2022/03/24
タンスは、解体することで、可燃ごみに出せます。粗大ごみでなく可燃ごみとして処分できれば、手続きなども不要ですし、費用もかかりません。
ただし、解体するには必要なものなどあります。また、解体する際の注意点もあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。そこで本記事では、タンスを解体するときに必要なパーツと解体方法、注意点などについて解説します。
目次
タンスを解体するメリット
タンスを解体するメリットはいくつかありますが、ここでは2つに絞って解説します。タンスを自分で解体できれば、処分の費用を大きく削減できるため、おすすめです。
可燃ごみ(一般ごみ)で出すことができる
1つ目のメリットは、可燃ごみ(一般ごみ)として出すことができる点です。タンスを解体する最大のメリットといえるでしょう。タンスに使用されているパーツは木製のものがほとんどなため、のこぎりなどで細かく解体すれば、可燃ごみで出すことが可能です。
とはいえ、自治体によって規定が異なる場合があるため、注意が必要です。ゴミ袋に入る大きさか、1辺の長さが30cm以内か、など、自治体によってルールはさまざまであるため、事前に確認することをおすすめします。
運び出しやすくなる
2つ目のメリットは、持ち運びが容易になる点です。タンスを解体して小さくすれば、当然ですが持ち運びがしやすくなります。仮に処分せず、物置に置いておくという場合でも、タンスのままで移動するよりもずっと楽に移動できるでしょう。
また、自治体に処分する場合でも、車で持ち込みがしやすくなり、集荷してもらうよりも、安く処分してもらうことが可能です。
タンスの解体で必要なもの
タンスの解体には、さまざまな道具が必要です。軍手や金づちなど必須の道具から、あったら便利という道具までさまざまです。ここでは、タンスの解体をするときに準備したいパーツについて、7つを挙げて解説します。実際に解体する人によって必要なパーツは異なりますが、以下のパーツが揃っていれば、おおよそ安心です。
軍手
1つ目に必要なものは、軍手です。軍手を装着することで、タンスの板の表面から手を守ることができます。装着しないと怪我する可能性が高まるので、必ずつけて行いましょう。軍手は、滑り止めがついているものがおすすめです。
ビニールシート
2つ目に必要なものは、ビニールシートです。解体作業をする際は、ビニールシートを敷いて、その上で行うことがおすすめです。
大量の細かな木くずが落ちたり、地面に損傷を与えたりと、ビニールシートを敷かずに行うデメリットは大きいです。地面を保護するためにも、掃除をしやすくするためにも、ビニールシートを活用するようにしましょう。
金づち
3つ目に必要なものは、金づちです。金づちの中でも、石でできた石頭金づちがおすすめです。石頭金づちは、工場現場などプロの現場でも活用されており、コンクリートを割ったり穴を開けたりするのに適した道具となります。非常に軽い力でもコンクリートが割れるため、タンスの解体にも適しているといえるでしょう。
一般的な金づちよりも少し重い点はデメリットですが、軽い力で解体できるため、女性にもおすすめです。
バール
4つ目に必要なものは、バールです。バールとは、釘を抜くために使用する工具のことです。テコの原理を用いて作られているため、手持ちする部分が長いほど、より軽い力で釘を抜きとることができます。タンスにはいくつかの釘が使用されているため、必須の工具といえるでしょう。
ドライバー
5つ目に必要なものは、ドライバーです。ドライバーの活用シーンとしては、タンスの蝶番や取手など、より小さな釘を抜きとる際に使用します。一般的に使用されているドライバーだと、小さな釘とドライバーが合わず、釘がうまく取れない可能性があります。
こうした事態にならないためにも、小さな釘でも取り外しやすい小回りの利くドライバーがおすすめです。電動ドライバーなどを活用すれば作業効率化にもつながるため、さらにおすすめといえるでしょう。
のこぎり
6つ目に必要なものは、のこぎりです。のこぎりはタンスの板をバラしたあと、持ち運びできるサイズに切断する際に使用します。切断するときには小さな木くずが落ちることがあるため、前述のブルーシートや新聞紙などを活用するようにしましょう。
ただし、一般的なのこぎりの使用に慣れていない方は、うまくできない可能性もあります。その際は、電動のこぎりを使うと作業効率化となるため、おすすめです。なお、場合によっては、のこぎりを使用しなくてもいいケースもあります。
タガネ
7つ目に必要なものは、タガネです。タガネとは、先端が刃物になった棒状の工具のことです。タンスの解体では、付着している木と木を剥がすときに便利です。少ない力で解体することができるため、のこぎりよりも簡単という声もあります。
タンスの解体手順
ここでは、タンスを解体する手順について解説します。おおよその流れを把握しておくことは重要です。
①釘やダボなどを外す
まず、釘やダボなどを外していきます。ドライバーや金づちを使用して外しましょう。
②戸を外す
次に、戸がある場合は戸を外していきます。戸の蝶番の釘を外すよう試みて、それでも取れない場合は、戸を外側に開いて物理的に外すと、取れるはずです。その後、蝶番の隙間にバールを入れて蝶番を引き抜きます。
③板を外す
ねじなどがすべて取れたら、金づちを使って板を外していきます。天板、中板、底板の順で外していくように注意しましょう。
④切断する
すべての板が取り外せたら、可燃ごみに出せるサイズまで切断します。電動のこぎりなどを用いると、効率的に切断可能です。
タンスの解体時には騒音に注意
タンスの解体時には、大きな音が出ます。周辺環境に十分に注意し、夜中など静かなときには、絶対に行わないようにしましょう。トラブルの原因となります。
タンスは解体しなくても安く処分できる
タンスは、解体する方法以外にも、安く処分できる方法があります。ここでは、主に3つの方法について解説します。
粗大ごみとして処分する
粗大ごみとして出す方法は、一般的な方法といえるでしょう。自治体に連絡し、粗大ごみシールを貼って指定の場所に置いておくだけで、処分することが可能です。指定の場所へ持っていく手間はかかるものの、比較的安価な費用で処分できるため、おすすめの方法です。
不用品回収業者に依頼する
タンスは、不用品回収業者に依頼する方法もあります。見積もりをして費用に納得できれば、簡単に処分してくれます。
不用品回収業者に依頼すれば、タンス以外の不用品に関しても一緒に処分してくれるため、ほかにも不用品を処分したい場合にはとくにおすすめです。費用は多少かかるものの、サービスとしては今回ご紹介する中で一番手間がかかりません。
フリマ・オークションサイトで売る
フリマサイトやオークションサイトで売却する方法もあります。大型のタンスの場合、送料も高額になるため、割に合わないと思いますが、ブランド品や、限定品の場合は、利益になる可能性もあります。うまくいけば処分して逆にお金がもらえる可能性があるため、相場などを確認してみましょう。
まとめ
タンスは解体することで、可燃ごみに出すことが可能です。解体する場合は、事前に必要なものを準備し、騒音にも注意しましょう。
解体が難しい方でも、自治体の粗大ごみや不用品回収業者に依頼するなどの方法があるため、難しい場合は、業者などに依頼しましょう。
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