2024/06/14 不用品処分
お引越し時やお部屋のお片付けをされるときに「これはどうやって捨てればいいのだろう」と思われた方が多くいると思います。
その代表的なものが、中身の入ったスプレー缶です。
目次
自治体で異なるスプレー缶の扱い
スプレー缶の処分は、各自治体によって方法が異なります。使い切ったスプレー缶の場合は、そのまま不燃ごみ又は資源ごみとして出して処分できます。
しかし、中身が入った状態で「もういらない」「処分したい」とお困りの方もいるでしょう。
ちなみに名古屋市では平成28年から、事故や火災の予防からスプレー缶に穴を開けないようにと廃棄方法が変更されています。
それでは、以下のうち正しいスプレー缶の廃棄方法はどれでしょうか。
- 時間をかけて中身がなくなるまで使い切る
- 悪いと思いながら不燃ごみなどゴミに混ぜてしまう
- 誰かにあげる
- 面倒なので、とりあえず保管しておく
正解は①番です。しかし、中身が多く入ったスプレー缶が何本もある場合、中身を使い切るまでに相当な時間がかかってしまいます。
そこで、再資源化する中で手っ取り早く中身を空にする方法をお伝えします。
身の回りのスプレー缶やガスボンベ4種類
スプレー缶やガスボンベと聞いて、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。
スプレー缶やガスボンベの種類は、主に4つに分けられます。
それぞれの用途と注意点は、以下の通りです。
項目 | 用途 | 注意点 |
ガスボンベ・CB缶 | 家庭用のカセットコンロで使用されている。屋内での使用を想定。 | 寒さに弱い。 |
ガスボンベ・OD缶 | アウトドア用のガスボンベであり、寒さに強い。 | サイズが大きいため、収納しにくい。 |
炭酸ガス | 炭酸飲料やビールサーバーのガスとして使用されている。溶接にも使用可能。 | 炭酸ガスが漏れると、頭痛やめまいなどの症状が現れるため、取り扱いに注意が必要。 |
スプレー缶 (エアゾール缶) |
ヘアスプレーや殺虫剤などに使用されている。 | 使いきるまでに時間がかかる。 |
CB缶とOD缶はガスボンベに分類され、調理をする際に使われます。ただし、用途は異なるため、使用用途に応じて使い分けなければなりません。
CB缶は、家庭用の鍋や焼肉などで使用されるカセットコンロ用のガスボンベです。そのため、火力が弱く、寒さに弱いことが特徴です。
OD缶は、キャンプ用品を扱うアウトドアショップで販売されています。外気の寒さに強く、肉をしっかり焼くために火力が強いという特徴があります。
スプレー缶のガスを抜く3つの方法
スプレー缶のガスを抜く方法は、主に以下の3つです。
ただし名古屋市などの一部自治体では、スプレー缶に穴をあけることを禁止していますので対応前に、お住まいの自治体のルールをご確認ください。
・スプレー缶の穴あけ専用器具を使う
・手鉤などの先が尖った道具を使う
・中身を最後まで使い切る
それぞれの方法について詳しく解説します。
①スプレー缶の穴あけ専用器具を使う
1つ目の方法は、スプレー缶の穴あけ専用器具を使う方法です。スプレー缶の穴あけ専用器具は、ホームセンターなどで購入できるため、事前に購入して穴を開けてガスを抜きます。釘打ちやニッパーなどで切り込みを入れて穴を開ける方もいますが、怪我や中身の飛散につながるため避けましょう。
なお、捨てる際に穴をあけるか否かは自治体ごとに異なります。必ずお住まいの地域のルールに従って穴を開ける必要があるかを判断してください。
また、穴をあける必要がある場合にも、健康被害を避けるために風通しのよい場所でするようにしてください。
②手鉤などの先が尖った道具を使う
手鉤などの先が尖った道具を使うという方法もあります。手鉤をお持ちであれば、スプレー缶を捨てるためにわざわざ穴あけ専用器具を買う必要がありません。ただし、作業をする際はスプレー缶が滑って怪我をする危険があるため慎重に行いましょう。
可能なら、スプレー缶の穴あけ専用器具を購入して作業した方が安全です。
③中身を最後まで使い切る
中身を最後まで使い切るという方法もあります。
中身が残っている場合、自治体次第では回収してくれないこともあるため、中身を最後まで出し切ってから捨てるようにしましょう。
ムースのように、人体に塗布するスプレーでも香料の影響で気分が悪くなる可能性があるため、風通しのよい場所で作業をすることがおすすめです。
殺虫剤や塗料の場合は、直接吸い込んでしまうと健康被害が考えられるほか、スプレー剤に関しても直接触れてしまうと危険なため、風通しのよいところで新聞紙に吸わせる形で使い切るとよいでしょう。
ガス抜き時の注意点2つ
ガス抜きをする際には、以下の点に注意が必要です。
・スプレー缶は中身を確認する
・ガスボンベは穴をあけると危険
それぞれの注意点について詳しく解説します。
①スプレー缶は中身を確認する
ガス抜きをする前に、必ずスプレー缶の中身をご確認ください。なぜなら、スプレー缶の中身が残っている状態でガス抜きをしようとすると中身が飛散する可能性があるからです。
スプレー缶を振って音がしなくなったら中身がなくなったサインです。音がまだするようであれば、再度噴射して完全に中身を出し切ってください。
②ガスボンベは穴をあけると危険
ガスボンベには穴をあけてはいけません。なぜなら、穴をあけると爆発する危険があるからです。
ガスボンベを処分する際は、自治体のルールに従う必要がありますが、自己判断で穴をあけると爆発して最悪の場合命を落とす危険もあります。絶対に、ガスボンベには穴をあけないでください。
前述の通り、近年では通常のスプレー缶も穴をあけずに、透明のビニール袋に入れて出すという方式をとっている場合があります。
自治体ごとの処分方法については、各ホームページから情報をご確認ください。
スプレー缶を処分する方法
スプレー缶を処分する方法は、自治体にゴミとして捨てるか、不用品回収業者に依頼するかのいずれかです。
ここからは、それぞれの処分方法について詳しく解説します。
自治体にゴミとして捨てる
スプレー缶は、自治体にゴミとして処分してもらえます。自治体ごとに処分方法は異なるため、お住まいの自治体のルールを確認して適切に処分してください。
なお、ゴミとして処分する際は中身を完全に出しておかなければなりません。処分する日までに中身は使い切っておきましょう。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者を利用するという方法もあります。不用品回収業者に依頼すれば、都合の良い日時に自宅まで不用品を回収しに来てくれるため非常に便利です。また、他にも不要なものがある場合はまとめて回収を依頼できます。
ガスボンベを処分する2つの方法
ガスボンベを処分する際は、慎重に取り扱わなければなりません。
誤った方法で処分してしまうと、火災や爆発など思わぬ事故につながる可能性があります。
ここからは、正しいガスボンベの処分方法について解説します。
自力でガスを抜く
使えなくなったガスボンベであっても、缶の中にガスが残っている可能性があります。そのため、処分する前には完全にガスを抜かなければなりません。
自分でガス抜きを行う場合は、以下の手順に沿ってください。
①火気のない屋外に行く
処分するときは、必ず屋外で周囲に引火性のあるものがないかを確認しましょう。
屋内でガス抜きの作業を行うと、他のものに引火したり、一酸化炭素中毒になってしまう危険性があります。
一酸化炭素は無色・無臭のため、気づかないうちに中毒を引き起こします。症状がひどいと命にかかわる事態にまで発展するおそれがあるため、絶対に屋内で処理作業を行わないでください。
②地面にガスボンベの先端を押しつける
安全を確認したら、ガスを抜きます。
手順は、以下の通りです。
- ガスボンベのキャップを外して、先端を下に向ける
- コンクリートのような硬い地面に押し付ける
- 「シュー」と音が出なくなるまで押し付ける
- ガスボンベを振ったときに「シャカシャカ」と液体の残っているような音がしなければ完了
回収してくれる業者に依頼する
自分でガス抜きをすることには危険性が伴うため、適切な処分をしてくれる業者に依頼することも一つの方法です。
以下に該当する方は、回収業者を利用する方がよいでしょう。
- 自分でガス抜き作業をすることに不安がある人。
- 缶の中にガスがたくさん残っている、または処分したいガス缶が多い。
回収料金の目安は出張費などは別で大体200円〜1,000円ほどです。サービス内容や正式な料金については、お近くの回収業者に確認してみましょう。
炭酸ガスボンベは販売元に相談する
炭酸ガスシリンダー(ボンベ)の一部製品は高圧ガス製品となるため、自治体や不用品回収業者で処分できない場合があります。
高圧ガス製品は高圧ガス保安法に基づき、製造、販売を行った事業者が処理する責任があります。
メーカーのホームページや、炭酸ガスシリンダー本体に記載されている説明事項をご確認の上、販売元に返却するよう相談しましょう
不用品回収業者を利用するメリット
不用品回収業者を利用することには、多数のメリットがあります。そこでここからは、不用品回収業者を利用するメリットをご紹介します。
スプレー缶に穴を開ける必要がない
名古屋市ではスプレー缶に穴を開けてはいけない決まりとなっています。穴を開けるかどうかは自治体によって対応が変わるため、自分で処理する際には事前に処理方法のルールを確認しなければなりません。
不用品回収業者に依頼する場合は穴を開ける必要はありません。穴あけ専用器具を購入する手間も省けるため楽に処分できます。
スプレー缶の中身をからにする必要がない
中身を空にする必要もありません。中身が残っていても不用品回収業者であれば処分できます。なお、自治体に捨てる際は必ず中身を空にしておく必要があります。
他の不用品も一緒に回収してくれる
他にも不用品がある場合、まとめて回収してくれます。引っ越しや大掃除など不用品が多い場合もまとめて回収してくれるため、他にも処分したいものがある場合はスプレー缶と共に回収してもらいましょう。
スプレー缶・ガスボンベを保管する際の注意点一覧
スプレー缶・ガスボンベは処分だけではなく、保管する際にも注意する必要があります。
<スプレー缶の保管に関する注意点>
- 大量に保管しない
- 子どもの手が届かない高所や、カギがかかる場所などに保管する
- 高温になる場所には保管しない
- 商品の取り扱いをよく読んで確認する
<ガスボンベの保管に関する注意点>
- 高温になる場所に保管しない
- 温度差が大きい場所を避ける
- 湿度が高い場所を避ける
- 使用期限の目安は10年ほどのため、期限をしっかり守る
これらの注意点に気を付けながら、安全に管理しましょう。
どうしても自分では難しいと思われる方は、、、
スプレー缶回収キットをご購入いただくだけで解決もできます。
回収キットをご購入いただければ、回収キットを送付致します。
お手元に届きました回収キットの中には佐川急便の専用伝票(送料弊社払い)と袋が入っておりますので、封ができる量までスプレー缶を入れてご返送ください。
大サイズで500mlボトルで約15本程度、小サイズ500mlボトルサイズで5本程度入ります。
※但しカラースプレー缶(塗料缶)については対応しておりません
【弊社事例】スプレー缶・ガスボンベの回収事例
不用品回収のグッドサービスでは、スプレー缶やガスボンベも回収しております。
回収業者に依頼することで、安全にすばやく処分できるため、処理にお悩みの方はぜひご検討ください。
①ガスボンベを含めた一軒家での回収事例|名古屋市千種区
一戸建て、5DKの間取りのお宅にお伺いして、ガスボンベの他に不要になった家具類・布団・物干し台などを回収しました。
2tトラック2台、4tダンプカーの計3台のトラックがいっぱいになる量でした。
作業員は8名で、かかった時間は3時間です。
布類や木材、プラスチックなどどのような種類でも回収できます。
②スプレー缶のみの回収|名古屋市東区
東区のお宅では、スプレー缶6本を回収しました。
こちらのお宅のほかにも、スプレー缶やガス缶、ライターなどはよく回収依頼を受けているため、迅速な回収・処分に対応させていただきました。
作業にかかった時間は30分、回収料金は4180円となりました。
GoodServiceに依頼するメリットのひとつが、短時間で処分できることです。
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・ゴミ屋敷
ゴミが多すぎて手がつけられない、異臭がするからなんとかしてほしい、そんな場合もお任せください。
プライバシーを厳守し、仕分けもきっちり行います。
・遺品整理/生前整理
必要なもの、不要なものを分別して心を込めて作業します。
思い入れのあるご希望のお品物は、無料で合同供養いたします。また、遠方の方は鍵だけお預かりできれば、立会も必要ありません。
・特殊清掃
「Panther-J」や「Tiger]と呼ばれる専用機器での消臭や除菌、さらに特殊な薬品を使用しての消毒作業を行っております。
ウジやハエなどに代表される不衛生害虫の駆除についても、汚れの清掃と合わせてお任せください。
・不用品回収
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岐阜店:058-213-7955
名古屋東店:052-753-6834
名古屋西店:052-938-3689
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