2022/05/02 不用品処分
引っ越しや買い替えの際「今ある洗濯機を手放したいけれど、どうしたらよいか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
洗濯機の処分方法は、家電リサイクル法という法律で定められています。
ここでは、洗濯機を正しく処分する7つの方法を紹介し、あわせて処分にかかる費用についても解説します。
目次
洗濯機の処分にかかる費用
ここでは、洗濯機の処分に関連する費用をご紹介します。
リサイクル料金と運搬費の概要
洗濯機を正しく処分するには、リサイクル料金が必要です。
加えて、自宅まで洗濯機を取りに来てもらう場合は、運搬費が必要です。
メーカーや自治体による洗濯機のリサイクル料金は基本的に税込2,530円と定められています。
一方で、運搬費は依頼先によって値段が変わります。運搬費を下記で詳しくみていきましょう。
メーカー・種類における回収費用・買取価格の違い
各メーカーにおいて回収費用は異なります。
たとえば、弊社の回収費用は以下のとおりです。
メーカー | 家電リサイクル料金 | 収集運搬費 | 特徴 |
シャープ株式会社 他 | 2,530円~(税込) | 2,200円~(税込) | 縦型洗濯機 |
株式会社ニトリ 他 | 3,300円~(税込) | 2,200円~(税込) | 縦型洗濯機 |
株式会社ヤマダ電機 | 2,805円~(税込) | 2,200円~(税込) | 縦型洗濯機 |
洗濯機の種類によっても価格が変わります。
一般的に提示されている回収費用の価格は、主に縦型洗濯機の価格です。
ドラム式や乾燥機付き洗濯機を手放したい場合は、別途費用がかかることがあります。
ドラム式は構造上、縦型洗濯機よりも重量が重くなりやすいためとされています。
一方、洗濯機を買取してもらえる場合は、リサイクル料金はかかりません。
GoodServiceでは、製造年から5年以内のものについては買取をさせていただいております。
洗濯機は粗大ごみにできない
洗濯機は、自治体が提供している粗大ごみ回収の対象外です。
洗濯機を処分する場合は、家電リサイクル法によって可能な範囲で再利用するように決められています。
下記で詳しく説明します。
家電リサイクル法の概要
家電リサイクル法とは、以下の目的で定められました。
- 家電に使用されている、有用な資材と部品を再利用する
- 結果、資源の有効活用と廃棄物の削減を促進する
この法律で指定されている家電が処分される際には、製造業者・小売業者・消費者それぞれに以下の義務が定められています。
- 製造業者:製品の引き取りと資源の再利用
- 小売業者:製品の回収と製造業者への引き渡し
- 消費者:製品の引き渡しとリサイクルにかかる費用の支払い
そのため、家庭で使用し終えた洗濯機を処分する際は、適切な業者への引き渡しと、リサイクル料金の支払いが必要です。
洗濯機を正しく処分する方法
家電リサイクル法で定められている家電は「テレビ」「エアコン」「冷蔵庫」「洗濯機」の4つです。
これらを正しく処分するためには、法に則って適切に回収してくれるところを探すことが必要です。
主な依頼先は以下の4つです。
- 洗濯機を購入した店舗
- 新しく洗濯機を購入する店舗
- 不用品回収業者
また、ご自身で洗濯機を運べる場合は、近くの指定引取場所へ持っていくと処分できます。
どこに回収してもらうかは、処分にかかる費用や手間、時間を踏まえてご自身で選べます。
洗濯機の処分方法
上記を踏まえた上で、次は正しい洗濯機の処分方法について詳しくご紹介します。
洗濯機の購入店舗に回収を依頼する
洗濯機を買った店舗に回収も依頼できます。
前述のとおり、家電リサイクル法によって、小売業者は、販売した家電4品目を引き取る義務があるためです。
この場合に必要な費用は、リサイクル料金と運搬費です。
ご自身で洗濯機を店舗へ持っていくことが可能であれば、運搬費は不要です。
新しい洗濯機の購入店舗に回収を依頼する
新しい洗濯機を買う際に、既存の洗濯機が不要になったときは、新しい洗濯機を買う店舗で引き取ってもらうことも可能です。
この場合も必要な費用は、リサイクル料金と運搬費です。
ただし、店舗によっては洗濯機の下取りを行っていることがあります。
下取りの場合は、処分ではなく買取のため、リサイクル料金と運搬費は必要ありません。
新しい洗濯機を買う場合は、洗濯機の下取りを行っているかを店舗へ聞いてみましょう。
お住まいの自治体に問い合わせる
自治体でも家電の引き取りを行っているところがあります。
また、自治体で引き取りを行っていない場合でも、問い合わせると協力店や取り扱い業者の紹介がもらえます。
この場合も、リサイクル料金と運搬費が発生します。
指定引取場所に自身で持ち込む
家電製品協会が指定する「指定引取場所」には、ご自身で洗濯機を持ち込めます。
指定引取場所とは、回収した家電を一時的に保管する場所のことで全国に存在します。
最終的に、家電リサイクル法で定められた4品目の家電を製造業者がまとめて引き取ります。
ここへ持っていく場合は、ご自身で運ぶため、費用はリサイクル料金のみで済みます。
なお、リサイクル料金の支払いは郵便局で行う必要があります。
指定引取場所の所在は家電製品協会の公式サイトで確認ができます。
譲渡・売却できる個人を自身で探す
フリマアプリなどで、洗濯機を売却する場合や、譲渡先を探す場合は、リサイクル料金と運搬費は発生しません。
売却の場合は利益が出ることもあります。
しかし、出品や発送に手間がかかります。また、売り手や譲渡先が見つかるまで洗濯機を保管しておく必要があります。
リサイクルショップに買取を依頼する
洗濯機をリサイクルショップに持ち込んで、買い取ってもらうこともできます。
この場合も買取のため、処分の費用はかかりません。
使用期間が短い場合は買い取ってもらえる可能性が高いため、リサイクルショップで一度査定に出してみましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼して、洗濯機を引き取ってもらうことも可能です。
洗濯機を自宅まで取りに来てもらえます。
また、不用品回収業者の中には買取を行っている業者もあります。
買取査定に来てもらい、買い取ってもらえない場合は、そのまま引き取ってもらうことが可能です。
この場合、買取してもらえれば利益がでますが、買取できなかった場合はリサイクル料金と運搬費の支払いが必要です。
洗濯機の処分方法を選ぶ
それぞれの処分方法を理解できた段階で、状況にあわせた適切な処分方法を検討しましょう。
新しく洗濯機を買い替える場合
新しい洗濯機を購入する店舗に古い洗濯機の回収も依頼すると、手間なく処分ができます。
店舗によっては、古い洗濯機を下取りしてもらえる場合があります。
洗濯機を廃棄するのみの場合
洗濯機を廃棄するのみの場合は、回収先をご自身で検討する必要があります。
購入した店舗が分かる場合
洗濯機を購入した店舗が分かる場合、その店舗に問い合わせをして回収を依頼しましょう。
この場合も、リサイクル料金と運搬費がかかります。
ご自身で洗濯機の取り外しと運搬ができる場合は、近くの指定引取場所に直接持っていくことが可能です。
指定引取場所に持っていくときは、郵便局でリサイクル料金を支払い、家電リサイクル券を発行してもらいましょう。
家電リサイクル券を購入することで洗濯機を引き取ってもらえます。
購入した店舗が分からない・遠方などの場合
洗濯機を購入した店舗が不明・遠方という場合は、自治体に問い合わせて回収サービスを行っていないかを確認しましょう。
自治体のサービスや、自治体に紹介してもらった業者へ依頼すると、信頼できる業者と取引ができます。
ご自身で運搬できる場合は指定引取場所へ持ち込む方が、費用を抑えられます。
また、洗濯機の状態によっては売却を検討しましょう。
洗濯機をお得に処分する方法
処分の依頼先や、洗濯機の状態によって、処分にかかる費用は異なります。
ここでは、なるべく費用を抑えて洗濯機を処分する方法について解説します。
洗濯機の状態を確認する
処分したい洗濯機の状態を確認しましょう。
故障していない洗濯機であれば、売却できる可能性があります。
ただし、製造時から10年以上が経っている場合、売却は困難でしょう。
しかし、ジャンク品を対象としたリサイクルショップもあるため、調べてみましょう。
売却を考える場合、製造年式・製造メーカー・乾燥機付き・製品の状態などによって、価格が左右されます。
相見積もりで廃棄の運搬費を比較する
洗濯機の売却が難しい場合は、業者や店舗に依頼して処分することになります。
処分にかかる費用を相見積もりして、安い業者に依頼しましょう。
前述のとおり、業者によって運搬費が異なります。
また、無料回収と呼びかけている業者は不法投棄をしていることや、引き取ってから高額な請求をされることがあるため、依頼は控えましょう。
リサイクル料金がかからないように工夫する
できるだけ費用をかけたくないなら、売却を考えましょう。
売却や下取りに出す場合、リサイクル料金がかかりません。
また、少しでも高く売りたい場合、リサイクルショップや買取をしている不用品回収業者に査定を依頼しょう。
新しい洗濯機を購入する店舗が、古い洗濯機の下取りも同時にできると、新しい洗濯機の搬入時に買取と回収も行われるため手間がかかりません。
洗濯機に買取を依頼する際の注意点
買取業者や不用品回収業者に洗濯機の買取を依頼する際、買取を依頼できない場合の対応方法についても考えておきましょう。
処分を急いでいる場合、買取不可の商品であっても回収を依頼できる業者を選んでおくと、再度回収業者を探す手間がかかりません。
もちろん回収の際は、リサイクル料金と運搬費がかかります。
そのため、売却できなかったときにかかる費用をあらかじめ確認しておきましょう。
【弊社事例】洗濯機の不用品回収・買取を紹介
ここでは、洗濯機の不用品回収、買取における弊社の事例をご紹介します。実際の依頼料金から費用感を確認していただけると幸いです。
洗濯機単体の回収事例|名古屋市中区
洗濯機単体でリサイクル回収を行った事例です。
ご自宅へ訪問し、回収作業の時間は30分程度でした。
費用はリサイクル料金と運搬費で7,200円となりました。
弊社は名古屋の不用品回収業者です。
依頼場所が比較的近くても、リサイクル料金・運搬費を合わせてこのような費用になることを知識として持っておきましょう。
洗濯機を含む家電の回収事例|名古屋市中村区
電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫、テレビの回収事例です。
このうち、洗濯機、冷蔵庫、テレビはリサイクル家電のため、リサイクル料金と運搬費が発生します。
電子レンジは買取可能な年式だったため、買取対応をいたしました。
弊社では、製造年式が5年以内の家電製品については基本的に買取の対応が可能です。
回収作業にかかった時間は20分程度でした。
費用は洗濯機、冷蔵庫、テレビのリサイクル料金と運搬費で20,000円となりました。
洗濯機を含めた生前整理の事例|愛知県蟹江町
生前整理のご依頼をされた事例です。
生前整理では、可能な部分はご自身で片づけを行うことで作業時間が短縮され、費用を抑えられます。
今回は40年前にご購入したマンションからのお引越しにあたり、不要な家具や家電などの片づけと処分を行いました。
依頼主様がある程度の処分を行われていたため、作業時間は2時間半程度、費用は150,000円となりました。
まとめ
ここまで、洗濯機の正しい処分方法とその選び方について解説しました。
洗濯機はリサイクルが義務付けられている製品であるため、正しい方法で処分することが必要です。
GoodServiceは、家電リサイクル協会に登録しているため、リサイクル家電を適切に回収できます。
また、出張費・キャンセル料はすべて無料です。無料見積もりも行っていますので、ぜひご相談ください。
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