2022/09/20 不用品回収
瓦を処分する機会はあまりありませんが、いざ処分するとなると捨て方に困る方が多いのではないでしょうか。
専門業者へ依頼して処分することもできますが、処分するにはまとまった金額が必要です。
業者以外を頼る場合にもさまざまなメリット・デメリットがあるため、事前の下調べが必要でしょう。
この記事では、あまり知られてはいない瓦の処分方法を解説します。
目次
家屋を解体する際に出た瓦は産業廃棄物になる
解体工事で出たゴミは産業廃棄物に分類されます。
家屋の解体によって排出される廃材は、すべて産業廃棄物です。
法令では「建設業において建物の建設あるいは解体等によって生じる物」は産業廃棄物であると定義づけられています。
基本的に、産業廃棄物を処理する際は、処理を認可された業者が依頼を受ける流れです。
産業廃棄物の処分は、事業者に処分の責任があるためこのように決められています。
少量の瓦は家庭ゴミとして捨てられる
少量の瓦であれば家庭ゴミとして捨てられるため、業者に頼らずに処理することが可能です。
ただし、少量であっても、お住まい地域の自治体によって捨て方が異なるため、市区町村のホームページや、電話などで確認しておくことをおすすめします。
自力で瓦を処分する4つの方法
少量であればご家庭で処分できる瓦ですが、実際にどのような処分方法があるのでしょうか。
ここからは、自力で瓦を処分する方法について4つ紹介します。
①自治体で回収してもらう
お住まいの地域で自治体に回収してもらう方法があります。
自治体ごとに回収の可否や条件に差があるため、自治体で回収を考えている方は、自治体のホームページで情報をチェックしておきましょう。
名古屋市の場合|回収できる数に上限がある
名古屋市では、瓦の回収を自治体で行っています。
名古屋市のホームページを調べると、瓦は粗大ゴミとして扱われていることがわかります。
しかし、無条件で回収してもらえる訳ではありません。ホームページによると、「1回の収集につき5枚まで」と明記されています。
大量にある場合は少しずつ捨てることがおすすめです。
捨てる際には粗大ごみのシールを購入して、指定の収集場所に持って行きます。
岐阜市の場合|戸別収集を実施している
岐阜市の場合は、事前予約後に戸別収集を行っています。
戸別収集であれば、収集場所に持って行く必要はありません。しかし、一方で現地で物量を計測して手数料を払う手間も発生します。回収日に料金を払う必要がある都合上、当日は必ず在宅していないとならないことが、デメリットです。
岐阜市では、1回の収集につき200kg分まで回収してもらうことができます。
桑名市の場合|回収不可物に指定されている
桑名市の場合は、瓦は収集不可物に区分されます。そのため、そもそも回収してもらうことができません。
通常なら産業廃棄物として扱われる瓦は、地域によっては自治体での回収を行っていない場合もあります。
その場合は、地域自治体では処分してもらえないため、専門業者や販売店に相談して回収をしてもらう方法が妥当です。
②自分でゴミ処理場に持ち込む
自分でゴミ処理場へとゴミを持ち込むことも、ひとつの方法です。
業者へ回収を依頼するケースと比べれば、処理のために費用が掛からない点で魅力があります。
一方で、自分で運ばなければいけない分、どうしても手間が掛かるというデメリットがあります。
自分で運べる量や重さである場合、もしくは誰かに手伝ってもらえる場合などは、ゴミ処理場へ持ち込む方法もよいでしょう。
③不要回収業者に依頼する
不用品回収業者を利用する際のメリットは、大きく分けて2つです。
1つ目は、回収・搬出・処分をまとめて依頼できる点です。費用は掛かりますが、手間に感じる作業を全て業者に任せられます。
2つ目に、定額パックを利用すれば、お手頃な費用で瓦を処分できる点です。
もしも大量の瓦を処分する場合であれば、自治体より費用が安くなることもあります。
④瓦をお庭をおしゃれにするアイテムとして再利用する
使わなくなった瓦を再利用して、お庭をおしゃれに飾るアイテムにすれば、瓦が有効活用できます。
瓦でお庭を飾りつけると聞いてもイメージはあまり湧かないかもしれませんが、意外にも瓦はさまざまな形で再利用が出来ます。
以下は活用法の例です。
砕石として再利用する
瓦は、砕石として活用できます。
聞いたことがあるかもしれませんが、瓦をリサイクルして作られた砕石は実際に商品化されており、瓦チップとして販売されています。
この瓦チップは、砂利の代用としてだけでなく園芸・ガーデニング用の鉢底石としても利用可能です。
瓦は素焼きの粘土でできています。
そのために、多孔質で通気性や透水性、保水性が良く、高い水はけが期待できます。
外溝として再利用する
瓦は、お庭の外構としても再利用できます。
素材が粘土のため自然にやさしく、海外の瓦であれば見た目も鮮やかなためお庭に映えます。
ナチュラルテイストやアメリカンビンテージなど、工夫や発想次第でさまざまなデザインに合わせられるため、理想のお庭造りに便利です。
【弊社事例】瓦を回収した2つの事例
瓦の回収に関して、何も知らない状態で一連の流れを想像するのは難しいでしょう。
この章では、弊社が実際に承った回収事例をご紹介します。
もしも、瓦の処分についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければ幸いです。
①庭にあった瓦を回収した事例|岐阜県瑞穂市
こちらの案件では、庭にあるガレキ類の回収をしました。
現場ではすでにガレキが庭の端にまとめて置かれており、それらを積み込む作業が中心でした。
おそらく、処分したいが処分する方法や場所がわからなかったと見受けられます。
コンクリートや瓦などは、処分方法が限られています。
不安であれば、弊社のような回収業者に依頼していただければ幸いです。
お客様側で一か所にまとめてくださっていたため、回収時間は30分程度、回収費用は5,724円です。
②家屋の解体で瓦を回収した事例|愛知県常滑市
売却や建て替えなどの理由によっては、家屋の解体工事を任せていただくことがあります。
こちらの案件では、常滑市の一軒家を解体する工事を承りました。
施主様のご希望は解体後の土地に駐車場を建てることです。
そのために、駐車場として利用しやすいように、追加作業で土の慣らしと砂利の敷き詰めを行いました。
解体工事の期間は約2週間ほど、追加金額などを含め料金は約300万円です。
まとめ
弊社では瓦の回収も承っています。
数枚程度であれば定期的にもちろん市のごみとして出すことが一番お勧めです。
大量の瓦を指定の収集場所に持って行くとなると、以下のように少し大変です。
- 労力が必要になる
- 家にいる必要がある
- そもそも回収してもらえないことがある
もし瓦の処分にお困りでしたら是非ご相談ください。
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