいます。だらだらと先延ばしにすると、中々片付きません。
たくさんの遺留品を整理するのは、大変な作業です。時間も労力もかかります。まずは仕分けをして、貴重品やリサイクルにまわすもの、廃棄するものを仕分けましょう。仕分けをしたらごみの処分は3日以内に行うなど、具体的な作業目安を決めると、放置したままになるのを防げます。
遺留品の処分を遺品整理業者に頼むのもおすすめ
遺留品の処分は、遺品整理業者に頼むのもおすすめです。自分たちで遺留品の処分をすれば費用はあまりかかりませんが、時間や労力がかかるため、大変になってしまいます。自分たちの手には負えない、スピード感をもって作業をしたいと思うなら、業者への依頼を検討しましょう。
遺品整理業者のメリットは、以下のとおりです。
・自力処分が難しい大きな家具も処分してもらえる
・価値あるものは買い取りをしてもらえる
・遺品の供養をしてくれる
遺品整理業者に依頼すると、自力では難しい大きな家具も、運び出してくれます。プロですので、床や壁に傷がつくこともありません。運び出し後は正しく処分してくれますので、処分方法によって、いちいち分類する手間もありません。
また、価値あるものはリサイクルショップに持っていかなくても、遺品整理業者が買い取りをしてくれます。さらに、遺品の供養も行うため、依頼者側の負担にならずに遺品整理が完了するでしょう。
まとめ
遺留品とは、死後に遺していった品物や、持ち主が忘れ遺した品物の意味です。遺留品を処分する際は、注意事項があります。
・貴重品は分けておく
・大きな家具の運び出しは注意
・作業日の目安を決める
貴重品は別に分けなければ、間違って処分する恐れがありますし、大きな家具は、複数人で運び出しを行わなければ、家自体を傷つける恐れや、運び出しをしている人が怪我を負う恐れがあります。また、作業日の目安を決めなければ、ずるずると先延ばしになってしまい、整理が進まないかもしれません。
自力での遺留品処分が面倒な場合、遺品整理業者への依頼も検討しましょう。遺品整理では「GoodService」がおすすめです。
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