2022/01/18
使い古した布団の処分に困っている方は、多いのではないでしょうか。布団は気軽に捨てられるものではないため、やむを得ず使い続けている人もいるでしょう。
そこで今回は、布団をお得に処分する方法や買い替え時期の見極め方について、解説していきます。使わない布団を処分したい、買い替えたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
布団の処分の方法7選
布団には、大きくわけて7種類の処分方法があります。いずれもメリット・デメリットがあるので、知っておきましょう。
- 粗大ゴミとして自分で出す
- カットして可燃ゴミとして出す
- 不用品回収業者に依頼する
- 買い替えなら「下取りサービス」を利用する
- 引っ越しなら「引き取りサービス」を利用する
- 寄付を行う
- リサイクルショップに買い取ってもらう
粗大ゴミとして自分で出す
布団は自治体のルールに沿って、粗大ゴミで回収してもらうことができます。手順は自治体によっても違いますが、大まかな流れは、以下のとおりです。
【戸別回収の場合】
➀布団をビニールひもなどでしっかりと縛る
②自治体の粗大ゴミ受付センターに電話し、回収日の予約・回収場所と料金を確認する
③有料粗大ゴミシールを、コンビニ等で購入する
④布団の見える位置にシールを貼り、当日の回収時間までに回収場所に運び出す
【処分場に持ち込みする場合】
➀自治体が指定している窓口で、回収日の予約・料金の確認をする
②当日までに布団を縛っておく
③指定日に処理施設まで運ぶ
※有料粗大ゴミシールを準備するか、当日現金で支払うかは自治体によって異なります。
メリットは、料金を払えば、確実に回収してもらえることです。ベッドやソファなどと異なり、普通車などでも処分場に持ち込みしやすいため、処分しやすいといえるでしょう。
デメリットは、電話予約や粗大ゴミシールの手配などの手間がかかることです。また、繁忙期は予約がとりづらいこともあるため、自治体の窓口で早めに確認しておくのが確実です。
カットして可燃ゴミとして出す
多くの自治体では、一辺が30cm以内であれば、布団を可燃ゴミで処分することができます。布団を可燃ゴミで処分する場合の手順は、以下のとおりです。
- 裁ちばさみなどで、布団を一辺30cm以下に切る
- 自治体で指定されたゴミ袋に入れて、可燃ゴミの日に出す
メリットは、費用を抑えられること、手続きがいらないこと、タイミングがよければ、翌日に処分できることです。一方で、裁断に手間がかかること、中身が散らかって掃除が大変なことがデメリットといえるでしょう。
自治体によっては、サイズに関係なく布団を可燃ゴミで出せない場合があるため、必ず自治体のルールを確認してから行ってください。
不用品回収業者に依頼する
自治体のルールを確認するのが面倒な場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者に依頼すると、以下のような流れで回収してもらえます。
➀電話やインターネットから、無料見積もりの予約をする
②見積もり額に納得できたら、契約・引き取り日の予約をする
③予約日に業者が引き取り作業を行う
メリットは、準備することがほぼなく、手間がかからないことです。ほかの不用品もまとめて引き取ってもらえるのも大きいでしょう。
しかし、中には違法な不用品回収業者もいるため、注意が必要です。とくに、自宅に訪問してもらう際には個人情報を伝える必要があるため、信頼できる業者を選びましょう。
買い替えなら「下取りサービス」を利用する
布団を買い替える場合は、「下取りサービス」を利用するのもおすすめです。メリットは、布団を購入するのと同時に処分できること、場合によっては購入金額が割引になるなどです。注意点としては、同サイズの布団しか引き取ってもらえない、ベッドの購入は対象にならないなどのケースがあるため、事前に確認が必要な点です。
引っ越しなら「引き取りサービス」を利用する
引っ越し業者によっては、「引き取りサービス」を行っていることがあります。メリットは、引っ越し時にまとめて処分できて、手間がかからないことです。しかし、引っ越し料金とは別料金になることがほとんどのため、後々トラブルにならないように確認しておきましょう。
寄付を行う
使える状態の布団を捨てるのはもったいないという方は、寄付を行う方法もあります。たとえば、災害が起きた地域への支援物資として寄付したり、動物保護団体に活用してもらったりなど、寄付できる団体はさまざまです。
メリットは、社会貢献になること、環境に優しいことなどがあります。ただし、寄付する際には、発送手続きや送料負担などがあるため、時間と予算がネックになるでしょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
布団の状態がよければ、リサイクルショップに買い取ってもらうことも可能です。ただし、高価買取ができる布団は、非常にまれであることを覚えておきましょう。
メリットは、布団が処分できるうえに、現金が入ってくることです。状態がよく、人気の布団の場合は、査定だけしてみるのもいいでしょう。
一方でデメリットは、買い取りの前にクリーニングに出す必要があり、手間がかかることです。布団のクリーニング代を差し引くと、結果的にマイナスになる場合があるため、相場などを確認しておく必要があります。
布団の買い替え時の見極め方
次に、布団の買い替え時の見極め方について解説していきます。布団の状態によってもベストな処分方法が異なるため、参考にしてみてください。
掛け布団
掛け布団の寿命は、一般的に10~15年といわれています。寿命には、汗や皮脂の量などの体質・干す回数・クリーニングの回数・収納環境・使用環境などが影響していますが、購入時の性能と形状が保たれる期間を指します。
以下は、素材別の寿命の目安を表です。
素材 | 寿命の目安 |
羽毛 | 10~15年 |
羊毛 | 約7年 |
ポリエステル綿 | 約5年 |
すべての素材に共通するのが、掛け布団がへたってきた時が、寿命という点です。たとえば、布団がつぶれて重くなってきた、湿気っぽくなってきたなどが判断基準といえるでしょう。
また、布団から脂っぽい臭いがするようになり、クリーニングに出してもとれにくくなった場合も、買い替え時といえます。
敷布団
敷布団の寿命は、5~10年といわれています。寝ている際の体重を支えている分、掛け布団よりも寿命が短いといえるでしょう。
敷布団で使われている素材別に、大まかな寿命の目安を表にしました。
素材 | 寿命の目安 |
羊毛(ウール) | 約3年 |
ウレタン | 5~10年 |
低反発 | 約3年 |
敷布団に関しても、掛け布団と同様に、へたってきた時が買い替え時です。凹んだ部分が戻りにくくなってきた、朝起きた時に体が痛い、疲れがとれにくいなどの状態が続いた時は、寿命が近づいているといえるでしょう。
また、布団から脂っぽい臭いがするようになり、クリーニングに出してもとれにくくなった場合も、買い替え時といえます。
布団を処分する際の2つの注意点
どんな方法であれ、布団を処分する際には、注意点があります。その中でも、とくに注意すべき2点について解説していきます。
自治体のルールに則って処分する
布団を粗大ゴミに出す場合は、必ず自治体のルールを確認しましょう。違反すると、回収してもらえずに、近隣住民の迷惑になりトラブルに発展する恐れもあります。
自治体のルールがわからない場合は、自治体のホームページで確認する、メールや電話での問い合わせなどを行いましょう。
違法な不用品回収業者に注意する
不用品回収を依頼するのは手間がかからず便利ですが、中には違法な業者もいます。あとから高額請求される、不法投棄してトラブルに発展することもあるため、慎重に選びましょう。
不用品回収業者を選ぶポイントは、以下の3点です。
- ホームページがわかりやすく、一般廃棄物の認可証をもっている
- 口コミがよく、働いているスタッフの雰囲気が見える
- 見積りの内訳が見やすく、追加請求がない
まとめ
布団の処分についてまとめると、以下のようになります。
- 布団の下取りには条件がある場合が多く、買い取りもほぼ難しい
- 自治体によってルールが異なるため、しっかり確認する必要がある
- 費用と手間を考えると、信頼できる不用品回収業者に依頼するのがお得
自治体のルールを調べるのが面倒だという方は、プロに頼むのが確実です。
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