2022/06/30 不用品回収
骨董品を処分しようとしても「価値が分かりにくい」「どのように扱えばよいのかが分からない」などの理由で、お悩みの方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、骨董品の買取依頼について詳しく解説します。
目次
骨董品とは
骨董品は、製造から100年が経過した手工芸品・工芸品・美術品(※)を指します。
また、骨董品の同義語として、フランス語で骨董品・古美術品を意味する「アンティーク(antique)」という言葉があります。
日本では、製造から数十年が経過したものを骨董品として扱うことが一般的です。
骨董品の典型例として、絵画・掛け軸・焼き物・陶磁器などが挙げられます。
(※)参考:東京税関「骨董品」
骨董品の定義に含まれる品物
骨董品として扱われる品物にはさまざまな種類があります。
ここからは、骨董品の定義に含まれる品物の詳細について解説します。
絵画・掛け軸
古い絵画や掛け軸は骨董品の1種であり、それらを総称して古美術品と呼んでいます。
古美術品の分類は、絵画・掛け軸ともに多種多様です。
絵画は日本画と西洋画の2種類に大別され、さらに、絵画に用いた素材や技法などにより、細かく分類されています。
一方、掛け軸は以下のように分類されています。
- 書(文字):漢詩や和歌などの文字が描かれた掛け軸
- 絵:水墨画や浮世絵など
- 書(文字)と絵を合わせた作品
茶器・茶道具
茶道で使用する茶器や茶道具も骨董品の1種です。
器以外にも、水差し・柄杓・茶棚など、茶道に関する道具全般が骨董品の定義に含まれています。
希少価値の高いものであれば、数百万円〜数千万円の値段が付くこともあります。
陶磁器・焼き物
焼き物とは、陶器や磁器、石器などの総称です。それぞれ、焼き上げる温度や素材が異なります。
たとえば、陶器は吸水性のある粘土質の土を使用した焼き物です。釉薬(うわぐすり)を塗り、1,200℃前後の温度で焼いた器のことをいいます。
磁器は「陶石」と呼ばれる鉱物を原料にした焼き物のことです。
骨董品として有名な焼き物として、「瀬戸焼」「常滑焼」「有田焼」などが挙げられます。
刀剣・甲冑
刀剣や甲冑などの武器や防具も骨董品の1種です。
刀剣には「刀」「太刀」「槍」など、さまざまな種類があります。
また、刀剣が作られた時代によって「古刀」「新刀」に分けられています。
甲冑は胴体部を保護する目的や、頭部を保護する防具として作られました。
胴体部は「鎧」頭部は「兜」と呼ばれています。
さらに、作られた時代によって「短甲・挂甲」「大鎧」「胴丸・腹巻・腹当」「当世具足」の4つに分類されています。
象牙・珊瑚・翡翠の製品
象牙や珊瑚、翡翠の製品も骨董品として扱われています。
たとえば、アクセサリー・置物・彫刻品などがあり、用途はさまざまです。
とくに、珊瑚や翡翠は装飾品としてのイメージが強いのではないでしょうか。
翡翠であれば、色の濃淡や大きさ、内包物の有無によって価値が変わります。
一方、珊瑚は「白珊瑚」「桃珊瑚」「赤珊瑚」など、色の違いや形によって市場価値が決まります。
アンティーク家具・アンティーク品
アンティーク家具・アンティーク品とは、機能面よりも美術品としての評価・価値が高い品物のことです。
具体的には、椅子やテーブル、チェストなどがあります。
家具以外にも、食器や鏡のような雑貨がアンティーク品として扱われることもあります。
おもちゃ類
希少価値が高いレトロなおもちゃも、骨董品の一種です。
子どもの頃に遊んでいたおもちゃや、コレクションとして保管していた品物も同様です。
とくに、保存状態のよい品は高価買取が期待できます。
高値が付きやすいものの一例として、昭和に流行したブリキ製のおもちゃやカード、シールなどが挙げられます。
骨董品の高価買取が期待できるポイント
専門知識がなければ扱いが難しいとされる骨董品ですが、ポイントを押さえれば高値で売却できることがあります。
ここからは、骨董品の高価買取が期待できるポイントについて解説します。
売却時の参考としてお役立てください。
鑑定書や付属品の有無
鑑定書は骨董品の価値を証明する役割があります。
また、鑑定書があることで査定がスムーズに進みやすくなります。
さらに、付属品が揃っていることで高額査定が期待できる可能性もあるでしょう。
このように、骨董品の高額査定を狙うには、鑑定書や付属品が不可欠です。
とくに、外箱や共箱の確認は重要です。
なぜなら、真贋の確認に必要な作者の署名・捺印が施されているためです。
鑑定書と同じく、骨董品の価値を示す証拠となります。
そのため、鑑定書や付属品が揃っている骨董品の方が高価買取を期待できます。
良好な保存状態
物品の高価買取を狙う場合は、品物の保存状態がよいことに越したことはありません。
とくに、骨董品は製造から長い年月が経過しているため、保存状態の良し悪しは重要な査定項目です。
つまり、保存状態を良好に保つことは、骨董品の価値を高めることと同義です。
倉庫や蔵に放置されたままでは、カビが生えて価値を損なう恐れがあります。
また、落下によるヒビや欠けが生じることも少なくありません。
このような事態を防ぐためには、日頃から骨董品を手入れすることが大切です。
定期的に箱から取り出し、陰干ししてもよいでしょう。
買取時期の見極め
骨董品を高値で売却するためには、買取に適した時期を見極めることが重要です。
たとえば、作家や関連作品が話題となったときや、美術展が開催されたときなどです。これらの時期は作家に注目が集まり人気が上昇する傾向があるため、高値で売却できる可能性が高まります。
また、骨董品が複数ある場合や買取時期の見極めが難しいときは、買取業者に見積りを依頼するとよいでしょう。
査定額に納得できなければ、買取依頼をキャンセルできます。
トラブル防止のため、見積り・キャンセル料が無料の業者に依頼することをおすすめします。
GoodServiceが骨董品買取に選ばれる理由
ここからは、不用品回収のプロであるGoodServiceが骨董品買取に選ばれる理由をご紹介します。
①買取専門店を運営
弊社は買取専門店の「GOODBUY(グッドバイ)」を運営しております。
買取に特化しているため、査定専門のスタッフが常駐しています。
専門知識のあるスタッフがいることで、確かな目利きによる査定が可能です。
そのため、骨董品の高価買取を期待できます。
②迅速かつ丁寧な作業
弊社は、さまざまな品物を買取対象としており、買取実績も豊富です。
そのため、買取のプロが迅速かつ丁寧な作業を行います。
買取対象となる品物の一例を、買取事例として後述します。
③不用品を貴重品と処分品に仕分け
お客様にとって価値のない不用品でも、価値のある貴重品がその中に紛れていることがあります。
査定のプロであれば、不用品の中から貴重品と処分品を適切に仕分けることができます。
貴重品と処分品に正しく仕分けることで、不用品を現金化できる可能性があることがメリットです。
弊社はどのようなご依頼であっても、お客様にご満足頂けるよう努めています。
骨董品の高価買取実例
ここからは、弊社の買取専門店「GOODBUY」で行った高価買取事例についてご紹介します。
今回ご紹介する事例以外にも、さまざまな品物を高価買取中です。ご依頼時の参考例として、お役立てください。
石山秋月の鉄瓶
こちらは、名古屋市名東区にお住まいのお客様より買取らせて頂いた「石山秋月」の鉄瓶です。
そのままの状態で持ち込まれたことが、高価買取につながりました。
無理にサビを取ろうとすると、品物の価値を損なう恐れがあります。
こちらの事例のように、扱いが分からない品物は、無理に綺麗にする必要はありません。
なお、弊社では、鉄に限らず金・銀素材の品物も買取対象です。
そのほか、龍文堂や亀文堂などの銘や作家名が入った品物は、高い評価を得ることがあります。
有田焼のティーセット
こちらは、名古屋市名東区にお住まいのお客様から買取らせていただいた、有田焼のティーセットです。
こちらのティーセットは、有田焼で有名な賞美堂本店がプロデュースした「其泉(きせん)」と呼ばれるオリジナルブランドのティーセットです。
ロイヤルコペンハーゲンやウェッジウッドなど、海外の食器メーカーに引けをとらない華やかな装飾は、貴重なものとして査定価格が上がります。
今回は、セットで持ち込まれたことで高価買取につながりました。
ティーセットに限らず、食器類はセットにして売却すると評価が高くなります。
日本刀 鍔 刀装具
こちらは、名古屋市名東区にお住まいのリピーター様から買取らせて頂いた、日本刀の鍔(つば)です。
無銘のシンプルな鍔であっても、刀装具として買取が可能です。
一方、彫刻された華美な鍔や、金・銀細工が施された鍔は高く評価されることがあります。
なお、刀剣の所持や買取には、「銃砲刀剣類登録証」と呼ばれる登録証が必要です。
刀剣の買取を希望される際は、登録証の申請・取得をお願いいたします。
参考:東京都教育委員会「銃砲刀剣類登録の御案内」
ドラゴンボールのフィギュア
こちらは、名古屋市名東区にお住まいのお客様から買取らせて頂いた「ドラゴンボール」のフィギュアです。
「一番くじ」と呼ばれる、有料のくじ引きで当たった品物でした。
そのため、もともとの流通量が少なく希少性があります。
加えて、国内外問わず人気の作品であることから、高価買取につながりました。
上記の品物に限らず、有名作品で流通量の少ないおもちゃは高く評価できることがあります。
大判カメラ
こちらは、名古屋市名東区の店舗で買取らせて頂いた、TOYO-VIEW(トヨビュー)の大判カメラです。
持ち込み時の状態が良好だったことから、高価買取につながりました。
このように、専門性の高いカメラも丁寧に査定いたします。
弊社は、最新のデジタルカメラからレトロなフィルムカメラまで、さまざまなカメラが買取対象です。
木箱入りの茶碗
こちらは、名古屋市名東区の近隣にお住まいのお客様から買取らせていただいた、贈答用や工芸品の食器です。
ご自宅の整理中に見つかった品物で、売却先にお困りのようでした。
このように、「贈答用の食器を処分してもよいのか」と悩むお客様は多くいらっしゃいます。
今回は、状態がよかったことや有名作家の食器であったことが高価買取につながりました。
まとめ
骨董品の買取について解説しました。
専門知識が必要な骨董品は、買取を専門とする業者に任せるとよいでしょう。
骨董品の処分でお困りの際は、不用品の回収も両立できる「GoodService」がおすすめです。
お客様にとって価値が分からない品物も、弊社スタッフが一つひとつ丁寧に仕分けを行います。
骨董品の買取・不用品の回収は、弊社にお任せください。