特殊清掃・特別清掃(とくしゅせいそう)
目次
特殊清掃とは~通常の清掃との違い
特殊清掃とは、孤独死のように死後、長期間を経過してから遺体が発見された現場や、自殺、事件、事故など通常とは異なる状態で遺体が発見された現場において、原状回復をする特殊な清掃のこと。特別清掃ということもあります。
また、火災やボヤ、水害などの災害復旧をはじめ、飲食店で用いられる什器類の強力な油汚れ、石材などのシミ抜き、カーペットなどに付着した重度な汚れ、タバコ臭やカビ臭、ペット臭といった日常的に蓄積してしまった臭気などの清掃を、広義として特殊清掃・特別清掃と呼ぶこともあります。
特殊清掃の具体的な工程
近年、孤独死の増加により、特殊清掃・特別清掃を請け負う業者が増えています。市販の洗浄剤や清掃機器、一般的な洗浄方法やハウスクリーニングでは除去できないシミや汚れ、悪臭などを除去するため、特殊な技術を有する専門業者に依頼する必要があります。
特殊清掃・特別清掃の工程は業者によってさまざまですが、例えばグッドサービスでは、まず体液や血液などから感染症を防ぐため、二酸化塩素を使用して強力な消毒剤を散布してから作業を開始します。その後、汚染箇所を解体、撤去してから清掃、消毒、消臭作業を実施。必要に応じて提携のリフォーム業者と連携して、原状回復を図ります。
信頼できる業者を選ぶポイント
特殊清掃・特別清掃で最大の要となるのが、消臭・脱臭作業です。異臭の元を分解して、臭いの根源から取り除くための専用機器として、業者の中では「Panther-J」という機器が知られています。残臭を完全に除去できる他、除菌効果にも優れた、世界的にも評価の高い機器です。例えばグッドサービスの特殊清掃では、このような高性能の専用機器において消臭や除菌、消毒作業を進めます。
業者を選ぶ際の一つの参考になるのが、一般社団法人 日本除菌脱臭サービス協会の認定を得ているかどうかという点です。一般社団法人 日本除菌脱臭サービス協会では、オゾンショックトリートメント(OST)法に準拠した処理法を採用。一般社団法人 日本除菌脱臭サービス協会では、孤独死脱臭マイスターや除菌マイスター、脱臭サービスなど、特殊清掃・特別清掃に関するさまざまなセミナーや講習会を開催していますので、このような機会を通じ、スキルアップ、最新技術の導入などを積極的に行っている業者であるかどうかを確認することも、違法業者や悪徳業者を見抜く一つのヒントになるでしょう。