2017/11/20 お知らせ
遺品整理と引っ越しの作業は良く似ていると言われていることはご存じでしょうか。
なぜかといいますと、荷物を部屋から搬出してトラックに積み込むという作業内容が同じだからです。
しかし、遺品整理と引っ越しでの最も大きな相違点は荷物の持ち主がいるかいないか、ということです。
持ち主がいないということは、どこに何があるのか誰にも分りません。
そんな持ち主のいない荷物を遺品と不用品に分けて整理するのが遺品整理です。
遺品整理を扱っている業者は遺品と不用品に分けて、搬出するのが仕事ですが、全て業者に任せっきりにするのは少し心配ですよね。
本来ならご遺族の手でできれば良いのですが、それが厳しい場合もあると思います。
そこで業者に依頼した際にご遺族がやっておくと良いことをご紹介いたします。
単なる引っ越しならご自身で分類できますが、ご遺品は何が出てくるか見当もつきません。
ですから、ご遺品として残しておくものと不用品として捨てるものを明確に決めて、業者の方に伝えておきましょう。
業者の方と意志の疎通がしっかり行われていなかった場合、ご遺族の方が遺したいと考えている物まで不用品として判断されてしまう可能性があります。
それぞれ価値観は異なりますから、細かいことまでしっかりと伝えましょう。
遺品整理の最中に出てくる代表的な例として、直筆の手紙、昔の預金通帳、年金手帳、印鑑、卒業証書などが挙げられます。
これらは主に箱類に入っていることが多いでしょう。
見つかった時にどのように処理をするか事前に考え、伝えておくことでスムーズに作業を行うことができますよね。
しかし、業者に依頼するのと同時にご遺族の方で先に分別しておくのはあまり良いことではありません。
なぜならご遺族の方がする分別方法と業者が持ち込む分別方法が、異なる場合があるからです。
一般家庭の基準で燃えるゴミと燃えないゴミなどで分別してしまうと、業者は2重の手間がかかってしまいます。
ですから、業者が来る前に手を加えたいという方は、必要なものだけを取り除き、後はそのままの状態にしておきましょう。
良かれと思ってしたことが、実は手間を増やしている可能性があります。
遺品整理と引っ越しは、似ているようで大きく異なる点があることを知っていただけたでしょうか。
早く正確に分別するため業者に依頼することはおすすめしますが、分別方法に関してしっかりと意志の疎通を行っておくことが重要です。
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