2023/01/30 不用品処分不用品回収
主に日本庭園で鑑賞のために用いられる石である「庭石」。庭石は自然石の中から形態の良いものを選んでそのまま用いており、加工した石は庭石とは言いません。
リフォームや建物を壊すために庭石を処分したい場合、どのように処分すれば良いのでしょうか。今回は、庭石の処分方法や費用相場、注意点について、庭石の種類と共にご紹介します。
目次
庭石の種類
庭石と一言で言っても、庭石には主に以下の種類があります。
- 飛び石
- 沓脱石
- 景石
- 水鉢
庭石の処分方法をご紹介する前に、まずはそれぞれの種類の概要と特徴をご紹介します。
飛び石
飛び石とは、履物が土で汚れないように敷かれる石のことです。日本庭園などの砂利道に敷かれていることが多く、庭石の中でも比較的身近な種類と言えるでしょう。
飛び石は歩きやすいように平らな形をしています。土を踏まずに歩けるように、適度な間隔で配置されているという特徴があります。具体的な配置の感覚は、一般的に36〜40センチメートルです。36〜40センチメートルという間隔は狭く感じるかもしれませんが、和服を着ていても歩きやすい間隔にするために定められた間隔です。
沓脱石
沓脱石(くつぬぎいし)とは、建物と庭の境界線として使われる石のことです。履物を脱いで建物に入るための踏み台として敷かれています。
日本では、家の中を神聖な場所と捉えていることから、履物を脱いで家に上がるという習慣があります。履物を脱ぐための設備として使われたのが沓脱石です。
沓脱石は、その用途から縁側に置かれることが多い庭石です。
景石
景石とは、加工せずに庭の要所に配置した天然の岩石
のことで和風庭園に置く石のことです。
和風庭園では海や川、山など自然の景色を再現します。海や川は池で再現しますが、山を再現するために使われるのが景石です。
景石はさらに貴船石、吉野川石、佐渡赤玉石、相木石、伊予青石などの種類に分けられ、それぞれで特徴や採れる地域が異なります。とはいえ、どの種類でも庭に置くことで庭園の格を上げることができます。
水鉢
水鉢とは、水を溜める器となる石のことです。お墓に使われることが多いですが、最近では家の庭に使われることも増えました。
自然石のもつ野趣を重視して作られ、わびやさびなどの茶道の精神を具現化したものとされています。形状はさまざまですが、どのような形状でも古びた風合いが感じられるでしょう。
和風庭園には植栽がありますが、植栽の周りに水鉢を置くだけで魅力が増します。
庭石の処分方法
庭石を処分する際は、造園業者に引き取ってもらう、個人で販売する、ホームセンターに持ち込む、リフォーム会社に依頼する、不用品回収業者に依頼するのいずれかの方法で行います。ここからは、それぞれの処分方法の概要と特徴をご紹介します。
造園業者に引き取ってもらう
庭をリフォームする場合は、庭木の手入れや庭づくりを担う造園業者に引き取ってもらう方法があります。
造園業者に引き取ってもらえば、自分で処分する手間が省けるため便利です。石の状態によっては無料で引き取りをしてくれる場合もあるため、処分にかかる費用も省ける可能性があります。
造園業者に依頼する際は、古い庭石を引き取ってもらえるかを相談してみましょう。
個人で販売する
個人で販売する方法もあります。
日本の伝統的な庭に必要不可欠な庭石は、需要が高く必要としている人に譲ることができる場合があります。知人に必要な人がいれば譲ってあげたり、オークションサイトやフリマアプリなどインターネットを使って販売しても良いでしょう。
オークションサイトやフリマアプリを利用する場合、配送手続きなどの手間もかかることを把握しておきましょう。
配送手続きを省く方法として、ジモティーなどの地域アプリの活用も一つの手です。地域アプリを利用すれば、対面で手渡しできるため配送手続きの必要がありません。
ホームセンターに持ち込む
近くにホームセンターがある場合は、ホームセンターに持ち込む方法もあります。
ホームセンターであればどこでも引き取ってもらえるわけではなく、砂利として使用していた庭石の引き取りをしているホームセンターを利用しなければなりません。そのため、事前に問い合わせて庭石の引き取りをしているか否かを確認しておきましょう。
また、ホームセンターで引き取れる石の大きさには制限があります。どの程度の大きさの庭石であれば引き取ってもらえるかも確認しておくと安心です。
リフォーム会社に依頼する
リフォームするために庭石を処分する場合は、リフォームを依頼する会社に引き取ってもらえる場合があります。全てのリフォーム会社が引き取ってくれるわけではないため、リフォームを依頼するタイミングで引き取りの有無を確認しましょう。
リフォーム会社に一括で依頼をすると、工事がスムーズに進んだり、自分で処分する手間が省けるため、リフォームするために古い庭石を処分したい場合はおすすめです。
不要品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する方法もあります。
不用品回収業者も庭石の引き取りが可能です。不用品回収業者に依頼すれば、他の不用品も一緒に回収してもらえるため便利です。庭石以外にも不用品がある場合は、不用品回収業者への依頼をおすすめします。
名古屋市、岐阜県内で不用品回収業者に庭石の回収を依頼したい場合は、ぜひGoodServiceにお任せください。
庭石の処分費用の相場
庭石は、売ったり無料で引き取ってもらう方法もありますが、基本的には処分する際に費用がかかります。庭石の処分費用の相場は1kg あたり30円から40円程度です。庭石の量にもよりますが、3万円は予算をみておいた方が良いでしょう。
ここからは、庭石の処分費用の内訳と弊社の処分事例をご紹介します。
処分費用の内訳
庭石の処分費用の相場は3万円前後ですが、庭石の処分にかかる費用以外にも以下の費用がかかります。
- 人件費:1万円前後
- 重機費:5〜7万円前後
- 出張費:無料〜5,000円前後
- 諸経費:1〜3万円前後
なお、GoodServiceでは出張費はかかりません。
また、上記はあくまでも目安であり、業者によって処分費用は変わります。事前にホームページや電話などで確認しておくと安心です。
庭石の処分事例
GoodServiceは、過去に庭石の回収・処分事例があります。その一つとしてご紹介する事例が、マンションベランダに作られた庭石庭園の改修事例です。
大きな石などは工具で細かくしながら、2時間ほどで作業が完了しました。また、家の中にあった残置物も回収して欲しいという依頼を受け、トラック1台分の残置物を回収しました。
この事例でのトータルの作業時間は約6時間、金額は28万円です。
庭石を処分する際の注意点
庭石を処分する際は、以下の点にご注意ください。
- 悪徳業者に気を付ける
- 山や川に放棄してはいけない
- 石の状態を明確に伝える
- 見積もりをもらう
- 個人での販売は難しい
それぞれの注意点について詳しく解説します。
悪徳業者に気を付ける
まずは、悪徳業者に依頼しないようにご注意ください。なぜなら、悪徳業者に依頼してしまうと高額請求をされる恐れがあるからです。
例えば、不用品回収業者は多数存在しますが、中には作業後に見積もり金額よりも遥かに高い料金を請求してくる悪徳業者が存在します。高額請求を拒否しても脅すなど、無理矢理お金を払わせることもあるため、悪徳業者に依頼しないように注意しましょう。
また、悪徳業者は料金面だけではなく特許した石を不法投棄する恐れもあります。ホームページや口コミから、安心して依頼できる業者を見つけましょう。
山や川に放棄してはいけない
「処分にお金がかかるから」などの理由で、庭石を生や川に放棄する行為は絶対にしないでください。なぜなら、庭石を山や川に放棄することは禁止されているからです。
「同じ石だから山や川に捨てても良い」と考えている方もいますが、勝手に捨てると不法投棄となり、場合によっては刑罰の対象となる恐れもあります。
蚩尤地以外の土地への放棄や、土に埋めるなどの処分はしてはいけません。自分の庭石は、責任を持って正しく処分しましょう。
石の状態を明確に伝える
回収業者に依頼する場合や知人に譲る、フリマアプリなどで売る際は石の状態を明確に伝えることも大切です。なぜなら、同じ種類の庭石でも状態によって価値が変わるからです。
特に、不用品回収業者に依頼をする場合は見積もり金額と実際の作業料金に差異が出ることを防ぐために、必ず石の状態を正確に伝えましょう。石の状態を伝えるタイミングは、見積もり依頼時が適切です。この際、石のサイズや庭の状態なども伝えておくと、より明確な見積もりを出してもらえます。
見積もりをもらう
悪徳業者に依頼しないためにも、なるべく安く処分するためにも見積もりをもらうことが大切です。
庭石の回収を依頼すると、石の種類や状態などから見積もりを出してもらえます。なるべく安く回収してもらうためには、複数の業者の見積もりをもらって料金とサービスを比べる必要があります。
また、見積もりを確認する際は料金だけではなく見積書の内容も確認しましょう。なぜその料金が発生するのか、作業内容と料金を明確に記載されている見積書を出してくれる業者は悪徳業者である可能性は低いでしょう。
個人での販売は難しい
先ほど庭石の処分方法の一つとして、個人で販売する方法をご紹介しました。しかし、実際には庭石を個人で販売することは難しいのが現実です。なぜなら、庭石の撤去作業は一人で行うことは困難だからです。
庭の大きさにもよりますが、庭石はかなりの量があります。一人で一つずつ集めるのはかなりの時間と労力がかかります。また、フリマアプリではすぐには売れないことが多く、場合によっては買い手が見つからない場合も少なくありません。
このように、撤去作業が困難な点や買い手が見つかりにくいことを考慮すると、個人で販売するよりも業者に回収してもらった方が確実に処分できます。
まとめ
日本の美しい庭に欠かせない庭石。庭石を処分する際は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
名古屋市内や岐阜県で不用品回収業者に庭石の回収を依頼する際は、ぜひGoodServiceにお任せください。
GoodServiceでは、庭石をはじめ多種多様な不用品を回収しており、まとめての回収も承っております。豊富な実績と業界最安値水準で、低価格かつ安心してお任せ頂けます。
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