2022/01/18
今回は、ソファの寿命や買い替えのタイミングについて、材質ごとに解説していきます。ソファの処分方法に悩んでいる方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ソファの寿命・買い替え時は素材によって異なる
- ファブリック素材
- 合皮
- 本革
- 【クッション】ウレタン
- 【フレーム】木材
ファブリック素材
ファブリック素材(布製)のソファは、6~10年程度で寿命を迎えるといわれています。寿命のサインは、以下を参考にしてください。
- 布が擦り切れる
- 色あせてくる
- 汚れが取れない
カバーを取り外せるタイプは、定期的に交換することで、寿命を延ばすことが可能です。シーズンごとなどに、予備のカバーを準備しておくといいでしょう。
合皮
合皮の品質は千差万別で、2~10年の間を目安にするといいでしょう。寿命が近づくと、以下のような状態になります。
- 表面がひび割れして硬くなる(塩化ビニルでコーティングされた合皮)
- 座面がベトベトになり、剝がれるようになる(ポリウレタンでコーティングされた合皮)
塩化ビニルでコーティングされた素材のほうが、耐久性は高くなっています。しかし、座り心地が悪くなりやすいため、選ぶ際には注意したほうがいいでしょう。
本革
本革の寿命は10年が一般的ですが、日頃のお手入れ次第では、世代を超えて使うことも可能です。
一方で、湿気や乾燥に弱いなどデリケートな部分もあるため、どう扱うかが重要といえるでしょう。
本革のソファが傷んでくると、以下のような変化が起こります。
- 表面が乾燥してひび割れてくる
- ささくれや毛羽立ちが目立つようになる
本革のいいところは、使い込むごとに風合いが増すことです。風通しのいい場所に設置する、クリームを塗ってケアするなどで、長く使うことができるでしょう。
【クッション】ウレタン
ソファの座面に使われているクッションにはウレタンが使われていることが多く、寿命は約5年といわれています。ウレタンは消耗品のため、へたってきたら替え時と覚えておきましょう。
【フレーム】木材
ソファのフレームに使われている木材には、天然木と合板があります。天然木のほうが耐久性が高く、湿気や乾燥などに注意すれば、約10年は使えます。
一方で、合板の場合は天然木よりも寿命が短いため、ひび割れやきしみなどが出てきたら、替え時といえるでしょう。
ソファの買い替え時のポイント
素材や部位 | 寿命 | 買い替えるタイミング |
---|---|---|
ファブリック素材 | 6~10年 | 布が擦り切れる、色あせてくる、汚れが取れない |
合皮 | 2~10年 | 表面がひび割れて硬くなる、座面がベトベトして剝がれるようになる |
本革 | お手入れ次第で10年以上 | 表面が乾燥してひび割れる、ささくれや毛羽立ちが目立つ |
【クッション】ウレタン | 約5年 | へたって硬くなる、薄くなる |
【フレーム】木材 | 5~10年 | ひび割れ、きしみ音 |
上記の表を参考に、ソファの買い替え時について見ていきましょう。
引っ越しをする時
新居の雰囲気に合わせてソファを買い替えるのが、処分もしやすく、ベストなタイミングです。長く使う前提で購入したソファであればもったいないですが、そうでない場合は、インテリアに合わないなどで、後々の処分に困ることがあります。
表地の状態が悪くなってきた時
表地がひび割れる、購入時よりも色あせている、汚れが目立ってきた時なども、替え時です。ソファの状態が悪いまま使い続けると、中のウレタンが飛び出したり、衣類を汚してしまったりすることもあるため、買い替えのタイミングといえるでしょう。
中のクッションがへたって座り心地が悪くなってきた時
クッションがへたって硬くなる、薄くなっている場合も、買い替え時です。座り心地が悪いソファを使い続けると、体にも負担がかかり、よくありません。
スプリングが入っている場合は、ウレタンだけの問題ではない場合があるため、クッションの座り心地でチェックするようにしましょう。
ソファの処分方法
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者に依頼するメリットは、手間がかからないことです。お住いの地域にもよりますが、早い場合では即日の処分も可能で、ソファの運び出しも業者がすべてやってくれます。
デメリットとしては、ソファ単体だと、自治体での回収よりも高くなる可能性があることです。逆にソファ以外も処分したい場合には、手間や料金を考えるとお得になるかもしれません。費用が気になる方は、事前に無料見積もりを行うといいでしょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
状態のいいソファは、リサイクルショップに買い取ってもらうのがおすすめです。
メリットは、ソファを処分できるうえに、お金が入ってくることです。とくに、アンティークソファなどは、専門店に依頼することで、高値がつくこともあるでしょう。
一方で、デメリットは、運搬の手間がかかることです。出張買い取りを行っているリサイクルショップもあるので、事前に確認するようにしましょう。
自治体で粗大ゴミとして処分する
ソファは、自治体の粗大ゴミで出すことが可能です。粗大ゴミには、戸別回収と処分場への持ち込みの2種類があります。
自治体によっても違いますが、戸別回収と処分場への持ち込みの手順は、以下のとおりです。
【戸別回収の場合】
- ソファのサイズ(縦・横・高さ)をメジャーで測る
- 自治体の粗大ゴミ受付センターに電話し、回収日の予約・回収場所と料金を確認する
- 有料粗大ゴミシールを、コンビニなどで購入する
- ソファにシールを貼り、当日の回収時間までに回収場所に運び出す
【処分場に持ち込みする場合】
- 自治体が指定している窓口で、回収日の予約・料金の確認をする
- 当日までにソファを解体し、トラックなど運搬できる車両を確保する
- 指定日に処理施設まで運ぶ
※有料粗大ゴミシールを準備するか、当日現金で支払うかは、自治体によって異なります。
自治体の回収費用については、以下を参考にしてみてください。
場所 | 戸別回収 |
---|---|
名古屋市 | 約1,500円 |
岐阜市 | 840~1,260円 |
四日市市 | 1,080円 |
大阪市 | 700~1,000円 |
福岡市 | 500~1,000円 |
メリットは確実に処分できることですが、ある程度の手間がかかることはデメリットといえます。とくに、2階以上の部屋から運び出す際には人手がいるため、時間がとれない方には不向きかもしれません。
フリマアプリで譲る
愛着あるソファで捨てるのがもったいないという方は、フリマアプリを利用するのもいいでしょう。
フリマアプリは、使い方次第では、手間をかけずにソファを処分できます。たとえば、「運び出しを手伝ってくれる方」のような条件をつけることで、取引を行うこともできます。また、状態などがよければ、それなりの価格で引き取ってもらえるでしょう。
デメリットとしては、ソファの写真撮影やコメントの記入など、慣れていない方にはハードルが高いことといえるでしょう。
まとめると、ソファの処分方法は、以下のようになります。
項目 | 手間のかからなさ | 費用相場 |
---|---|---|
不用品回収業者 | 〇 | 7,000~12,000円 |
リサイクルショップ | △ | 無料 |
自治体 | × | 500~1,500円 |
フリマアプリ | △ | 無料 |
まとめ
ソファの処分について、まとめると、以下のようになります。
- 表面のひび割れ、汚れが目立つ、座り心地が悪くなったら買い替え時
- 処分費用は比較的安く済むが、運び出しに手間がかかる
- 引っ越しや、不用品を処分したいタイミングに回収してもらうのがベスト
できるだけ手間と時間をかけたくないという方は、プロに頼むのが確実です。
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