2022/06/30 不用品回収
庭木掃除や手入れをした後に生じる、大量の剪定枝。
ご自身で剪定した庭木の枝・草の処分にお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、庭木の剪定時に出る枝の処分方法をまとめました。
目次
剪定枝とは
剪定枝とは、街路樹や自宅の庭木など、樹木を剪定した際に出る枝のことです。
大きさや長さにかかわらず、細い枝や短い枝、葉が付いたものなども剪定枝として扱われます。
庭木のお手入れの困りごととして、この剪定枝の処分が挙げられます。
処分したい剪定枝を放置すると危険
樹木のお手入れ後に発生した剪定枝をそのまま放置しておくと、トラブルの原因になる恐れがあります。
剪定枝は、木から切り離されていますが、葉や枝に養分が残っているため、白アリのような害虫が放置した剪定枝に集まってくる可能性があります。
また、多湿の状態が続くとカビが発生することもあります。このように、剪定枝は害虫やカビにとって栄養豊富な餌となるため、剪定枝の放置は大変危険です。
庭木の手入れを怠った際に起こるトラブル
庭木はガーデニングを楽しむ目的のほか、自宅の外観を整える役割も担っています。
きれいな外観を維持するためには、こまめな手入れと管理が重要です。
ここからは、庭木の手入れを怠った際に起こるトラブルについて解説します。
近所トラブル
長期にわたって放置され続けた庭木は、葉や枝が近隣住宅にまで伸びることがあります。
この庭木が自宅の敷地を超えてしまうと、近所トラブルの原因になりかねません。
よくあるトラブルの例として、樹液による車の被害が考えられます。
これは、庭木の枝が近隣の駐車スペースに入ってしまったことで起こるトラブルです。
そのほか、庭木が道路まで伸びてしまい、視界が悪くなることで苦情が寄せられることもあります。
道路の見通しが悪くなると事故が発生するリスクが高まるため、剪定を定期的に行う必要があります。
火災リスク
剪定枝や雑草の放置は、火災につながる恐れがあります。
なぜなら、剪定枝や雑草はタバコのポイ捨てや放火によって簡単に引火してしまうためです。
火災は、自宅や近隣の住宅に重大な被害を及ぼすこともあります。
なお、庭木が伸びて視界が悪い土地は、犯罪に利用されるおそれもあります。
自宅の門扉や駐車スペースが枝や葉で覆われると、防犯性が低くなるためです。
このように、火災や犯罪に遭うリスクを減らすためにも、庭木の手入れ・剪定は必要です。
害虫・害獣トラブル
手入れが行き届いていない庭木は、害虫や害獣の温床となることがあります。
- 害虫:白アリやハチなど
- 害獣:野良猫や野犬、ネズミ
庭木による視界の悪さは、害獣や害虫にとって都合がよい環境といえます。
ゴミを漁って周囲を荒らす被害や、糞尿による悪臭被害も起こりかねません。
こうした被害を防ぐためにも、定期的に剪定をして、剪定枝や雑草を適切に処分することが大切です。
少量の剪定枝を処分したい場合
ここからは、少量の剪定枝を処分する際の方法について解説します。
可燃ごみとして捨てる
剪定枝は可燃ごみとして処分することが可能です。
自治体が指定する可燃ごみの収集日に出せば、無料で処分できます。
ただし、自治体によっては処分時のルールはさまざまです。
自治体が指定する長さに揃え、袋に入れて処分が必要なケースもあります。
大きな枝はそのままの状態では出せないため、ノコギリやハサミなどで長さをカットするとよいでしょう。
なお、三重県桑名市の場合は、直径5cm以下、長さ50cmまでの剪定枝が回収対象です。
枝を処分する際は土を落として、よく乾かしておく必要があります。
出典:三重県桑名市「桑名市ごみ分別表」
粗大ごみとして捨てる
可燃ごみとして出せない大きな剪定枝は、粗大ごみとして自治体に申請するとよいでしょう。
三重県桑名市の場合は、長さ2.0m以下の剪定枝であれば、1束あたり300円で処分が可能です。
ただし、年末や引越しシーズンなど、粗大ごみの依頼が集中している時期は回収までに時間がかかります。
すぐに処分したい場合には、ごみ処理施設に直接搬入するといった方法もあります。
出典:三重県桑名市「桑名市粗大ごみ品目別手数料一覧表」
粗大ごみの出し方
ここでは、剪定枝を粗大ゴミに出す方法について解説します。
一般的な粗大ゴミの出し方は、以下のとおりです。
①粗大ごみ受付センターへ粗大ごみの回収を申込む
②粗大ごみ受付センターから指定された料金と同額分の粗大ごみシールを購入する
③必要事項をシールに記入し、粗大ごみに貼り付ける
④収集日の午前8:30までに、粗大ごみの指定場所へ出す
申請時は、収集希望日・剪定枝の大きさを事前に確認しておくとスムーズです。
また、回収に必要な粗大ゴミシールはコンビニやスーパーなどで購入できます。
回収時の立ち会いは不要ですが、回収指定日の午前8:30までに必ず出すようにしてください。
自治体によってルールが異なることがあるため、事前にホームページや電話問合せなどで確認しておくとよいでしょう。
出典:三重県桑名市「桑名市ごみ分別表」
大量の剪定枝を処分したい場合
庭木の規模や本数によっては、剪定時に大量の枝が発生します。可燃ごみや粗大ごみとして回収してもらうことが難しいケースもあるでしょう。
ここからは、剪定枝が大量に発生した場合の処分方法について解説します。
ごみ処理場まで持って行く
大量の剪定枝は、直接ごみ処理施設に搬入できます。ご自身で運搬する必要はありますが、トラックなどを用いて大量の剪定枝を一度に処分できることがメリットです。
なお、ご自身で処理場まで運搬する際も、処分費用がかかります。
自治体ごとにルールが異なるため、受付可能な長さ・太さを確認してから持ち込みましょう。
桑名市・木曽岬町・東員町のクリーンセンターで発生する料金は以下の通りです。
ごみの重量 | 100kg以下 | 100kg以上 |
発生する手数料 | 2,000円 | 10kgごとに200円 |
参考:桑名市・木曽岬町・東員町「資源循環センター リサイクルの森」
園芸業者に依頼する
剪定枝は、庭の手入れを専門の園芸業者に処分を依頼できます。
ただし、自身でごみ処理場に持ち込む方法と比べて、費用が割高になることがあります。
一般的には、依頼者が自ら剪定した枝の回収のみを、園芸業者に依頼することはできません。
不用品回収業者に依頼する
庭木の剪定を請け負っている不用品回収業者であれば、大量の剪定枝を処分できます。
不用品回収業者に依頼するメリットは、剪定枝とほかの不用品を同時に処分できる点です。
遺品整理や自宅の建て替えなどで、敷地内全体を片付けたいときにおすすめです。
剪定枝と同時に回収依頼が可能なもの
剪定枝と同時に回収依頼ができるものとして、家具や家電などの生活用品全般が挙げられます。
ご自宅を整理したいときや、年末の大掃除などにも役立ちます。
代表的な回収品には、以下が挙げられます。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- テレビ
- エアコン
- タンス
- 食器棚
- ベッド
- ソファ
剪定後の枝を処分する際のポイント・注意点6つ
ここからは剪定枝を処分する際のポイントと注意点について解説します。
①枝を軽い状態にしておく
運搬時の手間を減らすためにも、剪定枝を軽い状態にする必要があります。
濡れた状態の枝は非常に重く、まとめた際に袋を突き破る恐れがあります。
剪定枝を軽くするには、乾燥させる方法がおすすめです。また、余分な土をふるい落とす方法も有効です。
②ごみ捨ての規則を守る
自治体で剪定枝を処分する際は、ゴミ捨ての規則を必ず守りましょう。
剪定枝の長さによっては粗大ごみに分類されるため、事前にホームページなどでサイズを確認しておく必要があります。
③自宅の庭で焼却しない
ごみを自宅や空き地などで燃やすことを「野焼き」といいます。
廃棄物の野焼きは、処罰の対象となる禁止行為です。
なぜなら、野焼きによる煙が大気汚染や悪臭の原因となるためです。
また、焼却によって有害物質が発生することで、人体に影響を及ぼす可能性もあります。
火災の原因となることもあるため、自宅の庭で焼却することは絶対にやめましょう。
参考:愛媛県西条市「野焼きには罰則があります 」
④枝をなるべく短く切っておく
枝を剪定する際は、なるべく短く切っておくと、処分するときにごみ袋に入れやすくなります。
指定の長さに切り揃えられていない枝は、自治体に回収してもらえない可能性もあるため注意が必要です。
⑤剪定後の枝でケガを負わないようにする
剪定後の枝は尖っていることがあるため、直接触れるとケガをするおそれがあります。
また、枝や葉に付着した害虫にも気を付ける必要があります。
毛虫や白アリなどの害虫対策には、肌の露出を控えることが有効です。
ケガを防ぐために、剪定時には軍手・長袖・長ズボンの着用をおすすめします。
⑥ガーデンシュレッダーで剪定枝を細かく砕く
剪定枝を細かくできる道具として、ガーデンシュレッダーと呼ばれる機械があります。
剪定枝をウッドチップ状の破片に砕くことで、剪定枝を処分しやすくなるほか、土の上に敷いて雑草の発生を防ぐといった活用方法もあります。
また、畑仕事や農作業においては、土壌の保水効果も期待できます。
▼ガーデンシュレッダーで剪定枝をウッドチップにするメリット・デメリット
メリット | デメリット | ||
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弊社で剪定・回収した事例をご紹介
ここからは、GoodServiceが実際に剪定・回収した事例をご紹介します。
庭木の手入れや剪定枝の処分にお役立てください。
①遺品整理に伴う剪定|名古屋市西区
家のリフォームに伴う遺品整理と庭木の剪定を行ったケースです。
故人様が居住していた家の片付けや遺品整理のほか、草木の剪定作業も同時に行いました。
この事例のように、故人様の自宅が空き家状態となるケースは珍しくありません。
ご自宅がどのような状態であっても、弊社のスタッフが誠心誠意を持って対応いたします。
①家の解体に伴う剪定|四日市市
家の解体に伴う不用品回収と庭木の剪定作業を同時に実施したケースです。
ご自宅の庭木だけでなく、近隣の道路やお隣の駐車場スペースに落ちていた花・葉なども回収しました。
なお、伐採した庭木は、ご自宅の解体日に合わせて回収することとなりました。
弊社であれば、現場やお客様の状況に合わせて作業日・回収日を調整することが可能です。
まとめ
ここまで、剪定枝の処分方法について解説しました。
剪定枝の処分は、不用品の回収と一緒に依頼できる不用品回収業者の利用がおすすめです。
査定士が常駐しているGoodServiceなら、不用品の処分だけに限らず、買取の依頼も可能です。
転居や建替えなどで、ご自宅の整理や庭木の手入れが必要になったときは、ぜひ弊社にご相談ください。