お役立ちコラム

車のバッテリーを処分する方法を詳しく解説!注意点や目安についても

2022/06/25 不用品処分

意外と難しい?車のバッテリーを処分する方法について詳しく解説

 

車のバッテリーは消耗品であり、定期的に交換が必要です。
また、バッテリーは危険物として扱われるため、処分の際は適切な処理が求められます。
なぜなら、たとえ使用済みであっても、バッテリー内部で化学反応が起き続けているためです。
「車のバッテリーについて、どのような処分方法が最適なのかが分からない」と迷うこともあるでしょう。
今回は、車のバッテリーを処分する方法について解説します。

バッテリーを処分する前に知っておきたいこと

処分したい車のバッテリーがある場合、いくつか事前に知っておくべきことがあります。

まずは、バッテリーを処分する前にバッテリー処分に関するポイントを確認しておきましょう。

自治体では回収してくれない

車のバッテリーは、一部を例外としてほとんどの自治体で回収していません。まずはお住まいの自治体が、バッテリーの回収を受け付けているかを確認しましょう。

自治体が回収していないからと、こっそり可燃ゴミなどの袋に入れて処分したり、不適切な方法で処分すると不法投棄扱いとなり、罰則に課せられる可能性があります。

バッテリーの適切な処分方法を知り、不法投棄しないようにご注意ください。

過充電に注意

車のバッテリーが長持ちしない理由の一つとして、過充電が考えられます。過充電はバッテリーにダメージを与える原因になるためです。

車のバッテリーの寿命は一般的に2〜3年とされており、寿命によって交換が必要となる場合もありますが、過充電をすると持ちが悪くなるためご注意ください。

また、過充電と同様に過放電も寿命を短くする原因になります。

過放電とはバッテリー上がりのことで、バッテリーが完全に放電された状態のことです。エンジン停止後にライトをつけたままにしていたり、ACCの状態でカーオーディオを聞き続けたりすると起こる現象です。過放電しても充電するとエンジンを始動させられますが、一度過放電したバッテリーは持ちが悪くなったり過放電を起こしやすくなるため、ご注意ください。

車のバッテリーは処分が難しい

車のバッテリーは処分が難しい

バッテリーには有害成分である鉛や硫酸が含まれているため、危険物として扱われます。
危険物は自治体で取り扱っておらず、不燃ゴミや粗大ゴミとして出すことができません。
定期的な交換が求められる手間と、扱いの難しさがバッテリーの特徴です。
そのため、「毎回の処分が難しい・面倒」と感じる人もいます。

バッテリーの処分方法

バッテリーの処分方法

当記事で紹介するバッテリーの処分方法は以下の通りです。

  • ガソリンスタンドで回収してもらう
  • 自動車パーツ専門店で回収してもらう
  • ホームセンターで回収してもらう
  • 不用品業者に回収してもらう

ここからはそれぞれの処分方法について解説します。

ガソリンスタンドで回収してもらう

車のバッテリー回収はガソリンスタンドで依頼可能です。
ただし、完全セルフ型のガソリンスタンドの場合は回収してもらえないことがあります。
回収費用は店舗によって異なります。

バッテリーを取り扱う自動車パーツ専門店で回収してもらう

バッテリーの買替え時に引取りを依頼すれば、古いバッテリーを簡単に処分できます。
購入時の引取りは、サービスの一環として無料で引き取ってもらえるケースがあります。

店舗によって回収費用は異なりますが、1,000円以下の金額で依頼可能です。
新たに購入する際は、バッテリー回収について事前に相談しておくとスムーズです。

バッテリーを扱うホームセンターで回収してもらう

車のバッテリーを扱うホームセンターであれば、購入時に古いバッテリーの引取りを依頼できます。
ホームセンターでバッテリーを取り扱っている理由は、DIY交換の需要があるためです。
DIY交換とは、バッテリー選びから交換までを自分で行うことです。
ホームセンターだと自分の好きなバッテリーを選べて、専門店よりも安く購入できます。
また、自動車の専門業者を挟まないため、費用を抑えられるメリットもあります。
価格を重視する場合におすすめの方法です。

不用品業者に回収してもらう

車のバッテリー回収は不用品業者に依頼できます。
バッテリー以外に不用品があれば、まとめて処分できるメリットがあります。
依頼する際はバッテリーが回収対象に含まれている業者を選びましょう。
なぜなら、危険物である車のバッテリーは、回収を断られやすいためです。
回収費用は500円〜1,000円ほどが相場です。
とはいえ、業者によっては出張料やキャンセル料が発生する可能性も考えなければなりません。
追加料金の有無については、見積りの段階で事前に確認しておくことが大切です。
その際は、見積り・キャンセル料が無料の業者へ依頼することをおすすめします。

車のバッテリーを処分する際の注意点

車のバッテリーを処分する際の注意点

車のバッテリーは取り外した後も化学反応が起き続けているため、放置しておくと危険です。
長期間の放置は事故や怪我の原因となる恐れがあります。
ここからはバッテリーを処分する際の注意点について解説します。

自治体で処分しない

危険物であるバッテリーは、多くの自治体では回収できません。
冷蔵庫や洗濯機のような特殊ゴミとして扱われています。
そのほか、ガソリンやタイヤなど、車の関連部品もゴミとして出すことはできません。
自治体で回収できないものをゴミとして捨てることは「不法投棄」にあたります。
知らずに処分することのないように、自治体のゴミ出しルールを確認しておきましょう。

解体しない

バッテリーの解体は、専門の技術を持った業者でなければ危険を伴う行為です。
処分に手間がかかるからといって、無理な解体はおすすめできません。
危険物の解体は重大な事故や怪我を引き起こす可能性があります。
理由は、バッテリー内部の電解液に硫酸が含まれているためです。
電解液は硫酸よりも濃度が低い「希硫酸」が主成分です。
濃度が低いとはいっても、顔や体にかかると火傷する恐れがあります。
また、衣服が溶けたり、目に入った際は失明したりする恐れもあります。
決して無理な解体はせず、適切な方法で処分してください。

不用意に傾けない

経年劣化により、バッテリーから電解液が漏れ出てしまうことがあります。
最も多い原因は、劣化により電解槽の蓋が外れやすくなっていることです。
蓋が外れやすくなった結果、バッテリーが傾いたときに電解液がこぼれてしまうのです。
たとえば、バッテリーを持ち運ぶ際や、傾けた状態で放置した際に液漏れが起きる可能性も十分に考えられます。
バッテリーを一時保管するときは、不用意に傾けないように扱いましょう。

火器の近くに置かない

前述の通り、車のバッテリーは、化学反応が常に起こり続けています。
これは、車から取り外した状態でも同じことです。
バッテリーに含まれている希硫酸と鉛が化学反応を起こすと、水素ガスが発生します。
発生した水素ガスは無臭のため、充満していても気付きにくいのです。
そのため気付かないうちに、引火や爆発の可能性があります。
バッテリーの近くで作業する際は、火器を扱わず、必ず風通しのよい場所で行ってください。
また、静電気による引火爆発の可能性もあります。
冬場は静電気の発生にも対策が必要です。
たとえば、静電気の発生を防止するグッズを使うことで、引火を防ぎましょう。

車から外したまま放置しない

バッテリーは車から外しても、電池としての機能が備わったままの状態です。
引火による事故を防止するためにも、バッテリーの放置は止めましょう。
さらに、プラスとマイナスの端子に絶縁テープを巻いておくことも忘れてはいけません。
なぜなら、端子がむき出しのままでは、端子が何かに接触しただけで事故につながる恐れがあるためです。

処分時の目安と時期について

処分時の目安と時期について

車のバッテリーには処分に適した目安があり、ガソリン車かハイブリッド車かによって交換時期が異なります。
ここからは処分時期の目安について解説します。

ガソリン車かハイブリッド車かによって目安が異なる

ガソリン車とハイブリッド車の交換目安については以下の通りです。

車種 ガソリン車 ハイブリッド車
交換目安 バッテリーの使用開始から

 

2年〜5年以内

3年〜5年もしくは

 

走行距離が6万〜10万kmに達したとき

ガソリン車は車の使用頻度によってバッテリーの使用状況が異なります。
それでも、2年〜5年以内を交換の目安とする考えが一般的です。
ハイブリッド車の交換目安は、3年〜5年もしくは6万〜10万kmが目安とされています。
ガソリン車と違いがある理由は、ハイブリッド車が2種類のバッテリーを使用しているためです。
ハイブリッド車は「補機用バッテリー」によって基本機能を作動させています。
この補機用バッテリーは、モーター用のバッテリーと比べると劣化が早いという特徴があります。
そのためメーカーは、補機用バッテリーの寿命を優先し、3年もしくは6万kmという保証期間を設定していることが一般的です。

バッテリーの保証期間内を目安とする考えが一般的

バッテリーの交換は、バッテリーの保証期間である2年〜3年以内が一般的な目安です。
ただし、バッテリーの消耗状況によっては、保証期間よりも前に交換する必要があります。
そのほか「バッテリー上がり」を起こした場合も、バッテリー交換の目安です。
バッテリー上がりとは、バッテリーが過放電を起こしている状態のことです。
長期にわたって車を使用しなかったり、車のライトを付けっぱなしにしたりすると起こる現象です。
バッテリーの劣化が大きく進むだけではなく、過放電を繰り返しやすくなる恐れがあります。
バッテリー上がりが起きたときは、早めに交換したほうがよいでしょう。

バッテリー切れの兆候が出たら処分する目安

バッテリー切れの兆候が出たら、バッテリーの交換・処分を検討する必要があります。
以下のような兆候が出たら、バッテリー切れのサインです。

  • エンジンがかかりにくい
  • 停車するとヘッドライトが暗くなる
  • パワーウィンドウの動作が重い
  • 充電しても前述の不具合が改善されない
  • バッテリーランプが点滅している

車の事故やトラブルを防ぐため、バッテリーランプが点滅した際は運転を中断しましょう。

バッテリーの交換は余裕を持って行うのがおすすめ

バッテリーの交換は、余裕を持って行うようにしましょう。バッテリーが完全に切れてしまうとエンジンが始動せず、車をバッテリー交換の場所まで持って行けなくなるためです。

車検でバッテリーが劣化していることを見つけてもらえる場合もありますが、バッテリー切れの兆候が見られたら早めに交換しましょう。

回収以外の処分方法

回収以外の処分方法

バッテリーは回収以外に売却して処分する方法もあります。
ここからはバッテリーの売却処分について解説します。

車を売却してバッテリーごと処分する

長年の使用で寿命が近い車であれば、バッテリーごと車を処分する方法が適しています。
車の点検や修理状況によっては、予想以上の出費が重なることもあるためです。
なお、バッテリー切れの状態であっても車は売却できます。
なぜなら、車を修理すれば中古車として販売でき、分解すれば車のパーツとして再利用できるためです。

買取業者にバッテリーを売却して処分する

車のバッテリーを扱う買取業者であれば、売却による処分が可能です。
値段が付かない場合でも、無料で引き取ってもらえることがあります。
バッテリーの持ち運びに不安があれば、業者を自宅に呼ぶ出張サービスの利用がおすすめです。
悪質な業者を選ばないためにも、複数の業者に見積りを依頼しましょう。
複数の業者に見積りを依頼すれば、買取価格やサービスの検討ができます。

番外編|電気自動車(EV)のバッテリー処分について

番外編|電気自動車(EV)のバッテリー処分について

昨今、電気自動車(EV)が環境に優しい車として注目されています。
電気自動車(EV)のバッテリーには、性能の高いリチウムイオン電池が使用されています。
電気自動車(EV)にとってのバッテリーは、ガソリン車のガソリンと同義です。
そのため、バッテリーが劣化した際は新しい車に買換えるケースが多いとされています。
電気自動車の普及が進む一方で、使用済みバッテリーの大量廃棄が見過ごせない状況です。
このような背景から、使用済みバッテリーを再活用する取り組みが進められています。
買換え後の古いバッテリーは、再利用できるようにメーカーが回収しています。
最も多い再利用方法は、古いバッテリーを再生バッテリーとして販売することです。
最終的には破棄となりますが、バッテリーからレアメタルや銅などの素材を取り出すことは可能です。
限りある資源を大切にできるよう、企業の努力が続けられています。

※グッドサービス事例

名古屋市を中心に不用品回収をしているグッドサービスでは、これまで多くのバッテリーを回収してきました。

最後に、グッドサービスのバッテリー回収事例をご紹介します。

名古屋市東区の不用品回収

名古屋市東区で、引越しに伴う不用品回収をしました。バッテリーの他、布団や電子レンジ、シンクの一部分などさまざまな不用品を回収しています。

作業時間は約1.5時間、費用は53,100円でした。

名古屋市北区の残置物回収

名古屋市北区で、使わなくなった部屋の残置物を回収しました。バッテリー以外にもテレビやベッドなどの大きな不用品も回収しています。

作業時間は約1時間、費用は45,000円でした。

まとめ

まとめ

ここまで、車のバッテリーを処分する方法について解説しました。
車のバッテリーは自治体で処分できないため、通常のゴミと比べると手間がかかります。
処分に困った際は、業者に依頼する方法がおすすめです。
車からバッテリーを外しても危険が伴うため、放置せずに早めに処分しましょう。

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