お役立ちコラム

教科書(参考書)の捨て方とは|処分する前に確認することについて

2024/06/16 不用品処分不用品回収

教科書を捨てるときの分類は?

教科書や参考書を処分する場合には、可燃ごみとして捨てる方法と、資源ごみとして捨てる方法があります。

また、自治体によって捨てる場所・分別方法・回収日などが異なることがあります。したがって、教科書を捨てるときには、自治体で定められているルールを確認しましょう。

可燃ごみに出す

教科書に書き込みや汚れが多い場合や破損が目立つ場合は、可燃ごみとして処分しましょう。資源ごみとしては処分できなかった教科書は、可燃ごみとして処分されます。

自治体次第では、教科書を可燃ごみと資源ごみのどちらで捨てればよいかが、指定されている場合もあります。そのため、使わなくなった教科書を可燃ごみとして捨てる場合は、ホームページや窓口などで、自治体の情報を確認することがオススメです。

また、教科書のページや表紙に個人情報が記載されている場合があるため、捨てる際は個人情報の取り扱いに注意しましょう。

資源ごみに出す

教科書は、多くの場合、自治体に資源ごみとして回収されています。

資源ごみとして自治体に回収された教科書は、リサイクルされて、古紙として生まれ変わります。雑誌や新聞紙と同じ方法で教科書を束ねて出せば、処分してもらえるでしょう。

ただし、資源ごみは紙を再利用する目的で回収しているため、汚れがひどい場合には、回収されない場合があります。そのため、資源ごみに出す際は、教科書の落書きや書き込みなど、汚れに気を配りましょう。

 

もったいないと思う時の教科書(参考書)の処分の仕方5選

使わなくなった教科書や参考書の処分方法には、買取を依頼したり譲ったり、換金したりする方法があります。

ここでは、教科書や参考書の処分方法を5つ紹介します。

 

専門古書店に買取を依頼する

専門古書店に買取を依頼すると、無料で配布される教科書以外の参考書や歴史書、テキストなどを買い取ってもらう事ができる場合があります。一般的な古本屋であっても、参考書や辞書の買取を実施している店舗があります。

ただし、状態の悪いものやマーカーやペンなどの印がついているものは買い取ってもらえないことがあるため、買取を依頼する前に本の状態をチェックしておきましょう。

買取の依頼には店舗に直接持ち込む方法の他に、出張買取や宅配買取が利用できる書店があります。持ち運びができる量であれば、出張費や輸送費のかからない直接持ち込みがおすすめです。

 

妹や弟、後輩に譲る

小学校と中学校の教科書は、学校から無料配布されるため譲っても同じ教科書が2冊になるだけですが、破れてしまったり汚れてしまったりした際の予備として利用は可能です。同様の理由で、同じ教科書を使う従妹などに譲る方法もあります。

高校や大学の教科書や参考書などは、個人で購入するため、同じ高校や大学に通う兄弟や従妹、後輩に譲ると新しく購入しなくて済みます。

ただし小・中・高の教科書は基本的に4年に1度改正され教科書の内容が変わるため、同じ内容の教科書であるかを確認しましょう。

 

施設や団体、自治体に寄付する

状態が良い教科書や参考書、入手困難で希少価値の高い本は、図書館やNPO法人、学校に寄付して処分する方法があります。

しかし図書館に寄付しても、全ての教科書や参考書、歴史書などを受け取ってもらえるとは限りません。希少価値の高い本であっても、図書館の規模や受け入れ可能な本の基準から外れている場合は受け入れが難しいためです。

そのため、図書館に寄付する際には、本を寄贈する前にホームページで寄贈のガイドラインを見たり問い合わせたりして、受け取ってもらえるか確認しましょう。またNPO法人も、全ての教科書や参考書、歴史書などを受け取ってもらえる訳ではありません。

 

フリーマーケットへ出品する

不要になった教科書や参考書をフリーマーケットやフリマアプリ、ネットオークションなどに出品する方法があります。自分で金額を設定でき、専門古書店よりも高額で売れる可能性があるため、売って処分したいときにおすすめです。

リアルイベントのフリーマーケットでは、本の状態は購入者が直接手に取り確認して、納得できれば購入します。

一方、フリマアプリやネットオークションでは、販売者が撮影した画像や説明文で本の状態を判断するしかありません。落書きや書き込みのあるページの画像や説明文での説明がなければ、トラブルにつながるため、問題のある個所の掲載はしっかりとしましょう。

 

また教科書は4年に1度改正されるため、古い教科書の場合は改正前の教科書であることを忘れずに明記しましょう。

 

不用品回収業者に依頼する

汚れや書き込み、日焼けなどで状態が悪い教科書や参考書は、寄付をしても受け取ってもらえませんし、フリーマーケットで売れる可能性も期待できません。

 

状態の悪い本を処分する際には、不用品回収業者に依頼する方法があります。不用品回収業者に依頼すると、教科書や参考書だけではなく、粗大ゴミや不要になった家電など他の不用品も同時に処分できます。

 

また、価値のある貴重な本や状態の良い家具、家電は買い取ってもらえる場合もあるため、模様替えや引っ越しのタイミングで不要な物をまとめて処分する際におすすめです。

不用品回収業者に頼む

教科書(参考書)を処分する際の注意点

教科書や参考書を処分する際には、いくつかの注意点があります。

ここでは、教科書や参考書を処分する際の注意点について、5つ紹介します。

 

名前や学校名を消す

学校名や名前、住所などが書かれた教科書や参考書を処分する際には、個人情報の部分を消しましょう。消さずにそのまま寄付したり販売したりすると、個人情報が流出して悪用される可能性があるためです。そのため、油性マジックや個人情報保護スタンプを使用し、しっかり隠してから処分します。

 

また、個人情報が描かれている箇所を切り取る方法もあります。切り取った部分は、細かく千切ったりガムテームで巻いたり、紙袋に入れたりして処分すると、見られる心配がありません。

 

紙以外のものを抜いておく

参考書や問題集などの教材には、リスニングCDが付属されていることがあります。

 

不要品として処分する際には、紙とCD、CDが入れられているビニール袋などは分別する必要があります。ゴミの分別や処分方法は地域によって異なるため、処分する前に必ず確認しておきましょう。

 

また、CDだけではなく、しおりとして挟んでいたクリップや下敷きなども全て取り除きます。

ただし、寄付や販売する際には、付属品が揃っている状態にしておきます。

 

プリクラが貼っていないか確認する

教科書や参考書などにプリクラを張っている際には、必ず全て剥がしてから処分します。プリクラには顔が写っているため、個人情報の流出につながる可能性が高いためです。

 

また、自分(自分の子ども)だけではなく一緒に写っている友達や知り合いの個人情報でもあるため、剥がし忘れがないかしっかりと確認します。

 

剥がしにくいときには切り取ります。

 

買い取り対象か調べておく

専門書買取専門店や古本屋に教科書や参考書を買い取ってもらう際には、持って行く前に買い取り対象か調べます。直接持ち込んだ場合、買い取ってもらえなければ持って帰らなければならないためです。

 

買取可能な本や対応は店舗によって異なるため、ホームページや電話などで確認します。

また、買取可能な本であっても、落書きや書き込み、破れなど状態が悪いものは買い取ってもらえません。

 

寄付する際には連絡を入れる

教科書や参考書を寄付する際には、持って行く前に連絡を入れます。専門書買取専門店や古本屋で買い取ってもらうときと同様に、図書館やNPO法人などにも受け取り可能な本の基準があるためです。

基準から外れた本や状態の悪い本を寄付すると、迷惑になる可能性があります。

 

特に図書館は本を収納するスペースが飽和状態になっており、寄付を受け付けていないことがあります。そのため、寄付を考えている際には、問い合わせて確認しましょう。

 

多い場合は紐で縛る

捨てる教科書が多く、まとまらないときには教科書を紐で縛りましょう。

紐で縛る際は、十字に縛る方法が一般的です。ただし、自治体次第では、縛り方の決まりが存在する場合があります。そのため、縛り方について不安なときは、自治体が出している情報を確認しましょう。

また、教科書が紐で縛られていると、ごみの回収業者も楽に回収できるため、紐できちんと縛る心配りが大切です。

教科書と一緒に処分すると良いもの

デジタル化が進んでいるとはいえ、学校生活では大量の紙を使用します。そのため、教科書を処分する場合は、使わなくなったプリント・ノートなどを一緒に捨てることをオススメします。

そのようにすると、部屋の整理整頓にもなり、部屋も気持ちもスッキリするでしょう。

プリント

学校生活では、テストや学級通信など一年間を通して大量のプリントが配られます。

プリントの処理を怠ると、気づかない内に大量のプリントが家にたまります。そのため、重要なプリント以外は教科書と一緒に資源ごみに出すことがオススメです。

ただし、配られたプリントには、子どもの名前や学年などが書かれていることもあるため、捨てる際には注意しましょう。

プリントをシュレッダーにかけたり、名前の部分だけを切り取り、別で捨てるなどの工夫が必要です。

ノート

プリントと同様にノートも学校生活では必需品です。そのため、使わなくなったノートも教科書と一緒に資源ごみで捨てましょう。ノートも教科書と同様に紐で縛るか紙袋に入れて処分します。

ただし、金属やプラスチックを使用したノートは、資源ごみとして捨てることができません。したがって、これらのノートを資源ごみとして回収してもらう場合には、金属やプラスチックの部分を取り外した状態で出しましょう。

古紙

教科書を資源ごみとして出す場合には、新聞紙や雑誌などの古紙も一緒に捨てましょう。

燃えるゴミで紙を捨てると、再利用できる資源が焼却されます。そのため、読まなくなった新聞紙や雑誌を資源ごみとして出しましょう。

資源ごみで回収された紙は、再生紙として新たな役目を果たします。

また、古紙回収は森林の伐採を抑えることにつながり、環境資源の保護に役立ちます。このように、小さなことから取り組み、少しでも地球に還元しましょう。

 

教科書を処分するタイミング

 

いつか使うかも知れないと教科書や参考書を処分するタイミングがつかめないことがあります。

そこでここからは、教科書を処分するタイミングについて紹介します。

 

小学校の教科書

小学生の教科書は、各学年末にまとめて捨てても問題はありません。他にも、低学年・中学年・高学年と2年ごとに処分する方法や、低学年・高学年の3年に1度処分する方法、6年分をまとめて処分するなどの方法があります。

 

また、年の近い弟妹や従妹がいる際には、予備の教科書として保管する方法もあります。

ただし、地図などは卒業まで使うことがあるため、確認をしてから処分しましょう。

 

中学校の教科書

中学校の教科書は、高校受験をする際に英語や数学などの教材として最適です。高校に入学した後も、中学の間に学ぶことを基礎とする科目があります。また、入学直後に実力テストや確認テストなどが実施される学校があるため、入学後も中学校の教科書で復習する機会があります。

 

そのため、中学校の教科書は捨てずに保管しておき、高校2年生に進級したタイミングで処分するとよいでしょう。

 

高校の教科書

高校の教科書も中学の教科書と同様に、大学を受験する際の教材として利用できます。

そのため、大学受験を考えている場合は捨てずに保管しておきましょう。

 

ただし、大学受験に全く関係のない分野の教科書は、処分しても問題はありません。進学を考えていなくても高校生の間は処分せず、卒業のタイミングで処分します。

 

大学の教科書

大学の教科書は、大学を卒業した後に使う機会はほとんどないため、不要になった時点で処分しても問題ありません。

 

ただし、大学の教科書は授業を担当する講師が指定する教材を購入して使うため、高価な教科書があります。

専門分野の教科書を処分する際には、専門書店で買い取ってもらうかフリマアプリやネットオークションに出品することをおすすめします。

参考書を処分するポイント

参考書を処分するポイント

 

またいつか見るかも知れないからと処分できず、本棚がいっぱいになってしまったときには、処分する基準を決めておくとよいでしょう。

 

ここでは、参考書を処分するポイントについて紹介します。

 

本の状態が悪い

落書きや書き込みが多かったり、破れや日焼けが酷かったりする参考書は、状態が悪いため処分します。状態の悪いものは、寄付や買い取ってもらえないだけではなく読みにくいため、参考書として活用できない可能性があるためです。

 

また、長期間保管しているものは内容も古くなっていることがあります。

 

使わなくなった

受験や資格取得の際に使用した参考書は、受験に合格した後になって使う予定がなければ処分して問題ありません。教科書や参考書の内容は改正されることがあるため、必要になった時に新しいものを購入して勉強をした方がよいためです。

 

また、分かり難い参考書は試験前であっても思い切って処分し、分かりやすい参考書を購入しましょう。

 

本棚に収まり切らない

本が溢れ、本棚に収まり切らなくなったときは、不要になった参考書を処分するタイミングです。状態がよかったとしても、使うかも知れないからと置いているだけの本は処分しても問題はありません。

 

また、日焼けや劣化が進む前であれば専門古書店や古本屋で買い取ってもらえたり、フリマアプリやネットオークションで売れたりする可能性があります。

 

電子書籍になった

電子書籍になった本はダウンロードすると読めるため、本を処分しても問題ありません。電子書籍であれば劣化の心配がなく、読む場所や時間を問わずに学べます。

また、本棚を圧迫する心配がなく嵩張ることもありません。

 

まとめ

教科書や参考書は、処分するタイミングが掴みにくいもののひとつです。使わない教科書や参考書の処分方法には、専門古書店での買い取りや施設への寄付、フリマアプリでの販売などがあります。

しかし、全ての本が買取や寄付できるわけではなく、フリマアプリでは売れるまで保管しておかなければならないため、引っ越しですぐに処分したい場合には不向きです。

そのため、すぐに不要品を処分したいときには、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

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