2022/12/16 リサイクル不用品処分引越し
「古くなったパソコンを片付けたいけど、どうやって処分すれば良いかわからない……」「デジタルカメラは自治体のゴミ回収で持っていってもらえないの?」など、小型家電は処分方法が特殊であるため、扱いに困ってしまうケースが多いです。
そこで本記事では、小型家電や小型家電リサイクル法の概要、小型家電の処分方法などについて解説します。パソコンやデジタルカメラなどの小型家電を処分したいと考えている方は、ぜひお読みください。
目次
小型家電とは?
小型家電とは、電池や電気によって作動する家電製品の一部を指します。小型家電に該当する製品は、環境省によって定められており、例としては以下のようなものが挙げられます。
- 携帯電話
- パソコン
- 扇風機
- ドライヤー
- ゲーム機
- ランニングマシン
- 電気ストーブ など
特定対象品目
小型家電は、対象品目と特定対象品目の2種類に分かれています。特定対象品目とは、対象品目の中でも国が特にリサイクルを推奨しており、無償で事業者に引き渡せるものを指します。
小型家電の特定対象品目に当てはまる家電の例は、以下のとおりです。
- パソコン
- デジタルカメラ
- オーディオプレーヤー
- 電動歯ブラシ
小型家電リサイクル法とは
小型家電リサイクル法とは、使い終わった小型家電の回収やリサイクルを促進するための法律です。小型家電には、レアメタルや貴金属のような希少な金属が含まれていますので、それらを再利用する目的で制定されました。
国内において1年間に役目を終える小型家電の数は65万tあるとされており、その中にある再利用可能な金属の量は28万tにも及ぶと言われています。小型家電リサイクル法が制定されたことで、このような使われなくなった小型家電もリサイクルされるようになりました。ちなみに東京2020オリンピック・パラリンピックのメダルは、小型家電をリサイクルして得られた資源などから作られています。
小型家電を処分する5つの方法
小型家電の主な処分方法としては、以下の5つが挙げられます。
- 自治体の回収ボックスを活用する
- 小型家電回収のイベントに持っていく
- メーカーに回収してもらう
- 家電ショップで回収してもらう
- 業者に回収を依頼する
自治体の回収ボックスを活用する
自治体で用意されている回収ボックスに不要となった小型家電を入れる方法が、手軽で良く利用されています。回収ボックスは、以下のような場所に設置されています。
- 市民センター
- 体育館
- コミュニティセンター
- 図書館
自分が住む自治体ではどこで回収を行っているのか気になる方は、インターネットで検索すればすぐわかるはずです。
小型家電回収のイベントに持っていく
自治体によっては、小型家電の回収イベントを行っているケースがあります。リサイクルに関する地域のお祭りで回収が実施されています。
イベントについての情報は市区町村の公式サイトなどで確認できますので、小型家電を処分する際には一度検索してみてはいかがでしょうか。
メーカーに回収してもらう
パソコンなどの小型家電は、メーカーに回収を依頼できます。パソコンにリサイクルマークの表示がある場合には、無償で回収してくれます。
メリットは、信頼のおけるメーカーにリサイクルを依頼できるため、確実性や安心感が高い点です。しかし、デメリットとして、自分でメーカーまで送らねばならない点が挙げられます。自ら梱包を行って発送しなければなりませんので、面倒だと感じる方も多いでしょう。
家電ショップで回収してもらう
家電ショップに小型家電を持ち込むことで、回収や買取をしてもらえるケースもあります。使い始めてからほとんど日が経っていない家電や、まだ使用できそうな家電を手放す際におすすめの方法です。
ショップがオープンしている日であればいつでも自由に持ち込めますので、すぐに回収してもらえます。しかし、持ち込む際は電話で買取を行っているかどうか事前に問い合わせしておきましょう。
業者に回収を依頼する
業者の中には、自宅まで出張してくれるところもあります。出張を行っているサービスを実施している場合、家電が重くて運べない方や複数の家電をまとめて回収してもらいたい方にとっては非常に便利でしょう。
業者に回収を依頼するときには、まず事前に見積もりを行います。基本的には電話やメール、公式サイトのお問い合わせフォームなどから申し込みますが、LINEで見積もりを行っているところもあります。コンタクトが取れたら回収日時を相談して、自宅まで来てもらいましょう。
小型家電の処分にかかる費用
小型家電は自治体の回収ボックスやイベントを利用すれば、無料で処分できます。しかし、他の方法では費用が発生する場合もありますので注意しましょう。例えば家電ショップに処分を依頼した場合、550円程度のリサイクル料がかかることもあります。
なお、特定対象品目に該当する家電は原則無料で回収してもらえます。
小型家電を処分する際の注意点
小型処分小型家電を処分する際は、以下のポイントに注意しましょう。
- ①個人情報を消去してから処分する
- ②自治体によって回収品目は異なる
- ③違法な回収業者に注意
➀個人情報を消去してから処分する
処分の際には、必ず個人情報を削除してから捨てるように気をつけましょう。回収ボックスなどには、基本的に個人情報の漏洩を防止するための対策がしっかりと講じられています。
しかし、絶対にトラブルが起きないとは限りません。万が一の事態を防ぐために、データ消去を忘れないように行いましょう。
➁自治体によって回収品目は異なる
小型家電の回収品目は、自治体によって異なります。また分別のルールが詳細に設けられているケースもあります。捨て方を間違えないよう住んでいる自治体の公式サイトなどをチェックして、ゴミの分別について確認しておきましょう。
➂違法な回収業者に注意
家電の回収業者の中には、高い費用を請求したり、回収した家電を不法投棄したりする違法業者も存在します。違法業者には、以下のような特徴が挙げられます。
- トラックでアナウンスをしながら回っている
- アポを取らずに突然やってくる
- 公式サイトやチラシに会社の住所が書かれていない
- 公式サイトがない
これらの特徴に該当する業者は、違法の可能性が高い業者と言えるでしょう。そのため業者に依頼を行うときには、怪しいポイントがないか慎重にチェックしておきましょう。
まとめ
小型家電は、自治体の回収ボックスを活用したり、業者に回収を依頼したりすれば処分できます。処分の際には、個人情報の消去を忘れずに行ってください。また回収業者に依頼する際は、高額な費用を請求されるような違法業者を選ばないように気をつけましょう。
「GoodService」は、愛知・岐阜エリアで不用品を回収しています。出張やキャンセルによる費用は一切かかりませんので、安心してご依頼ください。もちろん小型家電の処分にも対応していますので、ぜひご相談ください。