2020/11/14
目次
乾燥剤の正しい捨て方を知ってましたか?
クッキーなどのお菓子や海苔などを買った際についてくる、乾燥剤。正しい捨て方をしていますか?
実は気を付けていないと危険な目に遭ってしまう恐れがあります。今回は乾燥剤の捨て方についてご紹介します。
併せて乾燥剤の再利用方法もお伝えできたらと思います。
処分方法と再利用方法
乾燥剤は大きく分けて3種類あります。
1つは「シリカゲル」です。
見た目は透明と水色の小さな玉が入っていてなかなか綺麗な見た目をしているのがほとんどです。よく見かけるのはこのシリカゲルではないでしょうか。シリカゲルは水にぬれても発熱することがなくそのまま可燃ごみとして捨てることができます。自治体によっては可燃ごみとして扱っていないこともあるので一度確認して見ると良いでしょう。またシリカゲルは限界まで水分を含むと青色からピンク色になります。フライパンなどで炒るとまた水色に戻り、再利用をすることができます。炒る際には袋から取り出してください。また周りに小さなお子様やペットなどがいる場合は誤飲しないよう十分に注意しましょう。強火で炒めてしまうと水色の成分の??が紺色に変化してしまい、湿気を帯びた際にピンク色に変わらなくなってしまいます。炒っても体に悪い物質が出ないので安心して使うことができます。湿気があると臭いの原因になることがあるので靴のつま先などに入れておくと防臭効果を狙うことができます。
もう1つが「石灰乾燥剤」です。
この石灰乾燥剤の中に入っている生石灰は水にぬれると発熱します。水に濡れると消石灰に変化するのでシリカゲルのように再利用することができません。かなり高い温度にまで発熱するので捨てた場所が悪いと発火して火事になる可能性があります。捨てる際には小さい袋に入れてからにするか濡れているものが入っていないごみ袋に捨てるようにしましょう。使い終わった石灰乾燥剤は土の再生が期待できます。乾燥剤がアルカリ性で疲れた土は酸性なので乾燥剤を振りかけることによって中性になりやすくなります。強いアルカリ性の乾燥剤なので手や目につかないよう気を付けて取り扱いましょう。ちなみに名古屋市では不燃ごみとして扱っています。
最後にもう1つ、「脱酸素剤」です。
こちらもシリカゲルのように再利用することはできませんが、乾燥剤の中では寿命が特に長いのが特徴です。鉄の酸化を利用して酸素を吸収するタイプが主流となり、鉄が錆びるときに酸素を吸収するという性質を利用した鮮度保持剤となります。包装用の脱酸素剤は製品の包装に 「食べられません(Do not eat)」と「電子レンジ不可(Do not MicroWave)」 との注意書き(特に、食品製品には必ず電子レンジ不可が掲載される。)がよく記載されております。こちらも自治体によって捨て方が少しずつ異なっているので調べてみると安心して捨てられるのではないでしょうか。
いずれの乾燥剤もこまめに自治体が収集している一般の可燃や不燃のゴミとして捨てることが通常ですが、大量の乾燥剤などは一度グッドサービスへお問い合わせください。
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