pH(ぴーえいち)
目次
pHとは
pHとは水溶液の性質を知るための単位です。
読み方はピーエイチ、もしくはペーハーと読みます。
昭和53年にピーエイチで統一はされていますがどちらを使っても通用します。
1から14までの数字で示されていて数字が小さいと酸性、大きいとアルカリ性です。
主な数値の基準
酸性↑
(酸っぱい)
胃液1.5
ワイン2
レモン2.5
中性
梅干し7.5
海水8.5
漂白剤12
こんにゃく12.5
カビキラー13
(苦い)
アルカリ性↓
※ものによっては多少の数字の変動はあります。
掃除するときにどう役立つのか
汚れは主にアルカリ性と酸性と分けることができます。
アルカリ性の汚れは主に水垢汚れや石鹼カスが主で逆に酸性の汚れは主に油汚れや皮脂汚れが主です。
アルカリ性の強いものを触ると皮膚が溶けます。
塩酸を触るとぬるぬるするのは皮膚が溶けているからなのです。
またほかにも弱酸性のボディーソープやシャンプーなどが販売されています。
一般的にはアルカリ性のボディーソープやシャンプーがほとんどです。
酸性の皮脂汚れを落とすにはアルカリ性のボディーソープやシャンプーなどを使うのが適当ですが、肌の弱い人などはアルカリ性では刺激が強い場合があります。
ですから弱酸性のボディーソープやシャンプーを使うことによって肌に優しく汚れを落とすことができます。
ただ洗浄力はアルカリ性の物よりは少し劣ってしまいます。
もともと乾燥肌の場合だと体の油分が無くなりすぎず乾燥も防ぎやすくなります。
いろいろ考え出すと奥が深くて難しくとらえがちですが要するにアルカリ性の汚れには酸性の洗剤、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使うということです。
つまりpHの濃度を中和させることによって汚れを浮かせることができます。
上記のような性質を利用することによって簡単に掃除することができます。
クエン酸と重曹
最近では専用の洗剤を使わずクエン酸や重曹を水に溶かしたもので掃除をする人が増えています。
食用と掃除用と分けられているので使う際には確認して見ましょう。
実際、どの汚れに使えばいいのかいまいち分からない人も多いのではないでしょうか。
クエン酸と重曹を持っておくと家じゅうを掃除することができます。
・クエン酸
クエン酸は名前の通り酸性です。
酸性ということは逆のアルカリ性の汚れに強いです。
水垢や石鹸カスに強いので水回りの掃除に適しています。
クエン酸を水に溶かしスプレーとして使ったり濃度を濃くして漬け置きなどができます。
また消臭作用もあるのでトイレ掃除にも向いています。
但し、大理石やアルミの家具などに使ってしまうと素材を傷つける場合があります。
使う前に気をつけましょう。
もし不安な場合は見えない部分に一度試してみてから使ってみると良いでしょう。
・重曹
重曹はアルカリ性です。
アルカリ性ということは逆の酸性の汚れに強いです。
油汚れや垢汚れに強くお風呂場や床、コンロ周りの掃除に適しています。
重曹はきれいに拭き上げないと白く跡が残ってしまうことがあります。
少し頑固な水汚れには重曹を水に溶かすのではなくそのまま粉を振りかけてこすると研磨もされて汚れが落ちやすくなります。
但し、傷をつけたくないところなどは気を付けて掃除をしましょう。
重曹にも消臭効果があるのでお風呂掃除をした際など排水溝の臭いが気になる、という場合は濃度を濃いめに作って流したり漬けておくと良いでしょう。
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ご自身ではどうにも対処できなくなってしまった汚れなどがあればお気軽にご相談ください。
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