2023/07/14
家に灯りを灯す蛍光灯。しかし、使い続けてつかなくなったものや引越しで不要になった蛍光灯はどのように処分すれば良いのでしょうか。
今回は、蛍光灯の正しい処分方法について、蛍光灯の寿命や処分する際の注意点とともにご紹介します。
目次
蛍光灯の分類について
不用品を処分する際は、自治体の規定に従って正しく処分する必要があります。しかし、蛍光灯の分類について知らないという方も少なくありません。
そこでまずは、蛍光灯の処分方法について確認しましょう。
蛍光灯は水銀使用製品廃棄物に指定される
蛍光灯は、水銀使用製品廃棄物に指定されています。
そもそも蛍光灯は、蛍光管の中の水銀ガスに電流が通ることで発生する紫外線が、蛍光塗料が塗られている蛍光管の内側にぶつかって蛍光塗料が発光するという仕組みです。つまり、蛍光灯には水銀と蛍光塗料が含まれており、水銀使用製品廃棄物に指定されているのです。
このように、水銀と蛍光塗料が含まれている蛍光灯を燃えるゴミとして処分することはできません。
家庭用からでた蛍光灯は燃えないゴミ
一般的に、家庭から出た蛍光灯は燃えないゴミとして処分する必要があります。ただし、自治体によってゴミの分類は異なるため、お住まいの自治体の分類を事前に確認し、自治体の規定に沿って正しく処分しましょう。
また、分類だけではなく蛍光灯の処分方法について定めた自治体もあります。例えば、蛍光灯は箱に入れるか新聞紙で包んで処分するという規定を定めた自治体もあります。蛍光灯は安易に処分すると危険なため、自治体の指示に従って安全に処分してください。
工場やオフィスで出た蛍光灯は産業廃棄物
工場やオフィスで出た蛍光灯は、産業廃棄物として処分します。これは、法律で義務付けられていることから誤った方法で処分すると罰則が与えられることもあるためご注意ください。
産業廃棄物の処分は、産業廃棄物処理の許可を取得している専門業者に委託しなければなりません。家庭用の蛍光灯とは違い、自治体に回収してもらうことはできないため、専門業者に依頼して処分してもらいましょう。
蛍光灯の処分の仕方
蛍光灯を処分する際は、基本的に不燃ゴミとして出しますが粗大ゴミとして出すこともできます。ここからは、不燃ゴミと粗大ゴミの特徴や注意点をご紹介します。
不燃ごみとして出す
自治体によりますが、多くの自治体は蛍光灯を不燃ゴミに分類しています。お住まいの自治体が不燃ゴミに分類している場合は、指定の場所に持って行って回収してもらいましょう。
蛍光灯の処分については、「割れないように箱に入れる」「専用の袋に入れて出す」など、自治体が処分方法について明確に指定しています。そのため、指定の方法で正しく不燃ゴミとして処分しましょう。
粗大ゴミとして出す
自治体によっては、直径30cm以上の蛍光灯は不燃ゴミではなく粗大ゴミとして処分しなければなりません。不燃ゴミとして処分する際は、自治体が指定する手順で処分する必要があるため、必ず粗大ゴミのサイズや処分方法を確認しておきましょう。
一般的な粗大ゴミの処分方法は以下の通りです。
①ホームページや電話にて自治体に回収を依頼する
②粗大ごみ処理手数料券を購入する
③わかりやすい場所に「粗大ごみ処理手数料券」を貼る
④指定日時に収集所へ持ち込む
収集所に持ち込む際は、割れないように蛍光灯を新聞紙で包んだり、箱に入れるなどの工夫が必要です。
名古屋市の蛍光灯の処分方法
名古屋市では、不燃ゴミや粗大ゴミとして処分する以外に以下のような方法で蛍光灯を処分することもできます。
・リサイクルショップに出す
・不用品回収業者に依頼する
それぞれの処分方法について詳しく解説します。
リサイクルショップに出す
一つ目の方法として、リサイクルショップに出すという方法があります。リサイクルショップに出すことには、蛍光灯を指定の回収場所に持って行く必要がなかったり、いち早く処分できるというメリットがあります。
リサイクルショップに蛍光灯を持って行っても、付かなくなった蛍光灯を買い取ってもらうことは当然できず、引き取りのために費用がかかることがほとんどです。引き取りにかかる費用は業者によって異なるため、近くのリサイクルショップの中で一番安い業者に依頼すると費用を抑えられるでしょう。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者を利用するという方法もあります。不用品回収業者を利用すれば、蛍光灯を引き取ってもらえるため回収場所やリサイクルショップなどに持って行く必要がありません。また、他にも不用品がある場合はまとめて引き取ってもらえるため、引越しなどで蛍光灯を処分したい場合にもおすすめです。
不用品回収業者を利用する場合も、業者によって費用が異なるため見積もりなどから安く信用できる業者を選ぶようにしましょう。
蛍光灯を処分するときの注意点
「蛍光灯を割れば小さくできて処分にかかる費用を抑えられる」とお考えの方もいます。しかし、蛍光灯は割ってはいけません。その理由と割れてしまった時の対処法をご紹介します。
蛍光灯は割ってはいけない
蛍光灯は割ってはいけません。なぜなら、蛍光灯には水銀が含まれており、割ってしまうと水銀が空気中に放出してしまうからです。
蛍光灯内の水銀は微量であるため、万が一割れても必ずしも健康や環境に悪影響を及ぼすことはありません。しかし、吸い込んだ水銀が体内に溜まると健康被害が出るリスクがあり危険です。
また、割れた蛍光灯で怪我をする危険もあることから、蛍光灯を故意に割ることはもちろん割れないようにご注意ください。
蛍光灯が割れてしまったときの対処法
万が一蛍光灯が割れてしまった場合は、破片を新聞紙などで包むか箱に入れましょう。この際、破片で怪我をしないように十分にご注意ください。
また、なるべく破片が散らばらないように破片が固まっている場合はゆっくりとバラバラにならないように取り扱いましょう。
蛍光灯の寿命は?
蛍光灯は使用頻度などによって前後するものの、寿命があります。蛍光灯の寿命が切れると電気が付かなくなるため、寿命を把握して余裕を持って新たな蛍光灯を準備しておくことが大切です。
そこでここからは、蛍光灯の一般的な寿命や蛍光灯が切れた時の主な症状をご紹介します。
寿命の長さはどれくらい?
蛍光灯の寿命は、一般的に約6,000〜12,000時間とされています。年に換算すると約6ヶ月〜1年3ヶ月であり、1日8時間使った場合は約2年〜4年ほど持ちます。そのため、蛍光灯を使う頻度や製品によって変わりますが、一度付けると長期間持つでしょう。
蛍光灯が切れたときの症状は?
蛍光灯が切れると、蛍光灯が点滅したり黒い斑点ができるようになります。蛍光灯をつけた時に点滅していたり、蛍光灯に黒い斑点が付いている場合は買い替えのサインです。他にも、点灯に時間がかかったり暗い、異臭がするといった症状が見られることもあります。
部屋によっては、完全に切れると夜間に明かりがなくなってしまうため、早めに買い替えるようにしましょう。
LEDライト導入の検討
蛍光灯の寿命が短いと感じる場合は、LEDライトの導入を検討しましょう。なぜなら、LEDライトは寿命が長く消費電力が少ないからです。
LEDライトの寿命は、一般的に約40,000時間と言われています。蛍光灯の寿命が約6,000〜12,000時間であることからも、LEDライトの方が寿命が非常に長いことがわかります。
また、消費電力が少なければ電気代も抑えられます。
LEDや電球の処分はどうする?
LEDや電球には、蛍光灯のように水銀が含まれていないことから、不燃ゴミまたは粗大ゴミとして処分できます。自治体によって分類が異なるため、お住まいの自治体の規定に従って処分しましょう。
量が多い場合は不用品回収業者の利用がおすすめ
ここまでご紹介した通り、蛍光灯を処分する方法は複数ありますが、特に量が多い場合は不用品回収業者の利用がおすすめです。なぜなら、不用品回収業者は回収の量が多くても回収してくれるからです。
例えば、引越しのために蛍光灯以外にも不用品を多数処分したい場合、それぞれ処分したりリサイクルショップに都度運搬するのは手間がかかります。しかし、不用品回収業者を利用すればまとめて処分できて便利です。
※グッドサービス事例
グッドサービスでは、蛍光灯の回収実績も多数あります。そこで最後に、グッドサービスの回収事例を2つご紹介します。
不用品回収事例 名古屋市 引越しに伴う残物
名古屋市にて引越しに伴う残物の不用品を回収しました。蛍光灯以外にもソファやテーブル、FAX、すのこなど多種多様な不用品を回収致しました。
グッドサービスでは、引越しによる蛍光灯以外の不用品もまとめて回収致します。
不用品回収事例 愛知郡東郷町 解体工事に伴う不用品
愛知郡東郷町で、解体工事に伴う不用品回収をしました。家を解体するということで、木材はそのままにその他不用品を回収しました。
蛍光灯がそのままになっている照明などは蛍光灯を取外し照明と蛍光灯に分けて回収させていただきました。
解体工事に伴う不用品回収もお気軽にご相談ください。
まとめ
蛍光灯は水銀が含まれていることから、割れないように正しく処分しなければなりません。名古屋市内で蛍光灯を運搬することが困難な場合や面倒な場合、他にも不用品がある場合はぜひグッドサービスをご利用ください。