2022/09/27 お掃除のコツ
さまざまなメディアで深刻な問題として取り上げられているゴミ屋敷。
自分の部屋がゴミ屋敷のようになって困っている人は意外に多く、自覚しつつも掃除の仕方がわからない…そんな悩みを多く耳にします。
ゴミ屋敷は、健康面に悪い影響を及ぼしてしまうこともあるため、すぐにでも解決したい問題です。
ここでは、ゴミ屋敷を自分で片付ける準備やコツなどのお役立ち情報をわかりやすくお伝えします。
目次
ゴミ屋敷を自分で片付けるための事前準備3つ
ゴミ屋敷を自分で片付けて、快適な空間を取り戻すためには、事前の準備が必要です。
掃除をはじめてから準備を忘れたことに気付いてしまうと、効率が悪くなってしまいます。
ここでは、ゴミ屋敷を片付けるための準備について解説します。
①部屋の状態を把握して片付けの方法を決める
ゴミ屋敷といっても、散らかり方は多様です。
洋服が散乱していたり、生ゴミが放置されていたり、段ボールが積み重なっていたりとさまざまなパターンがあるでしょう。
やみくもに片付けをスタートせずに、はじめに部屋の現状を把握して、片付けの方法を決めることが重要です。
②何人が必要か把握して日程調整を行う
片付け方が決まったら、片付けに要する日数と人員を調整します。
部屋がどれほど広いか、片付けをしなければいけない部屋数が何部屋あるかによって、所要日数や必要な人員数は異なります。
ゴミ屋敷と呼ばれる以上、部屋を1人で片付けることは困難です。
人員は最低でも2〜3人は確保して、少なくとも3日はスケジュールを押さえておきましょう。
③ゴミ屋敷の片付けに必要な道具を準備する
ゴミ屋敷の片付けに必要な道具を用意します。
主な道具には、以下が挙げられます。
1.マスク:埃や突然飛んでくる虫の対策
2.軍手:衛生面及び怪我防止のため
3.エプロン:服を汚さないため
4.ガムテープ:本や雑誌を束ねたり、段ボールを組み立てるため
5.ゴミ袋:分別できるようさまざまな種類を用意
6.殺虫剤:スプレータイプ・燻煙剤
7.掃除機:埃やゴミを吸い取るため
8.モップ:片付け後に床を拭くため
9.雑巾:壁や床を拭くため
10.ほうき:小さいゴミや虫の死骸を掃くため
11.バケツ:濡れ雑巾で拭き掃除をするため
12.洗剤:片付け後に床や壁を掃除するため
13.衣装ケースや段ボール:残しておくものを整理するため
ゴミ屋敷の片付けは、一般的な自宅の掃除よりも大掛かりな作業になります。
そのため、掃除道具やゴミ袋、洗剤などは多めに用意しておくことがおすすめです。
ゴミ屋敷を自力で片付ける手順5ステップ
ゴミ屋敷の片付けに必要な物を揃えたら、さっそく掃除を始めましょう。
やみくもに作業を進めてしまうと、全てが中途半端に終わり、途中で挫折してしまいかねません。
やる気がなくなってしまわないためにも、以下に紹介する5つのステップを参考に、順序よく片付けて、計画通りに作業を終えましょう。
①殺虫剤を多めに使って害虫を駆除しておく
ゴミ屋敷には害虫が多く棲みついており、生ゴミや腐った食べ物などから虫が湧くこともあります。
そのため、忌避効果がある殺虫スプレーや、燻煙剤タイプの殺虫剤を使用することが効果的です。
ただし、子どもやペットに被害が及ばないように、使用する前に注意事項をしっかり確認して、用途や規定量を守って殺虫剤を使用しましょう。
②入り口から順に片付ける
ゴミ屋敷の片付けは、入り口から始めることが基本です。
1部屋を一気に片付けることは難しいため、1メートル四方の範囲を目安にして少しずつ作業を進めます。
その際、害虫の駆除を初めにすると、片付けをしている最中に新たに害虫が出てしまう場合もあります。
殺虫剤をすぐに使えるように、分かりやすい場所に置いておきましょう。
③残しておくもの・捨てるものの仕分けをする
ゴミを片付けた後は、残しておくもの・捨てるものを仕分けます。
この際、必要最低限のもの、貴重品以外は、ためらわずにどんどん捨てる心構えが大切です。
いつか使うかもしれない物よりも、今必要なものを残しておく意識が片付けを成功させるコツとなります。
「残しておく物」「捨てる物」「保留」の分類ごとに、仕分けボックスや段ボールにまとめることをおすすめします。
④ゴミを処分する
仕分けの次は、帽子やマスク、軍手などで防護して、ゴミ出しに進みます。
ゴミの分別をしてゴミ袋にまとめたら、台車などを活用して外にゴミを出します。
可燃ゴミや不燃ゴミは住んでいる街によって収集する曜日・時間が決まっています。
ゴミ屋敷の片付けをすると大量のゴミが発生するため、近隣の住民に迷惑がかからないよう、曜日や時間を厳守しましょう。
また、資源ゴミや粗大ゴミは、自治体によって収集日・収集方法が定められています。
事前に回収の手配が必要かどうか確認しておくことが重要です。
⑤処分が終わったら、部屋をきれいに掃除する
最後に、雑巾やほうき、ちりとりなどを使って部屋の掃除をします。
窓を開けて換気しながら掃除機をかけたら、ゴミ屋敷の片付けは完了です。
片付けが終わったあとの壁や床は、長年にわたって溜まった埃でいっぱいです。
また、生ゴミから発生した雑菌が繁殖して、カビが発生していることもあります。
以下のような洗剤・消毒液を用意しておくと、さまざまな汚れをきれいに掃除できるようになります。
- 塩素系漂白剤
- 酸性洗剤(クエン酸)
- アルカリ性洗剤(セスキ炭酸ソーダ・重曹など)
- 住居用洗剤
- 液体パイプクリーナー
- アルコール消毒液
やる気がなかなか出ない方必見!ゴミ屋敷はデメリットだらけ
ゴミ屋敷は、不快な悪臭を放つばかりではなく、近隣の住民に迷惑がかかるなど、さまざまな問題やデメリットがあります。
ゴミ屋敷の問題・デメリットをしっかりと把握して、片付けへのモチベーションを高めていきましょう。
不衛生な環境であるため健康に悪い影響がある
ゴミ屋敷では、窓を開けて換気をすることもままならない場合があります。
換気をせずに掃除をしない状態が続いてしまうと、不衛生な環境に長く身を置くことで、何らかの病気にかかってしまう可能性があります。
ゴミ屋敷に棲むほこりやダニは、吸い過ぎてしまうと鼻詰まりやくしゃみ、皮膚の赤みやかゆみ、蕁麻疹などの原因になるとされています。
このように、ゴミ屋敷で長期間過ごすことは、健康に悪影響を与えるデメリットがあります。
自宅が劣化したり退去や修繕費を求められたりすることがある
意外に知られていないのですが、ゴミ屋敷のまま自宅を放置してしまうと、床に置いたゴミから湿気が出すぎてしまい、逃げ場がなくなることでフローリングや畳が腐ってしまうこともあります。
アパートやマンションなどの賃貸では、ゴミ屋敷が原因で退去させられたり、劣化した壁や床の修理に高額な修繕費を請求されたりすることもあります。
負担をできるだけ少なくするためにも、定期的な掃除が欠かせません。
ゴミ屋敷を片付ける2つのポイント
ゴミ屋敷では、文字通りゴミが散乱した状態となっています。
はじめはゴールが見えず徒労を感じる一方で、順序立てて作業をすればきれいにできます。
今から紹介する2つのポイントを参考に、効率良く片付けを終わらせましょう。
①捨てるものの優先順位を決める
何を片付けるのか、どこから片付けるかという優先順位を決めましょう。
目に付いた大きなものから捨てたい気持ちは分かりますが、大小関係なく絶対に不要なものから捨てるようにしましょう。
優先順位を付けておくことで、作業のはじめのうちに、ある程度のゴミを減らせます。
また、1部屋ずつ片付けることで、作業が中途半端に終わることを防げます。
②ゴミと判別しやすいものから捨てる
処分する順番ですが、はじめに明らかにゴミと分かるものから袋に入れましょう。
視覚的に量を減らすことで、片付けが進んでいることを実感できるようになり、ストレスを最小限に抑えられます。
また、あとで捨てるものと必要なものの仕分けがしやすいよう、スペースを作りながら片付けることが重要です。
自力での片付けが難しい場合は業者に依頼することもおすすめ!
ゴミ屋敷を自分で片付けるには、それなりの準備やモチベーションが必要です。
無事完了させられればよいですが、大変な部分も多いでしょう。
もし、自力での片付けが難しい場合は、業者に依頼することもおすすめです。
自分に合った方法を選び、いつも清潔で居心地のよい空間に身を置けるように、お部屋の環境を整えていきましょう。
片付けを業者に依頼したら得られるメリット一覧
業者に依頼すれば、指示に沿ってスタッフがどんどん片付けてもらえます。
自力で片付けるよりも短時間で済むほか、労力もかかりません。
さらに、片付けたあとに壁や床の清掃や消毒までしてくれるため、部屋が清潔な状態になることもメリットの1つです。
不用品から値段の付くものが見つかれば買取りもしてくれるため、依頼費用に充当できて負担を少しでも抑えられます。
ゴミ屋敷での回収事例3つ
ゴミ屋敷の掃除を業者に依頼したら、実際にどのように片付け・回収をしてくれるのでしょうか。
自分の家は散らかりすぎて、業者に依頼しても片付けることが難しいのではないかと思う方もいるでしょう。
最後に、ゴミ屋敷を片付けた3つの事例を紹介します。
①胸丈まで積みあがったゴミを回収した事例|愛知県弥富市
エレベーター無しの4階にある部屋において、胸丈まで積みあがったゴミの回収と部屋の片付けを行いました。
初日はゴミを分別しながら袋に入れる作業で、2時間かけて玄関周りにスペースを作り、廊下に溜まったものをトラックに運びました。
2日目は、壁際の雑誌や新聞紙などの紙類を段ボールに入れる作業、3日目は残りのゴミの回収と部屋の片付けを行い、作業が完了しました。
2〜3人で対応して、作業日数は3日間(15時間)となりました。
②6人で半日かけてゴミ屋敷を片付けた事例|名古屋市
こちらは1Kの部屋を6人がかりで掃除した事例です。
玄関を開けたら雪崩れてくるほどのゴミの量で、廊下で70cm、その先の部屋は120cmほどゴミが溜まっている状態でした。
また、ゴミの圧力によって部屋のガラスのひび割れも見られました。主なゴミはペットボトルや、弁当の容器です。
入口側・奥側の2チームに分けて作業をしたことで、4時間でゴミの片付けを終わらせることができました。
③一人暮らしの方がお住いの部屋を片づけた事例|愛知県知多郡武豊町
一人暮らしの方の部屋を5人がかりで片付けた事例を紹介します。
部屋には一面にゴミが散乱しており、弁当の容器や飲料の紙パックなど、生活ゴミが高く積み上がっている状態でした。
生活ごみによる悪臭も見られました。
5人のスタッフでゴミの分別・処分をしたことで、5時間で作業が完了しました。
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