2022/08/31
オイルヒーターは暖房が効きやすく人気の家電ですが、持ち運びするには重いため、処分に困ってしまうことがあるかもしれません。またオイルヒーターは一般ごみに出せないため、処分には適切な方法を検討する必要があります。本記事では、オイルヒーターの5つの処分方法や、寿命、故障の原因と注意点について解説しますので、参考にしてください。
目次
オイルヒーターの寿命・処分するタイミングはいつ?
オイルヒーターの寿命は10年前後と言われており、状態によっては15年以上壊れないケースもあります。オイルヒーターの寿命が長い理由としては、オイルがしっかり密閉されているため劣化しにくい点が挙げられます。
オイルヒーターの故障の原因は?
オイルヒーターは故障しにくく寿命が長い家電ですが、それでも故障が起こる場合があります。主な故障の原因は以下のとおりです。
- 基盤の故障
- 電源コードの断線
- オイル漏れ
暖房が効かなかったり、異音や異臭がしたりする場合は、故障の可能性があります。このときはメーカーや販売店に相談の上、修理するか処分するか決めましょう。
オイルヒーターを処分する5つの方法
オイルヒーターを処分する主な方法は、以下の5つがあります。それぞれにかかる費用やメリット・デメリットを詳しく解説しますので参考にしてください。
- 1.自治体に粗大ごみとして処分する
- 2.製造メーカーに回収してもらう
- 3.家電量販店の下取りサービスを利用する
- 4.リサイクルショップに売る
- 5.不用品回収業者を活用する
➀自治体に粗大ごみとして処分する
オイルヒーターは自治体に粗大ごみとして出せます。粗大ごみとして処分するメリットは、1,000円程度で処分でき、費用がかからない点です。ただし、搬出は自身で行う必要があります。そのため、自家用車をお持ちの人や重いオイルヒーターを運ぶ力がある人におすすめです。
粗大ごみを処分する際は、初めに電話やインターネットで自治体の粗大ごみ受付センターに連絡します。この際に大きさを聞かれるため、あらかじめサイズを測っておく必要があります。指定された粗大ごみ処理券を購入したら、所定の場所までオイルヒーターを運びこみましょう。
➁製造メーカーに回収してもらう
オイルヒーターの製造メーカーによっては、回収サービスを行っているところもあります。処分は無料ですが、送料は自己負担の場合が多いです。送料は1,500円程度かかるのが一般的です。また、梱包は自身で行う必要があります。
製造メーカーに回収してもらう場合は、自身の都合のつく日に送れる点がメリットです。一方、梱包が面倒な点と、メーカーによってはこのサービスを提供していない可能性がある点がデメリットでしょう。
➂家電量販店の下取りサービスを利用する
新しくオイルヒーターを購入するならば、家電量販店の下取りサービスも利用できます。下取りサービスを利用すれば、新品を購入する費用から料金を差し引いてもらえる場合もあります。
一方、古いオイルヒーターを処分するだけの場合、3,000円前後の手数料を取る家電量販店もあります。そのため、古いオイルヒーターの処分と同時に新品の購入を検討している人におすすめの方法です。
➃リサイクルショップに売る
最寄りのリサイクルショップに売れば、処分費用がかかりません。オイルヒーターの状態が良ければ、キャッシュバックを得られる可能性もあります。
売りやすい製品には、以下の特徴が挙げられます。
- 有名メーカー製品である
- 製造から5年以内
- 外箱がある
- 取扱説明書などの付属品が全て揃っている
多くのリサイクルショップは自身で持ち込む必要がありますが、店舗によっては出張引き取りサービスを行っているところもあります。
➄不用品回収業者を活用する
自身で梱包したり運搬したりするのが面倒という人は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。不用品回収業者のメリットは、自身の都合に合わせて自宅まで来てもらえる点です。即日対応している業者も多いので、忙しい人に向いています。
不用品回収業者は他の方法より費用がかかりますが、オイルヒーターだけでなく他の不用品も一括して依頼できます。オイルヒーターの他にも大量に捨てるものがある場合には、一度に処分できますので費用も割安となるでしょう。
オイルヒーターを処分する際の注意点
オイルヒーターを処分する際には、注意しなければいけない点があります。処分を検討する前に、以下の3つのポイントをチェックしてください。
- オイルは別で処分する必要がある
- 小型家電リサイクル法の対象は自治体によって異なる
- デロンギなどの有名ブランドのヒーターであれば買い取ってもらえるかも
オイルは別で処分する必要がある
粗大ごみとしてオイルヒーターを処分する場合、自治体によってはオイルを抜いておく必要があります。オイルヒーターのオイルは密閉された容器のヒーター部分にありますので、処分するときは気をつけましょう。
廃棄する場合には、以下の手順を踏みましょう。
- 1.コンセントを抜いた状態で1日放置して放電させる
- 2.操作パネルを外す
- 3.ヒーター部分につながっている配線を外す
- 4.ヒーター部分に電動ドリルなどで穴を開け、オイルを抜き出す
- 5.抜いたオイルは布や古新聞などに染み込ませて、可燃ごみとして処分する
小型家電リサイクル法の対象は自治体によって異なる
小型家電には、希少な金属を含むさまざまな鉱物が含まれています。これらの資源を有効活用し、有用な金属を回収リサイクルするための法律として、小型家電リサイクル法が制定されています。
小型家電を処分する際には、小型家電リサイクル法を確認しておく必要があります。小型家電リサイクル法の対象となる品目は自治体によって異なるため、オイルヒーターを処分するときはお住まいの自治体での処分方法をチェックしておきましょう。
小型家電リサイクル法に当てはまる地域の場合は、ボックス回収やステーション回収など指定の方法に沿って処分しなければいけません。それ以外の地域であれば、これまで紹介した処分方法を自身の都合に合わせて選択してください。
デロンギなどの有名ブランドのヒーターであれば買い取ってもらえるかも
オイルヒーターを粗大ごみなどの処分に出す前に、売れないかどうか検討しましょう。デロンギなどの有名ブランドであれば、買取業者に買い取ってもらえる可能性があります。また、メルカリなどのフリマでも販売できます。
フリマサイトの特徴は、使用感があったり、ジャンク品だったりする製品でも買い手が付く場合がある点です。ブランド品であれば、特に買い取られる可能性があるため、一度出品してみてから他の処分方法を検討しても良いかもしれません。
まとめ
オイルヒーターの処分には、粗大ごみで処分する他に、家電販売店の下取りサービス、買取に出すなどの方法があります。一番安価に処分できるのは粗大ごみですが、自身で持ち込みをしなければいけない面倒な点もあります。オイルヒーターの他にも処分したい物品がある場合には、一括して処理できる回収業者への依頼がおすすめです。
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