棚の肥やし…処分に困る「半端物」とは

半端物とは、一般的に全部揃っていない物、完全でない物などを指します。

近年、リサイクルの流れの中で不要品の買い取り業者や、ユーズド商品の買い取りショップが増えていますが、そういったショップに持ち込まれる商品の中に、ウエディングの引き出物やお祝いなどでいただく食器のセットなどがあります。こういった食器のセットは、個人で不要品を持ち寄るフリーマーケット、バザーなどでもしばしば目にします。

ただ、食器棚を整理してみると、いただいたセットの中で小皿2つは使ったものの、カップは使わずに残っている、プレートが1つだけ欠けてしまった、夫婦茶碗の片方だけ残っているなど、半端になった物が奥の方へ追いやられているということはないでしょうか。そのような半端物は出品しても売れないだろう、業者やショップでは引き取ってもらえないだろうと思いつつ、処分に苦慮して食器棚の肥やしになっているというケースも多いのでは？

半端物も需要はある！？その活用方法

しかし、近年は単身世帯や核家族が増加しいることなどもあり、必ずしもセットで揃っていなくても活用したいという需要は増えています。中古品販売のショップやフリーマーケットでも、お値打ちに購入できるという点にメリットを感じ、買い求める方もいます。また、ビンテージ物のプレートやデザイン性の高い物、ブランドの物などであれば、半端物の中から掘り出し物を探し、インテリアの一部として取り入れるということもできるでしょう。

食器類以外にも、編み物で使った上質な毛糸が残ってしまった、いただき物のタオルセットがあるものの、一人暮らしなので余ってしまうなど、探してみると暮らしの中には使うに使えない、捨てるに捨てられない半端物があふれています。

必要とする人の元へ。日本の半端物が活躍する場は・・・

グッドサービスのように、不要品の回収業者の中には、いらなくなった半端物を引き取り、必要としている海外へ輸出するというルートを持っている業者もあります。前述の食器類以外にも、衣類や生活雑貨などの小物から、タンス、食器棚といった大きな家具類まで、セットの一部しかないなどの半端物であっても、海外ではまだまだ活躍できる品物もたくさんあり、需要が高くなっています。

半端物だからと諦めず、不要品回収やリサイクル業者の情報を収集し、その業者が引き取った品物をどのようにリサイクル、リユースしているかという実績を調べた上で、信頼できる業者に相談してみるのも良いでしょう。