2023/02/25 不用品回収
人形やぬいぐるみは、小さなころから一緒に育っているだけあって、捨てづらいものです。それでも、結婚・引っ越しを始めとした人生の大きなイベントをきっかけに、捨てる機会は訪れます。そのような人形を捨てることになったときのために、どのような方法があるのかを知っておきましょう。
この記事では、人形の主な捨て方と、風水に基づいたお手入れ方法、おすすめの捨て方について紹介します。
目次
人形やぬいぐるみの捨て方7つ
リカちゃんやひな人形を捨てる方法は主に6つあります。
ここでは捨て方ごとに紹介し、それぞれの特徴とどのような人に向いているかを解説します。
①ごみ収集に出す
普通の家庭ごみで人形を捨てるのは、簡単かつリーズナブルな方法です。色々な手続きがないため、もっとも手間のかからない方法だといえるでしょう。
人形をごみ袋に入れて、各自治体のごみ収集や、契約しているごみ収集会社に回収してもらいます。大きな人形であれば、場合によっては粗大ごみとして出さなければならない可能性もあります。収集日や収集方法は地域ごとに異なるため、ごみの分別方法を確認して、ごみ出しをしましょう。
人形の処分に、必要以上のお金をかけたくない人におすすめです。
②お寺・神社へ供養に出す
お寺や神社に、人形を引き取ってもらい供養に出す方法です。
日本には、各地域に人形供養をしているお寺や神社があります。
手放しがたい思い入れのある人形であれば、捨てるよりも供養に出す方が心は休まるのではないでしょうか。
多少の金額がかかるため、供養代を用意しておきましょう。
供養料は1体1,000円前後から受け入れていることが多く、人形に思い入れが強いのであれば、上乗せも可能です。
人形に思い入れがあったり、ごみとして捨てることに抵抗がある人におすすめです。
③知り合いに引き渡す
人形を捨てるのではなく、知り合いに引き渡す方法もあります。
子どもが生まれた知り合いの家族や仲のよい友人に引き渡せれば、人形を捨てずに済む上、別の家庭で大切にしてもらえることでしょう。家庭によっては人形代の捻出が難しく、人形の種類によっては高価なものもあるため、感謝してもらえるかもしれません。
ただし「中古品」を嫌がる相手もいらっしゃいますので、上からの言い方になったり、渡す側の一方的都合で引き渡そうとしたりしないように気を付けましょう。
人形を大切にしてもらえそうな、信頼のおける人がいる人におすすめの方法です。
④リサイクルショップに売る
捨てるのではなく、リサイクルショップに売る手もあります。
引き渡せる知人がいなくても、見知らぬ人に人形のその後を任せられる選択肢です。また捨てるとお金がかかりますが、売れば多少なりともお金を手に入れられます。少しでも高く売るためには、売る前にできるだけ人形を綺麗にしておきましょう。他にもフリーマーケットなどで、自分自身が人形を売る選択肢もあります。
少しでもお金に換えたい人におすすめの方法だといえるでしょう。
⑤慈善団体や施設に寄付をする
幼稚園や保育園などの施設や慈善団体に寄付をする選択肢もあります。
そのような施設では、リカちゃんやひな人形を求める年齢の子ども用に供されることが多いため、人形に第二の人生を歩んでもらえることでしょう。
人形の受け入れをしているかどうか、どのように送ればよいのかは、ホームページや張り紙をチェックしたり、直接確認してみるとよいでしょう。
近くに受け入れ施設がある人におすすめの方法です。
⑥日本人形協会の郵送供養サービスを利用する
日本人形協会の郵送供養サービスを利用する方法もあります。
日本人形協会の郵送供養サービスを利用すれば郵送して供養してもらえるため、近くの神社やお寺が人形供養に対応していなくても人形供養が可能です。
日本人形協会の公式サイトで申し込めば、「お人形差出キット」が送付されます。公式サイトから申し込んで、指示に従って人形を梱包して郵送しましょう。
⑦不用品回収業者に回収してもらう
人形の捨て方として、不用品回収業者に回収してもらう方法があります。
電話やホームページなどで不用品回収業者に申し込みをすれば、家まで取りに来てもらえます。また、他の家具もまとめて回収してもらえるため、大量に捨てるものができた引っ越しのときに便利です。他にも、持ち運ぶことも大変な大きな人形を捨てる場合などでは重宝することでしょう。
楽に処分したい人や、他に複数の捨てたいものがあるときにおすすめです。
人形を捨てるときに気を付けたい4つのポイント
大切に扱っている人形であればあるほど、できるだけ丁寧に捨てたいものです。一方で、人形はあくまで「もの」として扱われるため、捨てるときはルールに従って捨てる必要があります。
ここでは、人形を捨てるときに気を付けたいポイントを、3つ紹介します。
①人形の分解が必要な場合がある
人形をごみ収集に出して捨てる際には、人形の分解が必要な場合があります。
各自治体のごみ分別やごみ収集業者には分別ルールがあり、主に燃えるものと燃えないものに分類されます。たとえば、金属や音声が出る機械を含む人形であれば、機械の部分とそれ以外で分類して出す必要があります。
そのため、「人形をごみ袋に入れるだけならできるけれど、解体まですると抵抗がある」という人は、捨てる人形の解体が必要かどうかの確認が大切です。
人形の構造と、お住まいの地域のごみ分別ルールを確認しましょう。
②お寺や神社へ人形供養をする際は事前に確認する
お寺や神社へ人形供養をする際は、該当の施設へ事前に確認を入れましょう。
人形供養を受け入れているお寺や神社は存在しますが、すべてではなく一部に止まります。
そのため、いざ人形を持っていったら供養はしてもらえない、という事態にはならないように確認しておく必要があるでしょう。
また人形供養を請け負っているお寺や神社でも、事前に予約が必要な場合もあります。いきなり形を持ち込む前に、電話やホームページで予約の受付をしているかどうかを確認しましょう。どのような供養をしているのか不安であれば、直接訪れて聞いてみたり、供養の様子がわかる写真などがあれば見せてもらったりするのもいいかもしれません。
③施設や慈善団体へ一方的に送り付けない
幼稚園や保育園、慈善団体へ一方的に人形を送り付けないようにしましょう。
どれだけ大切に思っている人形であっても、周囲の人にとっては、ただの中古品である可能性もあります。そのため新品であれば受け入れられても、中古品のプレゼントは受け取りを拒否されて、お互い嫌な思いをするケースもありえます。
受け入れをしているかどうかを確認するには、直接連絡を取れるとベストです。また、受け入れをしていても、いきなり送られると困惑される可能性があるため、事前に連絡を取りましょう。
④誰かに譲るときは綺麗にしておく
誰かに譲る場合は、なるべく綺麗な状態で譲りましょう。綺麗な状態で保管していた人形であれば、そのまま譲っても特に問題ありません。しかし、埃などが付いている場合は優しく拭き取るなどの配慮が必要です。
自分が受け取る側の立場になったつもりで、なるべく綺麗な状態にしてから譲る気遣いを持ちましょう。
人形を捨てる前にしておきたいこと4つ|風水に基づいた方法
人形を誰かに売ったり引き渡したりする際には綺麗にしておきたいものですが、人形をそのまま捨てる場合にもしておきたいことがあります。
ここでは、風水に基づいて人形を捨てる前にしておきたいことを4つ紹介します。
①人形を綺麗にしてあげる
捨てる前に人形を綺麗にしてあげましょう。もう捨てるからと言って汚いままにしないほうが、風水ではよいとされています。
人にあげたり売ったりするのであれば、なおさら綺麗にすることは大切です。
人形の顔や服の汚れを拭き取ってあげて、髪があるなら整えてあげましょう。ただし、乱暴に洗うと部品が取れたり、洗剤を使うと色落ちして余計にぼろぼろになる可能性があるため、見目が整う程度に留めておくことを推奨します。
②塩を振りかける
人形を捨てる前に、塩を振りかけて清めてあげましょう。
さらに、人形をごみ袋に入れて捨てるときは、一緒に清め用の塩を入れてあげましょう。きちんとお清めしてあげることで、「人形を捨ててしまう」ことに対して気持ちの上でも楽になります。
また人形以外でも、捨てづらいものを捨てるときには塩を振りかけてあげることをおすすめします。
③人形の顔を包んであげる
袋に入れる前に、人形の顔を包んであげましょう。
顔を包んであげることで、ごみ袋に入れても人形の顔が汚れないですみます。また目を隠すことで、魂のある生き物から捨てるものへと変えられるとも考えられています。
髪の長い人形であれば、髪を結んでから顔を包んであげるのがおすすめです。顔を包むものには和紙や白い布を用いて、燃えないゴミに分類されるものを使用するのは避けましょう。
④人形に感謝の気持ちを伝える
人形を分解したり、ごみ袋に入れる前に感謝の気持ちを伝えましょう。
「今までありがとう」と感謝の気持ちを向けながら、綺麗にしてあげたり、塩を振りかけてあげます。心から感謝すれば、人形は浄化されると考えられています。
気持ちだけではなく、はっきりと声に出して言葉をかけてあげるのもありです。人形に施してあげる所作だけでなく、心も向き合ってあげることで、人形にも感謝の気持ちは届くことでしょう。
人形を捨てるなら不用品回収業者への依頼をおすすめ!その理由を4つ紹介
ここまで人形の捨て方についていくつか解説してきましたが、不用品回収業者への依頼はさまざまな面でメリットがあり、処分方法としておすすめさせていただきます。
ここでは、不用品回収業者をおすすめする理由を4つ紹介します。
①人形を丁寧に取り扱ってもらえる
不用品回収業者に依頼すると、人形を再利用する場合もあるので、丁寧に取り扱ってもらえます。
個人で捨てるときはごみ袋に入れますが、業者には人形をそのまま渡すので人形をゴミ袋に入れるときの嫌悪感は無くなるでしょう。
遺品整理をはじめとするデリケートな状況で人形の処理に困った場合でも、人形は粗末に扱われないため、気分良く回収してもらえます。人形以外のものでも、依頼人の気持ちを考えて回収をしてもらえるため、公に捨てづらいものを捨てる際におすすめだといえるでしょう。
業者によりますが、人形は人形供養を無償で行ているところもあります。
②環境に優しい
不用品回収業者に回収をしてもらうと、回収したものはできるだけリサイクル、またはリユースされます。それによってごみが減るため、環境に優しい方法だといえるでしょう。
国内で再販できなくても海外の需要を探して海外でリユースされることが多くあります。
リサイクル・リユースされることによって、処分前提で引き取るよりも回収費用が抑えられ、さらに人形は有効利用されて第2の人生が送れるなど、元の持ち主にも、人形にもメリットだと言えます。
人形を捨ててしまうけれど、できれば別の形で世界に残したいと考えている人にとって、おすすめの捨て方だといえるでしょう。
③他の家具とまとめて処分できる
不用品回収業者では人形だけではなく、他の家具もまとめて処分可能です。そのため引っ越しや遺品整理など、大量に処分したいものが出てきたときにまとめて対応できるのです。
たとえば、人形1つだけなら多少分解するだけですみますが、他にも大量のごみがあるときは、分別だけでも大変です。
不用品回収業者に頼むと、連絡1つとるだけで分別から回収まですべて任せられます。
お手軽に済ませたい人にとって非常にありがたい方法だといえるでしょう。
④家に来てもらえる
不用品回収業者に頼むと、家に来て回収してもらえます。
神社・お寺に供養に出す場合や、リサイクルショップに売りに行く場合は直接その場所に人形を持っていく、あるいは送付するなどの手間が必要になります。
一方で、不用品回収業者への依頼は自分で外に出なくてもよい方法です。それによって、持ち運びが大変な人形であったり、リサイクルショップに行く時間がなかったりといった方でも利用できます。
また、人形と思い入れのある家で最後のお別れができる点もメリットだといえるでしょう。
※グッドサービス事例
グッドサービスでは、これまで多くの人形の買取をしてきました。そこで最後に、グッドサービスでの人形回収の事例を3つご紹介します。
岐阜県にて人形の回収
岐阜県で、生前お父様が集めていた人形の回収をしました。遺品整理をしていたものの、人形だけは処分できないというご家族様からのご依頼で、大量の人形を回収した事例です。
回収しました大量の人形は、廃棄ではなくご希望に沿って供養をした上で海外の需要のある国にお送りしました。
このように、大切な思い入れのある人形の処分にお困りの場合、ご希望に沿って供養をしたり他に必要な人にお送りすることも可能です。また、人形とともに他の遺品整理も可能ですので遺品整理についてもぜひお任せください。
合同供養
グッドサービスでは、定期的に合同供養をしています。お坊さんに来ていただき、貯めていた人形などお客様からご依頼のあった物を一箇所に集めて合同で供養するというものです。
合同供養では人形が多数ある場合もあれば、衣類やぬいぐるみなどもまとめて供養する場合もあります。
合同供養は無料です。ただし、物量があまりに多い場合は別途供養料金をいただいて個別で対応致します。
人形を含めたリフォームに伴う不用品回収
リフォームすることを機に、人形を始めタンスやベッドなどの大型家具、布団や小物などの回収をしました。回収しました人形については、供養のご依頼を頂いたため供養させていただきました。
グッドサービスでは、人形の回収とともに他の不用品もまとめて回収しております。別途人形のみ供養をご希望の場合も対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
まとめ
人形の捨て方は主に6通りありますが、最もおすすめする方法は不用品回収業者への依頼です。どのような捨て方をする場合でも、人形を捨てる前に軽くお手入れをしてあげましょう。
グッドサービスでは人形を含めた、さまざまな不用品の回収をしています。遺品整理や相続など、デリケートな状況においてもお客様の考えを尊重して対応いたします。
無料で定期的に合同供養も行っております。
人形や他の不用品の処理に困っている際は、ぜひグッドサービスまでご連絡ください。