2019/09/18 お知らせ
グッドサービスでは4年以上続けている活動がございます。
ご依頼1件につき100円(ワクチン5人分)を「認定NPO法人世界の子供にワクチンを日本委員会」様を通して寄付させていただいております。
今年で5年目で毎月必ず欠かさず継続中の活動ですが、その活動を団体の方にお認めいただき始めて海外視察にお誘いいただき増した。
今回の視察の国はバヌアツでした。
ちなみにこの団体ではバヌアツ、ミャンマー、ラオス、ブータンの4か国の支援をしております。
バヌアツという国名をお誘い頂いたときに初めて知ったのですが、フィジー、ニューカレドニアに挟まれた位置にある国となり、昔イギリスとフランスの共同統治国だった歴史を持った国となります。
近隣国を聞くとリゾートで有名な国なのでお金持ちの国では無いかと思ってしまうのですが、実際に現地に行ってみると一部富裕層が大半のお金を持っており、様々な島で成り立っている国なので、少し街を離れるとインフラもまだまだ整っていない国でした。
インフラも整っていない国(地域)においてどのようにワクチンが届けられ管理して子供たちの元に届き利用されているかなどを見させていただきました。
まずはバヌアツにある唯一国営の病院を訪れました。
中央病院の建物には日本の支援に参加しているようで日本の国旗がところどころ見られました。
バヌアツで一番大きい病院とのことで中を見させていただきましたが、日本の医療になれている私からしたら、ベッドがあるだけで設備があまりにも無いという印象でした。
ICUなども見させていただきましたが、唯一その部屋だけエアコンが効いており涼しいだけであとは、、、
という印象を持ちました。
バヌアツでは入院中は看護師さんがお世話をするという文化が無く家族が共に寝泊まりをして身の回りの世話をするシステムらしく患者さん以外にも家族の方も多くいらっしゃいました。
医療設備があまりない病院でしたが、日本から支援しているワクチンなどの保管用の冷蔵庫はしっかり稼働しておりました。
次にこのワクチンをバヌアツで管理している保健省の中央保管庫に行き、ワクチンの運搬される流れやシステムを教えていただきました。
ユニセフ経由でワクチンが発注され中央保管庫に届き、各島へこの大型冷蔵庫から仕分けをして輸送しております。
輸送といっても各島へ定期便が出ているわけではないので、発注が入ったら小さな離島の場合は職員さんがクーラーボックスの中にワクチンを入れ2日くらいかけて運搬するといういかにも効率が悪い方法で届けているようです。
効率の良いようできないかと色々質問をさせていただきましたが、このやり方しかないのが現状らしいです。
次にここのワクチンが使われる村の視察にいき現地の方と交流をさせていただきました。
バヌアツに病院というものは少なく、アウトリーチといい保健省職員さんと看護師さんが村まで行きそこに住民が集まっていただきワクチン接種や健康相談をすることが日常生活だと知りました。
保健省のトラックが現地に着くと自然と赤ちゃんを連れたお母さんたちが集まってきて母子手帳をみて子供の様子を看護師さんに見てもらっていました。
連絡システムなどなく、そこに来たお母さんが近くのお母さん友達を呼んできて時間が経つにつれどんどん増えお母さんたちの憩いの場のようになっていました。
田舎の村でのワクチン接種とは別に街中では保健所があり保健所も朝からにぎやかでした。
別日にバヌアツの首都ポートビラから飛行機で1時間ほど離れたタンナ島という島に行き、離島でのワクチン接種の現状も視察させていただけました。
さすが田舎ということもありテレビで出てくるような悪路を通り島の中でもさらに田舎の村へトラックに揺られながら行き貴重な体験をさせていただきました。
村へ着くと私たちが来ることが知らされていたようで、現地のお母さん方から食事のおもてなしをしていただきました。
この村の小さな保健所でも赤ちゃんのワクチン接種の場面や今抱える問題点など現地の看護師さんからお話を聞き、今後支援できる方法などをお話しさせていただきました。
この保健所にも来られないさらに山奥の赤ちゃんなどは看護師さんが風のうわさで情報を仕入れ、定期的に何時間も歩いてワクチン接種の為に現地に足を運んでいるとのことでした。
そこには車も入れないような道しかなく、出生などの情報管理などもないため、このようなやり方しかないようです。。。。
ワクチンに関係ありませんが、帰り道に別の村の方と道ですれ違いこの風貌で歩いているのでかなり印象的でした。
かなり怖かったですが、興味があったので色々お話を聞いてみるとこの大きなナイフはココナッツを落としたり切ったりするナタのようなものらしいです。
周辺にココナッツ畑が広く分布していたので納得ですがこの格好で道を普通に歩いているのでかなり怖いです(笑)
話をしたらすごく優しい方だったので方に欠けているパチンコのようなものは何をするのか尋ねると、野鳥を取るのに使用するようです。
実際に使用しているところを見せてもらいましたが、すごくかっこよかったです。
継続的に子供たちに携わる支援をしたいと考え始まった活動ですが、しっかり役立っていると改めて実感ができ益々支援をしていきたいと思った視察となりました。
何気なしに弊社にご依頼をいただいたとしてもその料金の一部は必ず世界のどこかの子供たちに役立つようになっております。
お客様の支援あってのことですが、微力ながらこの活動はずっと毎月続けていきますので、直接支援をお考えの方がいらっしゃいましたらお問い合わせ頂ければ幸いです。
今回、JICA・Unicefの方や日本大使館の方々のご協力も多くいただいたこともあってか、後日に現地新聞の1面に大きく取り上げていただきました。