2018/04/24 お知らせ
不用品回収を業者にお願いするときにはどの業者にどのようなサービスを申し込めばいいのか、なかなかわからないかと思います。
実際に10年以上業界に携わっているプロからのアドバイスをお伝えできればと思います。
まず引っ越しや急な事柄で不用品が出るときは少量で時間に余裕がある場合でしたら住まれている自治体の粗大ごみをご検討されると思います。
大量の場合では何にどこから手を付けたらよいかわからないので、とりあえずネットで検索される方が多くいらっしゃいます。
不用品回収と検索すると数多くの業者、比較サイト、口コミなどが出てきて、その中で各業者さんによって、詰め放題プランというのと目にすることがあります。
詰め放題・・・何となく明朗会計でよさそうと思う方が多くいます。
確かに私たち長年続けておりますプロの業者でもお客様と不用品の量や料金の話をするときの目安としてトラック〇車分とかトラック〇台は必要ですよね、などの会話はよくします。
目次
何となく量のイメージは、つきやすいのですが、逆に何となくの量しかわからないのです。
何となくの量しかわからない、内容も分からない状況で、確実に30000円ポッキリなど、お客様か業者かどちらかに損が出る可能性が多いです。
分かりやすく具体的なお話ですと、まず量の部分で、2t車と一言で言っても2tの平ボディ(箱型ではなく屋根などないタイプ)のショートタイプでしたら縦310㎝横160㎝の床面積が4.96㎡となります。
2t車でも2tロングワイドサイズとなりますと縦435㎝横208㎝の床面積が9.048㎡となり同じ2t車でも約4㎡もの差が出てきます。
4㎡あるとかなりの量の荷物が載ることは想像できるかと思います。
サイズによって様々ですが、おおよそチェストに冷蔵庫、折り畳みベッドや洗濯機くらいは余裕で乗るくらいの量ですので、これくらいの違いが出ると思っていただければと思います。
上記サイズより大きな超ロングというさらに大きな荷台サイズもあったりします。
今お伝えしたのはあくまで面積での2t車の違いですが、体積の違いのほうがより多く損得が出てきます。
このようなトラックでしたら荷台が箱ではないので、積み荷の荷崩れなどを考えるとある程度の量までしかどう考えても積むことはできません。
うまく詰めたとしてトラックの壁部分の3倍~4倍の高さまで(1.5m程度)で中身はぎっしりというわけにはいきません。
不用品をお得に持っていってもらうためには同じ金額でより多く持って行ってもらうことです。
そう考えると箱車との違いを考えると運べる量の差が驚くほど出てきます。
平ボディのサイズでおおよその体積を予想すると2tショートサイズで※うまく多く積み込んで約7.5㎥、ワイドロングサイズで約13.5㎥程度になります。
※積む人の個人差が多く出ますので、積みなれている人は多く詰めると思います。
その中でもちろん積めるのに積まない、インチキをする人もいると思いますよ。
箱者の場合2tショートのサイズで詰める容積は約10.2㎥でロングサイズでしたら、約20㎥となります。
平ボディとの差は2tショートサイズで約2.7㎥、ロングサイズで約6.5㎥の差が出てきます。
荷台が箱車の場合は積み込みに慣れてないない方でも走行中の荷崩れの心配がないのでとにかくぎっちり積むことができるので、実際はもっと差が出てくるかと思います。
分かりやすい物量をお伝えするとおおよそショートサイズで公衆電話ボックス約1.5個分、ロングサイズでしたらおおよそ3.2個分の量が変わってきます。
こう思うと相当な量の違いが分かるかと思います。
このように2t積み放題を選んだ場合これくらいの差はしっかり説明を聞いていなかったら2t車に変わりはないので、依頼をした後に言い訳が何もできず、損得がはっきり出ます。
このようなトラブルなど起こりやすいので、あまりお勧めはできませんがどうしても積み放題しか頼みたくないということでしたら、しっかりサイズを聞いておくことは重要かと思います。
サイズをしっかり調査したらもしかしたらお得に使えるかもしれませんね。
ただ、業者は損をしたくないので、色々な言い訳でこれ以上積めないなど言い訳をしてくる話もききますが、、、
量の問題はこのような感じで、もっと重要なのがホントに何でも積み放題なのか?!
この点は事細かく、しっかり聞いておかないとあとあと凄く面倒なことになることもあります。
まず、量にもつながりますが、タンスなど大型家具ばかりを積めば5~6点くらいですぐにトラックいっぱいになってしまいます。
詰め放題の料金にはよりますが、この場合はだいたい業者側が得をします。
業者の中では処分に厄介なもの(処理に手間や費用がかかるなど)ばかり詰められるとお客様側は得をしますが、業者側は必ず赤字になってしまいます。
その例として、金庫などの重量物、ペンキなど液状の不用品全般、土が大量に入った大きな植木鉢やリサイクル家電の冷蔵庫や洗濯機、ブラウン管テレビなどですが、仮に業者に問い合わせの時点でこの品目を詰め放題で同じ料金で持って行ってとお願いをしたら間違いなく断ってくると思います。
結局積み放題というのは業者に有利な内容なら引き受けるというのが現実は多くあります。
なかには誇りをもって赤字でも引き受ける業者があればすいません。。。
このように詰め放題プラン=何となく金額が分かりやすく追加料金などなさそうで頼みやすいというイメージですが、色々なところに落とし穴がいっぱいあります。
逆を言えば、そこをうまく利用してお得に回収しても楽ことも可能となります。
お客様側から見ての積み放題の最大のメリットはこのように落とし穴をうまく利用することが一番のメリットになってきます。
その場合はしっかりと業者と交渉できる方で、言った言わないの水掛け論に発展しないようにサインなどの色々な証拠をしっかり用意して業者に依頼をするとトラブルも起こりにくく良いでしょう。
でも変なトラブルや交渉などが面倒な方はしっかり事前見積もりを取って業者に委託するのが正解です。
グッドサービスでも料金目安でトラックサイズでの目安で料金プランは載せておりますが、金額は〇〇円~となっており、定額の料金パックは作っておりませんので、100%事前見積もりでお客様がご納得いただいてからの回収しか行っておりません。
色々なサービスをよく理解し比較検討されることをお勧めいたします。
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