生活保護(せいかつほご)
目次
生活保護って何?
厚生労働省によると生活保護は生活に困っている、苦しんでいる人に対してそ必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保証するとともに、自立を手助けすることを目的としている制度のことです。
現在の収入が厚生労働大臣が定めた最低生活費を下回る場合が生活保護を受ける条件になっています。
働いていても最低生活費を下回っていたり、親族から支援をしてもらえない等の理由により生活保護を申請する人がほとんどです。
最低生活費は住んでいる地域や世帯人数によって異なってきます。
ご家族や親せき等と同居していて収入がある場合は生活保護を受けることはできません。
生活保護を受ける場合は様々な資産も生活費にするため手放す必要があります。
例えば必要不可欠ではない自動車、クレジットカード、2台目以上のスマートフォンやパソコン等のタブレット、未使用の商品券といった利用可能な資産は可能な限り処分をします。
ほかにも高級品(ブランドものや宝石といった現金化できるもの)は可能な限り処分する必要があります。
上記のような資産を手放し、現金化して生活費に充てていきます。
また、生活保護を受けるには基本的に所有してはいけないものもあります。
・10万円以上の現金、もしくは貯蓄金
・貯蓄性のある保険(生命保険や学資保険など)
・土地、株券、消費者金融や銀行ローンのカード
何が支給されるのか
生活扶助
日常生活に必要な食費や被服費、光熱費が支給されます。
住宅扶助
アパートやマンションの家賃が実費で支給されます。
家賃もどんなところでも住んでよいわけではなく、定められた範囲内の家賃になっています。
教育扶助
義務教育を受けるために必要な学費や用具費が支給されます。
定められた金額が支給されます。
医療扶助
医療サービスの費用が負担されます。
本人負担はなく、直接医療機関にま支払われます。
介護扶助
介護サービスの費用が負担されます。
本人負担はなく、直接介護事業者に支払われます。
出産扶助
出産費用を定められた金額で実費が支給されます。
生業扶助
働くために必要な技術や資格を取得するための費用が負担されます。
定められた金額が実費で支給されます。
葬祭扶助
葬祭の費用が定められた金額で実費で支給されます。