2016/04/01 生前整理・終活
近年では、自分の人生の最期に自由な時間を過ごすという考え方が一般的になり、終活もより広まっています。
終活というと、暗く、悲しいイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、自分の人生の最期を見つめ直すことはこれまで経験したことがない分、精神的にダメージを伴うことも多いでしょう。
しかし、終活は自分の人生を見つめ直すとても良いきっかけになるでしょう。
その終活において多くの人が活用しているのが、エンディングノートです。
エンディングノートには、自分の葬儀での取り決めや自分の思いや家族へのメッセージを書き込むことが一般的になっています。
その中でも特に、家族へのメッセージについては長い時間をかけて悩む方が多いようです。
そこで今回は、エンディングノートで家族に伝えたいメッセージについてご紹介したいと思います。
一つ目は、家族への感謝の気持ちです。
家族へのメッセージというと、まず感謝の気持ちを伝えることが頭に浮かびますよね。
しかし、絆が強いほど感謝の気持ちを素直に伝えるきっかけは少ないものです。
みなさんのなかにも、家族に感謝のメッセージを伝えたことがある方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
特にそういった方にとっては、エンディングノートを活用することによって、効果的に思いを伝えられそうです。
さらに、エンディングノートに家族へのメッセージを書き込むうちに、新たな発見が生まれ、家族に対する思いがいっそう深まる場合もありますよね。
そういった感謝の気持ちをもって残りの時間を過ごすことによって、より豊かな最期に時間を過ごすことができそうです。
そしてもう一つは、謝罪のメッセージです。
特に、長年一緒にいる家族の場合は、謝れなかったこともあるでしょう。
こういった謝罪のメッセージは、一度機会を逃してしまうと、なかなか謝るきっかけを見つけにくいものです。
エンディングノートを通して、こういった心のわだかまりを取り除くことは、本人にとっても家族にとってもとても気分が良いことです。
さらに、これまで言えなかった秘密や、伝えていなかったことをあえて書き込んでみるのも良いでしょう。
最近では、家族の形態も多様化し、直接的にメッセージを伝えることが難しい場合もあります。
そういった家族の場合は、エンディングノートを通じて家族との心の繋がりを保ち続けることができそうです。
エンディングノートを使って終活をされている方は、ぜひ家族への素直なメッセージを綴ってみてはいかがでしょうか。