カルキ(かるき)
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カルキとは
耳にしたことはある、見たことはあるけど実際何なのか知らない、という方はいませんか。
カルキとは塩素のことで水道水の中に含まれている成分です。
塩素と聞くと体に悪いのではと思いますが濃度が決められており人体に被害が及ばない程度の濃度になっています。
カルキ抜き
日本の水道水は安全性が高くそのまま飲むことができます。
ですがカルキのにおいや味がしてあまり得意ではない、と思う方も多いのではないでしょうか。
カルキを抜くことでカルキ特有の癖のある味が無くなります。
カルキを抜く方法はいろいろあります。
1つは少し時間がかかってしまいますが10分間煮沸することです。
煮沸することによってカルキが抜けていきます。
また、汲み置きをする方法もあります。
汲んだ水道水をできる限り日光に当てる方法です。
量にもよりますが半日程度から2日間かかる場合もあります。
ほかにもビタミンCと反応させる方法もあります。
レモンやレモン汁、そのほかビタミンCを含むものを一緒に入れるとあっという間にカルキを抜くことができます。
お店等でお水を出された際、レモンが入っていることがあります。
もちろん香りづけの意味もあるかもしれませんが実はカルキ抜きをするための意味もあります。
カルキ抜きの工程が面倒だな、と思う場合は浄水器などを購入するとよいでしょう。
ただ、浄水器は定期的に買い替えるなどすこし費用が掛かります。
カルキを抜くと味は良くなりますが消毒の働きをしていた塩素が無くなってしまうので菌が繁殖しやすくなります。
カルキ抜きをしたらはやめに消費するようにしましょう。
カルキ汚れ
シンクや鏡、ケトル内などに白っぽい汚れを見かけたことはありませんか。
カルキ汚れはスポンジでこすってもなかなか落ちず、きれいにするのに一苦労です。
濡れた際に毎回拭けば防ぐことができますがなかなか面倒でできない人も少なくないかと思います。
最後にカルキ汚れをどう対処するとよいのかお伝えさせていただきます。
カルキを抜く際に使われていたビタミンCはカルキ汚れも落とすことができます。
代表的なものはクエン酸です。
ほかにも酢でもカルキ汚れを落とすことができます。
水で少し薄めた後に円を描くようにこすったり頑固な汚れの場合はキッチンペーパーなどでパックをしたりすると落ちやすいです。
頑固な汚れには重曹を使うことで汚れを落とすことができます。
重曹は水に溶けにくく研磨作用もあるので研磨をしてはいけない場所(ケトル内や鏡)には使わないよう注意しましょう。