2022/02/28
「古い畳を処分したい」
「不要な畳がある」
畳を処分したいものの、処分方法がわからない人もいるでしょう。畳は古くなるとイグサの色が変化し、毛羽立ってきてしまいます。不要な畳は、部屋に置いたままでは見た目も悪い上に、場所をとるため邪魔になります。
本記事では、畳の処分方法、費用相場、注意点などを詳しく解説します。
目次
畳を処分する4つの方法
畳を処分する方法は、主に以下の4つがあります。
- 粗大ごみとして処分
- 分解して燃やすごみとして処分
- 不用品回収業者を利用
- 張り替える場合は畳屋に引き取ってもらう
それぞれの処分方法を詳しく見ていきましょう。
①粗大ごみとして処分する
畳を処分するには、粗大ごみとして処分する方法があります。
処分の手間 | 自治体や粗大ごみ受付センターに問い合わせをする |
---|---|
かかる費用 | 畳1枚あたり500円~1000円 |
かかる時間 | 家から持ち出す |
畳を粗大ごみとして処分する際は、居住地域の自治体のルールに従います。処分にかかる費用は、畳1枚あたり500円~1,000円が相場です。粗大ごみセンターに持ち込むと、無料になるところもあります。
粗大ごみ処分の手順は、以下のとおりです。
- 粗大ごみ受付センターへ申し込みをする
- 粗大ごみ処理券を購入する
- 畳に処理券を貼り付け、屋外の支持された場所に運び出す
粗大ごみとして畳を処分する際は、まずは申し込みをします。その後、粗大ごみ処理券を購入し、畳に貼り付けて、指定場所に運び出せば、不要な畳を持ち帰ってもらえます。
メリット
- 無料で処分できる場合もある
注意点
- 自治体のルールに従う必要がある
②分解して燃やすごみとして処分する
畳を分解して燃やすごみとして、処分する方法もあります。
処分の手間 | 小さく切る必要がある |
---|---|
かかる費用 | なし |
かかる時間 | 複数回に分けて出すため、時間がかかる |
燃やすごみとして処分する場合、畳は大きすぎるため、小さく切る必要があります。複数枚の畳を処分する場合、切るのに時間と手間がかかります。また、一度に多くのごみを出せず、複数回にわたってごみを出す必要がある場合もあります。ただし、燃やすごみとして処分する場合、費用は一切かかりません。
メリット
- 費用がかからない
注意点
- 一度に大量の畳を出せない
- 大きすぎると回収してもらえない場合がある
③不用品回収業者を利用する
不用品回収業者を利用する方法もあります。
処分の手間 | なし |
---|---|
かかる費用 | 畳1枚1,000円~ |
かかる時間 | ほとんどかからない |
不用品回収業者に畳の処分を依頼すると、畳1枚あたり1,000円程度の費用がかかります。ただし、運び出しなどの手間も時間もかかりません。また、畳以外の処分したい不用品も処分してくれるため、畳以外のものも一緒に処分したい場合におすすめです。
メリット
- 畳以外のものを一緒に処分できる
- 自分で運び出す必要がない
注意点
- 費用がかかる
④張り替える場合は畳屋に引き取ってもらう
張り替える場合は、畳屋に引き取ってもらう方法もあります。
処分の手間 | なし |
---|---|
かかる費用 | 無料、あるいは、1畳あたり1,000~2,000円前後 |
かかる時間 | 畳の取り替えと同時 |
畳屋に依頼し、不要になった畳を新しい畳と取り換える場合、古い畳は畳屋に引き取ってもらえます。無料で引き取ってもらえる可能性が高く、処分の手間も時間もかかりません。ただし、回収だけを依頼する場合は、有料です。1畳につき、1,000~2,000円前後がかかります。
メリット
- 無料で引き取ってもらえる可能性が高い
注意点
- 処分が有料の場合もある
畳の寿命は?
畳の寿命は、15年~20年程度です。ただし、日が当たる場所にある畳は、傷みやすくなります。使用環境や状態によって、畳の寿命はさらに短いこともあります。
畳は、はじめは緑色をしていますが、使用しているうちに徐々に畳の色はあせて、黄色に変色します。畳の色が変化しているときは、処分の目安です。
畳の処分にかかる費用
畳の処分にかかる費用は、大きさや素材、処分方法によって変わります。畳の種類は「本畳」と「樹脂加工の畳」があります。本畳に比べて、樹脂加工の畳の処分費用は、安く抑えられます。
畳の処分にかかる費用は、以下のとおりです。
素材 | 本畳 | 樹脂加工の畳 |
---|---|---|
処分方法ごとの費用 | ・粗大ごみ・・持ち込みは無料/回収は畳1枚あたり500円~1000円 ・燃やすごみ・・・無料 ・不用品回収業者・・・畳1枚1,000円~ ・畳屋・・・無料/有料の場合1畳あたり1,000~2,000円前後 |
・粗大ごみ・・・持ち込みは無料/回収は本畳の半値程度 ・燃やすごみ・・・無料 ・不用品回収業者・・・本畳の半値程度 ・畳屋・・・無料/有料の場合、本畳の半値程度 |
処分できる畳の大きさは、粗大ごみと燃やすごみの場合、上限が設定されています。上限以上の大きさになるのであれば、畳を処分できる大きさに切断しましょう。
畳を処分する際の注意点
畳を処分する際の注意点は、3つあります。
- 違法な処分はしない
- リフォームで処分する際は産業廃棄物扱いになる
- 運び出しの際にはケガしないように注意する
それぞれの注意点を見ていきましょう。
違法な処分はしない
畳を処分する際は、違法な処分はしないように注意しましょう。原則的に、粗大ごみとして処分する必要があります。そのまま可燃ごみとして捨ててはいけません。処分費用を抑えるため可燃ごみとして処分する際には、畳を切って小さくしてから出しましょう。
リフォームで処分する際は産業廃棄物扱いになる
リフォームで処分する際は、産業廃棄物扱いになります。基本的に畳を処分するときは、可燃ごみや、粗大ごみとして出せますが、リフォームで不要になった畳は、通常どおりの処分はできません。
リフォームによって家の中から取り出した畳は、解体工事という「事業活動」が伴うため、産業廃棄物扱いになります。つまり、処分するには、産業廃棄物処理業者に依頼する必要があるのです。
運び出しの際にはケガしないように注意する
運び出しの際には、ケガしないように注意しましょう。畳は大きいので、運び出しは大変です。とくに中高年以上の方は一人で運び出しを行うと、ケガをしたり、運び出しの際に家を傷つけたりする可能性もあります。自分だけの運び出しに不安がある場合は、不用品回収業者を利用しましょう。
まとめ
畳を処分する方法は、以下の4つがあります。
- 粗大ごみとして処分
- 分解して燃やすごみとして処分
- 不用品回収業者を利用
- 張り替える場合は畳屋に引き取ってもらう
粗大ごみと燃やすごみで処分する場合、無料で処分できますが、運び出す手間や時間がかかります。不用品回収業者や畳屋に依頼すれば、有料ですが手間も時間もかからず、畳を処分してくれます。
畳の処分や遺品整理でお悩みでしたら「GoodService」にご相談ください。責任をもって処分させていただきます。ご自宅までお伺いするため、手間もかかりません。お気軽にご連絡ください。
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