2022/07/27
引っ越しや買い替えなどで、不要になった電子レンジの処分を悩んだことはありませんか?電子レンジは、家電リサイクル法の適用外ですが、小型家電の処分に関わる法律もあり、そちらに則って処分しなくてはなりません。
基本的に電子レンジの処分方法は自分に合ったやり方で良いのですが、法律にも沿わなければならないので、悩んでしまう人も多いでしょう。
今回の記事では、電子レンジの正しい処分方法と無料で捨てる方法や楽に捨てる方法を紹介します。これから電子レンジを処分しようと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
電子レンジは「小型家電リサイクル法」に従って処分しよう
電子レンジは、「小型家電リサイクル法」に指定されている物品です。市町村などの自治体や環境省、経済産業省が認定している事業者、家電量販店などが対象となっています。
粗大ごみ・燃えないごみで出せるかは自治体によって異なる
電子レンジを処分しようと考えた時に、思い浮かぶのが「粗大ごみ」か「不燃ごみ」ですが、電子レンジがどちらの処分方法になるのかは、各自治体によって異なります。また、処分費用も自治体によって違うので、電子レンジを処分する時は、お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。
正しい方法で処分しないとどうなる?
小型家電リサイクル法に違反すると、30万円以下の罰金を課されることもありますが、対象品目や処分方法は自治体によって違うので、まずチェックすることが大切です。
無許可の業者に引き渡すのもNG!
郵便ポストに投函される不用品回収のチラシや車で不用品の回収を宣伝しているような業者の中には、許可を得ないで回収を行っている場合もあります。このような無許可業者に依頼すると、適正に処分されず不法投棄などの恐れもあるので、決して依頼しないように気をつけましょう。
電子レンジの正しい処分方法7パターン
では、電子レンジはどのように処分するべきなのでしょうか。電子レンジの正しい処分方法を7パターン紹介します。
①自治体の回収サービスを利用する
電子レンジは粗大ごみとして処分されることが多いですが、自治体によって分別が異なります。そのため、お住まいの自治体のルールに合った回収サービスを利用するのがおすすめです。また回収にかかる料金も自治体によって異なります。
例えば東京都世田谷区では、区の粗大ごみ受付センターに申し込んでから、有料ごみ処理券を購入し、収集日の午前8時までに指定された場所に出すルールです。この時の料金は800円になります。
大阪市も同様で、事前に粗大ごみ受付センターにネットや電話、ファックスなどで申し込み400円の粗大ごみ処理手数料分のシールを購入して、収集日の午前9時までに指定された場所に出します。はがきでも申し込めますが、あて先は環境事業センターになるので注意しましょう。
名古屋市の場合は、粗大ごみ受付センターにネットであれば収集日の10日前、電話の場合は収集日の7日前までに申し込み、指定された手数料納付券を貼って月1回の収集日に指定場所へ出します。名古屋市の場合の料金は1,000円程度です。
②指定収集所へ持ち込む
電子レンジを指定された収集所へ持ち込む方法もあります。自分で運ばなければなりませんが、料金を抑えることが可能です。
例えば、東京都世田谷区は、事前に粗大ごみ受付センターに申し込み、400円の有料粗大ごみ処理券を貼って指定された日の受付時間内に搬入する必要があります。また世田谷区の持ち込みは土日限定ですので注意しましょう。
大阪市の場合は、地域の処理施設に持ち込み希望日の前日までに電話で申し込み、当日は予約した焼却工場に4t車までの車で搬入します。持ち込みは、火曜日から金曜日までの限定で10kgまでごとに90円です。
名古屋市では、各区の環境事業所に電話で申し込み、受付時間内に搬入します。手続きが終わると、受付時間内に自分で処理施設に運ぶ必要があります。持ち込みは月曜日から金曜日の限定で10kgまでごとに200円の費用がかかります。
③不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者に依頼して処分可能です。不用品回収業者であれば、搬出からリサイクルまですべて代行してくれるので、自分で指定の場所に運ぶなどの手間を省けます。
また、日にちも自分のスケジュールで予定を立てられるので、忙しい人には合っている処分方法です。しかし、電子レンジだけだと割高になりがちですので、他のごみや家電を処分する時にまとめて依頼すると出費が省けます。
ただし、不用品回収業者によっては、後から高額の料金を請求してくるところや不法投棄するような業者もあるので、依頼する前によく調べることが大切です。また、引っ越しの時に電子レンジを処分する時は、引っ越し業者が回収してくれることもあります。
④買い替え時に店舗で引き取ってもらう
電子レンジを買い替える場合は、購入する家電量販店などで引き取ってもらうこともできます。また、購入店舗でなくても、不用品の引き取りをしてくれる店もあるので、事前に問い合わせてみましょう。
例えば、ヤマダ電機の場合は、買取の条件を満たせば最大2,000円で買取してくれる可能性もあります。他にも、ケーズデンキやヨドバシカメラ、エディオンなどの家電量販店は、手数料がかかりますが引き取って処分してくれます。
⑤リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップで買取してもらう方法もあります。買取の場合は、自分で持ち込むか出張買取、宅配買取などがあるので、自分に合った方法で買取してもらえます。
しかし、製造年月日などの条件もあるので、事前に条件を確認しておくことをおすすめします。また多少古くても、状態が良ければ無料で引き取ってもらえることもあります。
⑥買取店、フリマ・オークションサイトで売却する
フリマやオークションを活用するのも良いでしょう。少し古いけれどまだ使えるといったリサイクルショップでの買取が難しいような電子レンジは、フリマやオークションに出品する方法もあります。
しかし、売れるまで時間がかかる場合もあることや梱包から発送まで自分で行う必要がありますので、注意しましょう。
⑦親戚や友人に譲る
捨てるのはもったいないけれど、リサイクルショップなどに売るのは面倒と思う人は、親戚や友人に譲る方法もあります。買い替えや引っ越しで電子レンジがいらなくなる場合は、親戚や友人に声をかけておきましょう。
楽に電子レンジを処分するなら不用品回収業者への依頼がおすすめ!
電子レンジの処分には、いろいろな方法があります。しかし、楽に処分したいのなら不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼するメリット・料金相場
不用品回収業者に電子レンジの処分を依頼する場合は、5つのメリットがあります。
- 自宅まで回収に来てくれる
- 最短で即日回収も可能
- 買取ができる場合もある
- 他の家電商品やごみも回収してもらえる
- 処分の手続きが不要
電子レンジの処分を自分で行おうとすると、自治体に連絡をして予約して、必要なごみ処理券を購入、その後指定された日時に決められた場所に運ぶといった手間がかかりますが、不用品回収業者の場合は、自分の希望する日に自宅まで引き取りに来てくれます。場合によっては、依頼した当日に回収に来ることも可能です。
また、買取もしてくれる業者であれば、うまくすると無料で回収してくれるかもしれません。確かに、電子レンジだけの処分を依頼すると割高になる場合もありますが、引っ越しや遺品整理などで大量にごみや不用品が出る時ならば、不用品回収業者がお得です。
気になる費用ですが、GoodServiceの場合は、1階からの搬出で出張料なども込みで1,300円~となっています。他の不用品回収業者では、運搬費用を合わせて1,000円~3,000円程度が相場と言われています。
不用品回収業者の選び方
信用できる不用品回収業者は、どのように見つければ良いのでしょうか。ここでは、不用品回収業者の選び方を解説します。
GoodService | エコえこ | 粗大ごみ回収本舗 | |
---|---|---|---|
料金 | 1,300円~
条件あり |
3,300円 | 15,000円~
出張費など含む |
回収可能な物品 | 冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、ワインセラー、パソコンなど | テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、パソコンなど | 冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビ、ソファ、ステレオなど |
買取 | あり | あり | あり |
実績 | 年間5,000件以上 |
小型家電リサイクル法では、「産業廃棄物許可業者」「小型家電リサイクル法認定事業者」「小型家電リサイクル法認定事業者の委託業者」に処分を委託するように定めています。ある意味「努力目標」なので、これまでどおりの処分方法でも間違いではありません。
しかし、エコや環境などを考えれば、しっかりとした業者に依頼することが大切です。そのため、「古物商許可」「一般廃棄物処理業許可」を得ている業者かをチェックしましょう。これは、事業者のサイトなどで確認できます。
不用品回収業者の中には、後から高額の料金を請求するなどの悪徳業者もいるので、いくつかの業者から見積もりを取ることも大切です。不用品回収業者に依頼する時は、ホームページなどを見て許可を持っているか、また実績・料金・所在地などを確認しましょう。
まとめ
不要になった電子レンジは、小型家電リサイクル法に則って処分することが大切です。簡単で安心な方法が、お住まいの自治体に処分を依頼することですが、処分するための利用券の購入や回収の事前予約、決められた日時・場所に出すなど自分でやらなければならないことがたくさんあります。
費用を抑えようと持ち込む場合も、事前に予約をして指定された処分場に自分で運ぶ必要があります。そのため、時間的に制約のある人にとっては、処分のハードルが高くなりますが、そんな時は不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者であれば、依頼した即日でも処分可能です。また、買取も行う業者であれば処分料が無料になるかもしれません。さらに、他にも不用品がある時は一緒に処分ができるので、1つずつ対応する必要がないのは大きなメリットです。特に年間5,000件以上も不用品を回収しているGoodServiceであれば、安心して依頼できるでしょう。
電子レンジの処分に困った時は、お手ごろな価格で処分できるだけでなく買取してもらえる可能性もあるGoodServiceがおすすめです。