2021/06/24
ライターの処分方法に困る人は、多い印象です。気軽に買えるものの、危険物でもあるため一般ゴミで捨てても大丈夫なのか、悩む方もいらっしゃるかもしれません。
処分方法を間違うと、大惨事につながってしまう危険もあるため、安全な方法で処分する必要があります。そこで本記事では、ライターの処分方法やガス抜き方法などについて解説します。
目次
ライターは無料回収してもらえる?
ライターの処分方法は、自治体での回収、もしくは売却の、主に2つの方法があります。ここでは、それぞれの方法について詳しく解説するとともに、無料でできるのか否かも紹介します。
ガス抜きをすればゴミとして出してOK
ライターは、基本的には一般ゴミとして出すことが可能です。ただしその際には、必ずガス抜きをする必要があるため、注意しましょう。ガス抜きをしなければ、ゴミ処理場で爆発などが起こる可能性があり、非常に危険です。
ガス抜きをすれば一般ゴミで出せると述べましたが、実のところ、自治体によってその取り扱いはさまざまです。たとえば普通に「燃えるゴミの日」に限り出していい自治体であったり、「不燃ゴミもしくは特定のゴミの日」であれば出していい自治体があったりと、さまざまです。
そのため、事前に確認するようにしましょう。自治体での回収であれば無料で回収してくれるので、費用をかけずに行いたい場合はおすすめです。
ただ、自治体の中には、ライターの金属部分とプラスチック部分をわけて処分する必要があるところもあるため、事前の確認が重要です。
ライターを買取ってもらえる場合もある
どこにでも売られているライターを売却するのは難しいですが、プレミアがついている注入式ライターなどは、売却できるかもしれません。
ジュエリーブランドやファッションブランドから出されているライターは、値がつくことが多い傾向です。たとえば「クロムハーツ」や「カルティエ」などが代表的です。気になる場合は、一度買取店に出向いてみてもいいでしょう。
ライターの安全なガス抜き手順
ライターを処分する際は、ガス抜きをする必要があります。ただし、火やガスを扱うため、初めての人は、どのように行うのか不安でしょう。そこで本項では、使い捨てライターと、注入式ライターのそれぞれのガス抜き方法を解説します。
使い捨てライターのガス抜き手順
はじめに、使い捨てライターのガス抜き手順を解説します。
①周囲に誰もいないことを確認し、安全性を確保する
ガスや火を扱う作業のため、安全性の確保は不可欠です。周りに人はいないか、建物や燃えやすいものはないかなど確認するようにしましょう。
②火をつける際の操作レバーを下げる
ガスを抜く際の最初のステップになります。火をつけるときのレバーを下げ、もし火がついたら、風を吹かせて消しましょう。
③輪ゴムやテープなどで操作レバーを下に下げたまま固定する
ガスを出し続ける必要があるため、レバーを下げた状態で固定します。
④シューという音がしていたらガスが抜けている証拠なので続ける
音が鳴っていたら、ガスが抜けている証拠です。
⑤この状態で風通しがよく、着火する心配のない安全な屋外で、半日から1日ほど放置する
音が鳴っていたら、そのままの状態にし、安全な場所で半日から1日ほど放置します。
⑥最後に確認のため火をつけてみる
最後に、ガスが抜けたかチェックします。火をつけてみて、つかなければ完了です。
ちなみに、使い捨てライターのガス抜きに必要なものは、処分したいライターとガムテープ、輪ゴム、セロハンテープなどです。所要時間はテープなどの準備で5分から10分ほど、外に放置する時間を含めると1日あれば完了します。
注入式ライターのガス抜き手順
次に、注入式ライターのガス抜き手順について見ていきましょう。使い捨てライターと要領はほぼ同じです。
①周囲の安全を確認する
最初は、周囲の安全を確保します。
②ライター本体のガス注入口の先端を細いドライバーで押す
注入式のライターには、ガス注入口があります。そこをドライバーなどで押します。
③シューという音がなくなるまでガスを抜く
するとシューと音がするはずなので、音がしなくなるまでガスを抜きます。
④確認のため火をつけてみて、火がつかなければ完了
音がしなくなれば、確認のため火をつけてみて、火がつかなければ完了です。
注入式ライターのガス抜きで準備するものは、ライター本体とドライバーのみです。また、時間も音がなくなれば終わりなので、確認作業も含めて半日もあれば完了するでしょう。
絶対にやってはいけない!ライターの危険な処分方法
ライターは無料で捨てられるので気軽に処分しがちですが、やってはいけない処分方法もあります。一歩間違えれば大惨事につながる恐れがあるため、注意しつつ処分する必要があります。危険な処分方法をご紹介します。
ガス抜きせずに捨てる・分解する
まず絶対にやってはいけない処分方法は、ガス抜きをせずに捨てることです。ガス抜きをしなければ、前述のとおり、ゴミ処理場で爆発が起きたり、ゴミ収集車が火事になったりと、さまざまなリスクがあります。
作業員の命を脅かすことになり、責任問題にもなりかねません。絶対にガス抜きをしてから処分するようにしましょう。
また、ガス抜きをしていない状態での分解も非常に危険です。開けたときに火花などが出て、ライター内のガスに引火し、爆発する恐れがあります。注意しましょう。
ハンマーや金づちで割る
同じ理屈で、ハンマーや金づちで悪などの行為も、非常に危険です。ガス抜きをせずに割ると、残ったガスに摩擦で生じる火花が引火し、爆発したり火事になったりする恐れがあります。こうした事態にならないためにも、ハンマーや金づちで無理やり割るのはやめましょう。
ライターの処分方法はゴミ出し以外にもある
ライターの処分は、ゴミに出すという方法以外にも、複数の選択肢があります。以下の方法が合えば、そちらのほうが簡単に処分できるかもしれません。具体的な例について、それぞれ見ていきましょう。
喫煙者に譲る
喫煙者の方に譲るという方法もあります。通常のライターはもちろん、ブランド品のライターは、非常に喜ばれるかもしれません。煩わしい処分を避けたければ、一度聞いてみてもいいでしょう。
ガスバーナーとして使う
実はライターは、ガスバーナーとしても使うことが可能です。専用の器具を使えば、簡単にガスバーナーに生まれ変わります。不安な方はやめたほうが無難ですが、興味のある方は、試してみてもいいかもしれません。
不用品回収業者に依頼する
ライターのみでの処分は難しいですが、ほかの不用品と一緒に出すという前提であれば、不用品回収業者に依頼することも可能です。
ライター以外にも、家の家具家電を回収してほしい場合や、実家の遺品整理の場合は、依頼した不用品回収業者に、一緒にライターも処分してもらえますよ。
まとめ
ライターの処分は、基本的にガス抜きが不可欠です。ガス抜きができない人は、人に譲ったり、不用品回収業者に依頼したりしましょう。
不用品回収は「GoodService」がおすすめです。ライターなどの不用品の処分にお悩みでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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