2023/06/06
断捨離という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。ただし、断捨離とは、やみくもに多くのモノを処分することではありません。断捨離にはコツやポイントがあります。
この記事では、断捨離をスムーズに進めるための手順とポイントを解説し、続けるためのコツもご紹介します。
目次
断捨離とは?
断捨離とはただ不要な物を捨てることではなく、物に執着する心を捨てて、身軽で快適に暮らそうとする考え方を意味します。
「断捨離」はヨガの考え方に基づき生まれた言葉です。
「不要なものを断つ」・「不要なものを捨てる」・「物に執着しない」を意味する「断行」・「捨行」・「離行」の言葉を合わせた造語です。
断捨離のメリットとは
断捨離をして、快適な暮らしを送ることで得られるメリットがあります。部屋がスッキリすることはもちろん、自分自身の成長にもつながるのです。
ここでは、断捨離で得られるメリットをいくつかご紹介します。
空間・時間に余裕が生まれる
断捨離をすることで、空間や時間に余裕ができます。
断捨離をして不要なものを処分し、量を減らすことで物の位置が把握しやすくなるためです。物の位置を覚えていれば、探し物をする際の時間短縮ができます。
また、洋服や雑誌などを処分して収納スペースをスッキリできれば、家がきれいになり空間に余裕が生まれます。
本当に必要なものだけに囲まれたスッキリした空間で暮らすことで、有意義な時間を過ごせるのです。
決断力が上がる
断捨離を続けることで、自分の決断力を上げられます。「自分にとって本当に必要なものか」「なぜこれを持ち続けるのか」自分の考えを整理しながら行うため、気づかぬうちに判断力・決断力が上がります。大切なことはしっかり自分と向き合い、自分の気持ちを理解することです。
断捨離をすることで決断力があがれば、仕事や暮らしによい影響となり、生活の質を高められます。
自分の感性の再認識ができる
断捨離をして自分の考えや気持ちを整理することで、自分の感性を再認識できます。自分にとって不要なものを処分すると、残るものは今の自分にとって必要なもの・好きなものです。
断捨離をすることで快適な暮らしを送り、ゆっくりとした時間を過ごせるようになると、今までは見過ごしていた「小さな幸せ」に気づけます。
断捨離の順番
断捨離にはスムーズに行うための順番があります。なにも考えずに片付けを始めても、時間ばかりがかかってしまいます。順を追って進めることが重要です。
ここからは、断捨離を進める際の順番をご紹介します。
モノを一箇所に集める
片付ける場所を決めて、そこから一度すべてのモノを取り出し一箇所に集めます。
例えば「服を断捨離しよう」と決めたとします。クローゼットから1枚ずつ取り出し、捨てるか捨てないかの判断をしていても上手くはいきません。重要なことは、いったん全部取り出したあと広げて確認することです。何がどれだけあるかが自分の目で確認でき、量を把握しやすいためです。
モノを一箇所に集めた後、自分にとって必要なモノか不要なモノかを判断します。
残す分量を最初に決める
どの程度の量を残すのかは最初に決めておきます。部屋の広さや収納のスペースは人それぞれ異なり、生活スタイルもさまざまです。
「置く場所はあるだろうか」「自分で管理ができる分量だろうか」を部屋の広さや収納スペースから考えます。
また、洗濯回数が少ない人であれば洋服の数は減らしすぎないほうがよいでしょう。お皿やコップなどの食器類は、来客の頻度や人数から減らす数を決めます。
このように自分にとっての最適な量を考えて捨てるモノを決めるのです。
「必要・不要・保留」に分ける
すべてのモノを一箇所に集め、残す分量を決めたあとは「必要・不要・保留」の3種類に分けます。1年読まなかった雑誌は捨てる、3年着ていない洋服は捨てるなど、仕分けるときに自分独自の基準を決めておけば仕分けがスムーズに行えます。
必要と不要だけでなく「保留」の選択肢をつくる理由は、断捨離する際の迷う時間を減らすためです。仕分けていると、どうしても迷いが出てきてしまいます。保留があれば、迷ったときもとりあえず「保留」にしておけるため、断捨離をサクサク進められます。
保留は時間を置いて判断
仕分けで保留にしたモノは、すぐに判断をするのではなく、改めて時間を置いてから判断します。ただ置いておくだけではなく「いつまでには決める」と判断するまでの期限を決めておくのです。
期限がきたときにもう一度、保留にしたモノを確認します。断捨離をし、保留にしてから今まで一度も使わなかった、手に取らなかったモノがあれば、今の自分には不要でこの先も使わない可能性が高いと考えられるため処分しましょう。
断捨離のポイント
断捨離をする際には、いくつか押さえておくとよいポイントがあります。ポイントを意識するだけでもスムーズに断捨離が進められます。
断捨離を要領よく行うために、これからご紹介するポイントを意識してみましょう。
1度で全てを行おうと思わない
断捨離をするときは1度で全てをやろうと思わずに、数日に分けて行うことがポイントです。全てのモノを出して片付けようと始めても、あまりにもモノが多いとやる気が続かずに途中で諦めてしまう可能性があるためです。
「今日はキッチンの棚をしよう」「今日は本棚をしよう」など、その日片付ける場所を決めて少しずつ断捨離を進めます。計画的に行うことでやる気を持続させ、途中で断念してしまわないようにします。
捨てられないものは無理に捨てなくて良い
使わないからといって、全てを捨てなくても構いません。もう使うことはなくても、思い出が詰まったモノはあります。それが大切な人からもらったものであれば、モノを見るだけで元気が出るでしょう。自分にとって大切で思い出のあるモノは気持ちを楽しく、心を豊かにします。
しかし、モノが多すぎるとこういった大切なモノがどこにあるか分からなくなります。
無理はせずに、ゆっくりと時間をかけて必要なモノか、処分するモノかを見極めましょう。
ジャンル別に行う
断捨離をするときは、ジャンル別に行うと順調に進められます。
本棚を断捨離する際は、本を全て出したあとにジャンル分けします。マンガ・絵本・小説それぞれで必要かを考え処分するのです。洋服であれば、ズボン・ワンピース・シャツなどで分けて考えます。
それぞれの場所ごとにジャンルで分けて断捨離をすることで、量の把握が容易になるため、処分するかどうかを判断する時間が短縮できます。
断捨離した状態を維持するコツは?
ここからは「断捨離した状態を維持するコツ」のご紹介をします。快適な暮らしを維持するためには、断捨離した後にもコツがあるのです。
断捨離をして片付けた部屋が、数日で元の状態に戻らないように気を付けます。
毎日少しで良いので片付ける
断捨離をしてきれいな状態になった部屋を維持するために、毎日少しずつでよいので片付ける習慣をつけましょう。少しずつ毎日行うことが大切です。せっかく片付いた部屋が、再びモノで溢れてしまわないようにします。
片付けることを習慣にすることで、モノをたまりにくくできますし、1度の断捨離では見落としていた不要なモノに気づけます。毎日コツコツと片付けを続けモノが減ることで、断捨離した状態を維持できるのです。
マイルールを設定する
断捨離において、マイルールを設定しておくとスッキリとしたお部屋を維持できます。買い物の段階で「今の自分に必要で価値があるだろうか」をよく考えて買い物する癖をつけます。1つ買ったら1つ捨てると決めておけばモノが必要以上に増えることはありません。
洋服や本など、収納スペースが決まっているものは「ここに収納できる分だけ」と自分で容量を決めておき、それ以上の収納スペースを増やさないようにすることがおすすめです。マイルールを設定することで、処分に対して迷いがなくなり断捨離した状態を維持できます。
グッドサービスでも断捨離のサポートをいたします
断捨離で出た不要なモノには「使いはしないが処分するにはもったいない」ものが出てくることもあるでしょう。大型なものであれば、どのように処分するか迷うこともあります。
そのようなときは、グッドサービスにご相談ください。断捨離に伴うお片付け実績も10年以上あり断捨離に迷われている方のご相談からお受けさせていただきます。断捨離のお手伝いの作業の中で買取可能な物はしっかりと仕分けをして各品目ごとに買取させていただきます。
古いものでも意外な買取金額が付く場合もありますよ。
まとめ
断捨離のメリットやコツ、ポイントをお伝えしてきました。
断捨離をすることで部屋がきれいになると、快適な暮らしができます。毎日少し気をつけて生活するだけでも変化があるため、断捨離を習慣づけて少しずつ身の回りの環境を整えましょう。