2016/04/05 生前整理・終活
みなさんは、「終活」というとどういったことを想像されますでしょうか。
「終活」という言葉が普及し始めたばかりの頃は、やはり暗いイメージをお持ちの方が多かったように思います。
しかし、この言葉が広まっていくにつれて、こういったマイナスのイメージよりも、「より良い最期を過ごすための活動」といった印象を持たれる方が増えていったように思います。
具体的には、あらかじめ遺影を準備しておいたり、葬儀の取り決めをしておくことはもちろん、生前整理やエンディングノート作りといったことが終活に含まれます。
みなさんの中でも、終活をして自分の納得のいくような人生の最期を過ごしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、終活を始める時期についてはあまりご存知でない方が多いと思います。
何かきっかけがないと、なかなか終活を始めることは難しいですよね。
そこで今回は、多くの方が終活を始めるきっかけについてご紹介したいと思います。
一つ目は、子供が家を出て、独立したときです。
お子さんがいなくなると、これまでのライフスタイルが大きく変化しますよね。
これまでお子さんが中心の生活を送っていた方は、自分自身の時間を十分に確保することができます。
そういった時期に自分自身を見つめ直し、終活を始められる方も多いようです。
二つ目は、75歳になったときです。
みなさんの中でも、なぜ75歳なのかについて疑問を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
75歳は、後期高齢者医療制度が適用される時期です。
自分の最期を意識される方が、増えるのではないでしょうか。
三つ目は、ローンの返済が完了したときです。
特に住宅ローンは、20代半ばから30代の半ばの間に開始し、30年ほどの長期間にわたって返済していく方が多いですよね。
そういった長年の負担から解放されたときに、ふと自分の最期についてもお考えになる方もいらっしゃるそうです。
そして、最も一般的なのは、定年退職をしたときです。
これまで生活の中心であるといっても過言はないほど、時間と労力を費やしてきた仕事から解放されることに喜びを感じる方も多いことでしょう。
自分の時間を自由に使うことができ、趣味などに没頭することもできますよね。
しかし、定年退職後の時間は、そういった楽しい時間であることに加え、自分の人生を振り返り、最期についても考える時期でもあります。
終活を始めることをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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