2016/03/04 遺品整理
一般的な葬儀とは異なり、近親者のみで行われる家族葬を行う方が増えてきています。
しかし、家族葬のことを詳しく知っているという方はまだまだ少ない気もします。
そこで今回は家族葬の特徴を一般的な葬式と比べながらご紹介していきます。
そもそも、家族葬とは何なのでしょうか?
家族葬とはざっくり簡単に言うと、近親者のみで行われるお葬式のことです。
一般的な葬儀の場合は、身内だけでなく近所の方や故人の勤務先の人等の関係者を多く招くのが当たり前ですよね。
参列者様を招くタイプが私たちの良く知る葬儀のタイプではないでしょうか?
一方で家族葬の場合、家族、親戚、親しい友人等の身内のみで葬儀が行われます。
身内のみの葬儀のため、一般的な葬儀と比べて規模が小さいことが特徴でしょうか。
これとして、ルールは決まっていないため定義もばらばらです。
例えば、
本当に家族のみで集まるパターン、30名前後の近親者で集まるパターンといったものがあります。
親しくない知人らには後日に報告することが多いそうです。
また、費用に関しても家族葬では一般的なものと異なっています。
葬儀形式は身内だけで行うため、葬儀の形式も一般的な葬儀よりシンプルなものが多いです。
式場に関しても、一般的な葬儀であれば参列者の人数に応じて式場の大きさも違ってくるために費用がかかってしまうことがありますが、
家族葬ですと、式場は活用せずに自宅で執り行ったり、自宅から離れた式場で執り行うパターンが多いため比較的には費用も一般的なものよりは安いでしょう。
事前の準備にしても一般の葬儀では参列者様に対しての看板の準備であったり駐車場の準備を行うことが一般的ですよね。
しかし、家族葬では身内で執り行うために一切のアナウンスを周囲にしません。
お線香も身内だけで執り行うことから辞退されるケースが多いようです。
なぜ、ここまで従来の葬儀と異なる家族葬が増えてきているのかというと、それには日本の社会的背景が影響しているからだそうです。
少子高齢化であったり、葬儀に対してのお金がかかられない人の増加、さらには核家族化や近所付き合いの希薄化等も家族葬に対して関心が集まる要因であると言われています。
家族葬は小規模のため参列者も少ないので、遺族の精神面や肉体面における遺族の負担を軽減できるというメリットがあります。
身内だけでの葬儀であるため、故人とのお別れをじっくりできるというのも利点でしょう。
これらの背景から今後もますます、家族葬は増えていきそうですね。
家族や身内にもしものことがあった時を考えて、実際に一般的な葬儀にするのか家族葬にするのかじっくりと検討してみてはいかがでしょうか。