2022/09/27 不用品回収
趣味として園芸をしていたけどもう必要が無くなった、なぜか家に大量の土の山がある、でも処分の方法が分からずずっと放置している…というご家庭はありませんか。
検索をしても、一般的な紙類やペットボトルなどの処分方法なら出てきますが、土に関してはあまり情報がないことが実情です。
捨て方が分からず、放置してしまっているご家庭も多いのではないでしょうか。
調べてみたところ、地域ごとに処分方法が異なっていることが分かりました。
目次
土を処分する5つの方法とそれぞれのメリットやデメリット
土を処分する5つの方法とそれぞれのメリットやデメリット
土を処分する方法と、処分方法それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット・デメリットをよく比較し、最適な方法を選ぶとよいでしょう。
①家の庭などに撒く
土を処分する方法として、自分の土地に撒く方法があります。
家の庭や畑などの私有地に撒くことで、処分問題を自己解決できます。
ただし、他人の土地や公園、裏山などに許可なく撒いてはいけません。
土に限らず、不用品を許可なく投棄することは「不法投棄」に該当するためです。
家の庭で処分するメリットは以下のとおりです。
無料で処分できる
土を持ち運ぶ手間がかからない
たとえ処分する土の量が多くても、私有地内で作業が完結するため、移動や労力の手間はそう多くありません。
反対に、家の庭で処分するデメリットは以下のとおりです。
一軒家の庭のような広いスペースが必要
庭の土と色が違い、景観を壊す可能性がある
私有地が狭い場合は、この方法ではすべての土を処分しきれない可能性があります。
②自治体のリサイクルサービスを利用する
自治体のリサイクルサービスを利用することも、土を処分する方法の1つです。
お住まいの地域次第ですが、自治体のごみ回収ルールに基づき、不要になった土を「燃えないごみ」として処分できることがあります。
ただし、自治体ごとに土の扱い方もそれぞれ違うため、あらかじめ問い合わせておくとよいでしょう。
「土の処分の仕方の一例」で名古屋市・岐阜市の事例を紹介していますので、参考にしてみてください。
自治体のサービスを利用するメリットは以下のとおりです。
安価、もしくはハードルが低い
回収サービスがない場合には、業者を紹介してくれることがある
費用がかかったとしても比較的安く済ませられるうえに、家庭ごみを出すように処分できるため、負担は少ないといえます。
反対に、自治体のサービスを利用するデメリットは以下のとおりです。
回収を受けるための条件や、制限が多い
回収サービスを行っている自治体が少ない
使用するごみ袋の色や処分する土の量など、ごみとして処分する際にはいくつかの細かいルールを守る必要があります。
③ホームセンターや園芸店の引き取りサービスを利用する
ホームセンターや園芸店では、一部店舗で土の引き取りサービスを利用できます。
家の近くにホームセンターや園芸店があるなら、土の引き取りを行っているかを事前に確認するとよいでしょう。
事前に確認するときには、引き取りにかかる費用やサービスの利用条件を合わせて確認することがおすすめです。
ホームセンターや園芸店を使うメリットは以下のとおりです。
ホームセンターは全国各地に広く存在する
比較的安価で引き取ってくれる
ホームセンターや園芸店は全国各地に存在するため、地域に限らず誰でも利用できます。
反対に、ホームセンターや園芸店を使うデメリットは以下のとおりです。
サービスの利用に店舗ごとの条件や、制限がある
サービスを行っていない店舗がある
自分で土を持ち込む必要がある
店舗ごとに、条件や制限は異なりますが「新しい商品を購入した時のみ利用できる」「石や砂利は取り除いて持ち込む」など、いくつかの条件があります。
④個人で引き取り手を探す
アプリやSNS、地域の掲示板などを駆使して、個人で土の引き取り手を探す方法もあります。
具体的には、家庭菜園をしている方や始めたい方に土を譲ったり、畑に土を捨てさせてもらえるよう、土地の所有者に交渉したりする方法です。
その際には「礼節をわきまえること」を、必ず忘れないようにしましょう。
個人間でやり取りするメリットは以下のとおりです。
お礼は必要だが、費用はかからないことがある
土の処分に関する制限がない
土を譲る時に、良識としてなにかしらのお礼は必要ですが、受け渡しに費用が発生するかはお互いの気持ち次第です。
反対に、個人間でやり取りするデメリットは以下のとおりです。
譲り渡す際も、捨てさせてもらう際にも運搬は必要
やり取りの中でトラブルが発生することがある
お互いが気持ちよくやり取りをするためにも、個人間でやり取りする際には、やり取りの詳細を相手と密に相談しておくことをおすすめします。
⑤不用品回収業者を利用する
土を処分する方法として最も手間のかからないものが、不用品回収業者を利用する方法です。
これは、ここまででご紹介した方法の中でも特に簡単です。
土の引き取りが可能な業者を探す必要こそありますが、インターネットや電話で申し込みをすると、自宅まで土の引き取りに来てくれるため、運搬の手間が必要ありません。
不用品回収業者を利用するメリットは以下のとおりです。
自分で土を運ぶ手間がかからない
土の処分に関する制限がない
申し込みが簡単で、対応が早い
インターネットや電話から引き取りの申し込みをするだけで、運搬から回収、処分までの行程を全て代行してくれるため、一切の手間がかかりません。
反対に、不用品回収業者を利用するデメリットは以下のとおりです。
費用がかかる
業者次第で料金やサービス内容、土の引き取りを行っているかどうかが異なる
引き取り料金は、処分する土の量や業者の対応地域ごとに異なるため注意しましょう。
プランターの土の処分
プランターで使う土の量はさほど多くないように見えますが、少量がゆえに、処分方法に迷う人が多いのではないでしょうか。庭があれば、自然に還す方法がベストです。
この項では、それ以外の処分方法3つをご紹介します。
不燃ゴミに出す
土は自然物であり、法律上は廃棄物に該当しません。そのため、自治体では基本的に土の回収をしていないと認識した方がよいでしょう。
ただし、自治体によっては、不燃ゴミとして回収している場合があります。また、土は不燃ですが、可燃ゴミとして回収している自治体も珍しくありません。いずれにせよ、回収している自治体の多くは、少量の土であることを条件としています。
家庭ごみの回収に土を出したい場合は、念のため、お住まいの自治体に確認しましょう。
買ったホームセンター、園芸店へ回収に出す
ホームセンター・園芸店によっては、不要になった土の回収をしています。
ただし、以下のような回収条件を挙げている場合が多いといえます。
・そのホームセンター・園芸店で購入した商品袋に入れる
・根・葉・肥料など土以外のものは取り除いておく
・購入した土以外のものは入れない
・回収分と同量の土を購入する
店舗によっては、購入時のレシートの提示を求められることもあります。
実状として、不要な土の回収サービスがあるホームセンター・園芸店はあまり多くありません。不要な土を持ち込む前に、その店舗で回収可能かの確認をおすすめします。
不用品回収業者へ依頼
不用品回収業者というと、家電や家具などを回収しているイメージですが、土の回収も行っています。
費用はかかりますが、不用品回収業者に依頼することで以下のようなメリットがあります。
・重い土を回収所まで自分で運ばなくてもよい
・土以外のものを取り除かなくてもよい
・土の処分に伴う疲れや汚れを回避できる
費用やサービス内容は業者によって異なります。いくつかの業者を比較・検討しての依頼をおすすめします。
土の処分の仕方の一例
愛知県一宮市での対応
例えば、愛知県一宮市では少量であれば(ここでいう少量とは45リットルのごみ袋5袋分)環境センターに持って行くことを勧めており、それ以上ある場合は自然に返すことを原則としています。
自然に返すとは要するに、自身が所有する畑や庭などに撒いて処分することです。
問題点は、この方法は土地を持っていなければなかなか実行に移せないことです。
環境センターに持ち込む場合は飛散しないように袋詰めして自身で積み下ろしも行います。
臭気を帯びているものは脱臭、または密閉をして臭いが外に出ないように注意する必要があります。
また袋に入れる際は中身が確認できるよう、透明、あるいは半透明の袋を選ばなくてはいけません。
愛知県名古屋市での対応
名古屋市内では、ゴミ袋に詰めた土の重さが片手で持てる程度かつ、一度に一袋のみであれば、可燃ごみとして出すことができます。
量が多い場合は愛岐処分場に持って行く必要があります。
処分場で受け取ってもらうには、事前に問い合わせをしてから区役所の環境事業所で中身の確認をしてもらい、許可証を発行してもらうことが必要です。
そして、その日中に愛岐処分場に行って処分をしてもらう必要があります。
愛岐処分場の対応時間は、平日の午前9時から夕方17時前頃までです。
ほとんど1日をつぶすような形で土を処分することになります。
基本的には自分で処分場に持ち込む必要があり、少量であればまだしも大量にある場合はかなり労力が必要です。
岐阜県岐阜市での対応
岐阜県岐阜市では市での土の回収は受け付けていません。
土の回収をしてくれる業者に頼るか、一宮市同様、自身が所有する畑や庭に撒いて処分するしか、基本的に方法はありません。
それぞれ環境センターや処分場で引き取ってもらうには費用がかかります。
またホームセンターによっては使わなくなった土を回収してもらうことができ、場合によっては無料で引き取ってもらえる場合もあります。
【弊社事例】土を回収した3つの事例を紹介
【弊社事例】土を回収した3つの事例を紹介
ここでは弊社事例のうち、実際に土を引き取った事例をご紹介します。
スタッフの数や作業時間、費用についても合わせてご確認いただき、目安としてください。
①土とコンクリートブロックの回収事例|愛知県半田市
こちらは、土やコンクリートブロック、煉瓦や倉庫などの、自力で処分できない不用品を回収した事例です。
重量のある不用品や処分方法が分からない物は、専門業者に依頼することをおすすめします。
2時間の回収作業で、量は小さいダンプカー1台分程度、費用は120,000円でした。
②庭全体の回収事例|愛知県一宮市
こちらは、土や植木鉢、コンテナやコンクリートブロックなどの、大量に残されている残置物を回収した事例です。
暖かくなって虫が増える春先に備え、寒い冬の時期から庭全体を片づけました。
6時間の回収作業で、人員はスタッフ7名、車両3台分程度、費用は280,800円でした。
③土を含めた一軒家まるごとの回収事例|名古屋市中村区
こちらは洗濯機2台と倉庫、植木鉢や土など、一軒家の室内全体と裏庭、敷地内すべての不用品を回収した事例です。
売却後は解体予定の物件でしたが、石や土を一切残さずすべて回収しました。
売却前の一軒家全体の片付け・回収作業を6時間行い、費用は300,000円でした。
結論
自然に返したり自身で処分場まで持ち込まなくてはいけなかったりと、土の処分方法は地域ごとにそれぞれ異なっています。
しかし、どの地域も多くの場合、自身で土の持込みをすることが多く、時間や労力がかかるため、手軽にできるものではありません。
またそもそも車を持っていないと、持ち込もうにもなかなか手段もありません。
車を持っていたとしても、持ち込む際に車を汚してしまう可能性があります。
結論としては、基本的には自治体で処分できる地域が少ないため、業者に依頼をするのが一番手っ取り早いのではないでしょうか。
もし、まだ土を購入していないが、土の購入を検討している時点であれば、今後処分しやすいように、可燃ごみとして捨てられる「捨てられる土」を購入してみるといいでしょう。
GoodServiceでは、処分しづらい土にも対応可能です。
もし処分に困っている土があれば、お気軽にお問合せください。
弊社は直接ご自宅に伺って回収をしているため、その場に置いたままでいただければ、現場スタッフが回収作業に赴きます。
土を捨てられずに困っている方は、是非ともご連絡ください。