遺品整理士とはどんな資格?業務内容や所得方法を解説!
2022/01/24
近年、遺品整理士への注目が高まっていることをご存じでしょうか。遺品整理にまつわる著書や映画、ドラマで、見聞きしたことのある方も多いでしょう。
遺品整理士の資格を取得すれば、遺品整理に関する一定の知識とノウハウが身につくため、遺族の気持ちに寄り沿ったサービスを行えるようになります。本格的に遺品整理士を目指す方は、資格取得に向けて準備や勉強を始めてはいかがでしょうか。
この記事では、遺品整理士の資格について、詳しく解説していきます。遺品整理士の業務内容や資格の取得方法、遺品整理士のいる業者に依頼するメリットを知りたい方は、この記事を読んで参考にしてください。
遺品整理士とは?
遺品整理士とは、亡くなった方の遺品を整理する仕事のことです。遺族に代わって部屋の清掃を行ったり、不用品を解体・仕分けしたりします。
さだまさしさんによる原作小説が映画化された『アントキノイノチ』で、遺品整理士について知った方も多いでしょう。遺品整理士という仕事が注目され始めたのはここ最近のことで、それまでは、一般の清掃業者などが依頼を受けていました。
当時は法整備が進んでおらず、高額請求や、悪質な不用品買い取りや持ち出しが行われるなどのトラブルが相次いでいる状況でした。そこで遺品整理士としての仕事の重要性が高まり、社会的に注目されることとなったのです。
遺品整理士には、遺族の気持ちを尊重した、丁寧な作業が求められます。資格を保有していなくても業務を行えますが、専門的知識を有していることで適切な処置ができるため、遺族の信頼を得られるでしょう。
遺品整理士の資格
遺品整理士は、『一般社団法人 遺品整理士認定協会』が設立した民間資格になります。法律で規定された国家資格ではないものの、取得することで遺品整理に関する一定の知識とノウハウを取得できます。
遺品整理の専門家として業務にあたる際には、遺族の信頼を得るためにも、遺品整理士の資格を取得しておくとよいでしょう。
<遺品整理士の資格について>
資格の種類 | 民間資格 |
---|---|
発行団体 | 一般社団法人 遺品整理士認定協会 |
難易度 | 合格率65% |
申し込み資格 | 誰でも可能 |
認定方法 | 遺品整理士認定協会が発行する教本・DVD・資料集による講座の受講後、レポート提出を行って合格通知を得る |
遺族に代わって法規制に尊守した遺品整理を行える遺品整理士として認定されると、以下のことが行えます。
・遺品整理業に関して、正しい対応が身につく
・遺品整理業に関する正しい理解を世の中に広められる
合格率65%という比較的易しい資格ではありますが、3人に1人は不合格になるなど、決して容易い試験ではありません。
高齢化社会の訪れによって、今度ますます遺品整理士としての仕事はニーズを高めていくでしょう。遺品整理士としての仕事を志している方は、正しい知識を得るためにも、遺品整理士の資格取得を目指してはいかがでしょうか。
遺品整理士の業務内容
遺品整理士が行うのは、以下のような業務内容です。
<遺品整理士が行う仕事内容>
・部屋の清掃
・不用品の解体や仕分け、処理
・家財道具の運び出し
・簡易的な清掃 など
そのほかに、ハウスクリーニングや遺品の供養などを行う遺品整理士もいます。
一見すると、清掃業者が行う仕事内容と変わらないようにも思われますが、たとえ不用品であっても、遺族の気持ちを尊重し、丁寧に扱うことが遺品整理士には求められるのです。
遺品整理士として働くものは、遺品整理のプロとして遺族の気持ちに寄り沿いながら、これらの業務にあたります。
遺品整理士の資格を取得する方法
遺品整理士の資格を取得するためには、以下の手順を踏む必要があります。
①申し込み
WEBもしくは電話で、養成講座の申し込みを済ませます
②教材が到着したら、受講を開始する
教本・DVD・資料集・問題集が到着します。教本・DVD・資料集を使って遺品整理士養成講座を受講し、理解を深めましょう。
③レポート提出
問題集に沿って、課題レポートを作成します。レポートはWEBもしくは郵送にて提出しましょう。レポート提出期限は2か月間ですが、無料で更新可能です。
④合格通知の発送
およそ2か月後に、合否の通知が届きます。合格の通知がきた場合は、認定手続きを行いましょう。
⑤認定証書の発行
認定証書と資料が手元に届きます。
遺品整理士養成講座を受講する場合には、入学金25,000円が必要です。また、認定手続きを含む会費は、7,000円となります。
認定日から2年間が有効期限のため、遺品整理士としての資格名称を活用するために、忘れず更新手続きを行いましょう。
遺品整理士のいる業者を選ぶべき2つの理由
この章では、遺品整理士のいる業者を選ぶべき2つの理由をご紹介します。遺品整理士のいる業者を選ぶことでどのようなメリットが得られるのか知りたいと考えている方は、ぜひチェックしてください。
悪徳業者への不安が減るから
遺品整理士のいる業者を選べば、悪徳業者への不安が減ります。遺品整理は人生で何度も経験することではありません。だからこそ「どの業者を選んだらよいかわからない」と、感じている方も多いものです。
遺品整理士のいる業者であれば、不法な料金を請求するような悪徳業者に引っかかる恐れはなくなるでしょう。
高品質なサービスが受けられるから
遺品整理士は亡くなった方の持ち物や部屋の清掃などを行う、いわばプロフェッショナルです。正しい知識を身につけた専門家に依頼をすれば、高品質なサービスが受けられるでしょう。
遺品整理士は遺品に対して敬意を払いながら、適切な分別と処置を行います。遺族の気持ちに寄り沿った最適なサービスを受けたい方は、遺品整理士のいる業者を選びしょう。
遺品整理業務に必要な資格
遺品整理業務には、以下の資格が必要です。
<遺品整理業務に必要な資格>
・一般廃棄物収集運搬許可証
・産業廃棄物収集運搬許可証
・古物商許可証
聞き慣れない言葉ばかりなのではないでしょうか。遺品の整理業者は、これらの資格を有している必要があります。遺品整理士の民間資格とは異なり、いずれも所持せずに業務を行うと、違法行為とみなされてしまうのです。
それぞれについて、詳しくお伝えしていきます。
一般廃棄物収集運搬許可証
一般廃棄物収集運搬許可証は、家庭ごみを収集・運搬するために必要です。遺品から出る廃棄物やごみを処分するためには、市町村から許可を得ていなくてはいけません。
しかし、一般廃棄物収集運搬許可証の新規取得は非常に難しいため、遺品整理業者の多くは、許可書をもつ業者に委託して対応しています。
遺品整理業者を選ぶ際には、一般廃棄物収集運搬許可証を得ている、もしくは委託業者に任せているのかを確認しましょう。
産業廃棄物収集運搬許可証
産業廃棄物収集運搬許可証は、金属くずやゴムくずなどの一般家庭から出るごみ以外の産業廃棄物を収集・運搬するために必要です。
一般廃棄物収集運搬許可証と間違えやすいのですが、扱う廃棄物の内容が異なります。産業廃棄物収集運搬許可証を得ているのかも、業者選びに際には重要となるチェック項目です。
古物商許可証
古物商許可証を取得していれば、遺品を有料で買い取りできます。骨董品やブランド品などの価値ある有価物の買い取りを行うためには、欠かせません。
遺品の売却ができれば、遺族は遺品整理のサービス料から相殺することができるため、費用を浮かせられるメリットがあります。不要となる遺品が多い場合は、古物商許可証を得た業者を選ぶとよいでしょう。
まとめ
遺品整理士の資格について、認定方法や業務内容など詳しくお伝えしていきました。遺品整理士を志している方は、まずは資格を取得して、正しい知識とノウハウを身につけるとよいでしょう。
そのほかにも記事では遺品整理士のいる業者に依頼するメリットについてもご紹介していますので、遺品整理をお考えの方は、ぜひ記事を参考にしてください。
遺品整理を依頼する機会は、何度も訪れるものではありません。知識がないまま依頼してしまうと、悪徳業者に引っかかってしまう恐れもあります。遺品整理に関する知識を深めて、後悔のない選択をしましょう。
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