お役立ちコラム

遺品整理で家を片付けるコツ! 不用品回収と同時買取り

2018/04/19 遺品整理

親が施設に入るので、「生前整理」の必要がある。亡くなった場合は、葬儀のあとには「遺品整理」という難問が待っています。家一軒を丸々、片付けるとなると大仕事です。最初に何から手を付けたらいいのか、どこをどうしたら片付くのかと頭を抱えてしまうものです。親と遠く離れて住んでいると、もっと大変です。時間的にも片付けは無理だと、あきらめの気持ちがわいてきそうです。しかし、そのままにしておくわけにはいきません。

 

旅だった親にも安心してもらえるように、遺品整理の片付けのコツと、「不用品回収と同時買取り」が可能な遺品整理業者の選び方を紹介します。

 

親の家を片付けるときに何から手を付けるのか

仏壇に手を合わせるスタッフ

親が亡くなり、四十九日を終えたころぐらいでしょうか。

家をそろそろ片付けないといけないと思うころでしょう。

自分が住む、誰かに貸すにしろ、売却予定でも、片付けをしないと不用品の処分もできず、先には進めません。

 

遺品整理で最初に行うことは、「形見分け」です。

タンスやソファー、冷蔵庫、テレビなどの大物ではなく、小さいものから片付けます。重要書類、思い出の品、愛用されていた物などの一つ一つ、並べていきます。

 

家族や親類者などで集まり、話し合いながら手元に残す品物を仕分けしていきます。

 

また、形見分けにはルールがあります。

・仏式は四十九日、キリスト教式なら30日目(昇天記念日)、神式ならば五十日祭を過ぎたころに行うのが一般的

・目上の人には贈らない

・高価な品物は送らない。100万円以上は贈与税が発生する

・遺産分割をする場合は、相続人同士で話し合いの上で「形見分け」をする

・遺品を送る場合は、包装しない。どうしてもの場合は、白い半紙で簡単に包む

※地域によって風習や慣習が違う場合があります。

 

貴重品を必ず見つける

貴重品を捜索するスタッフ

形見分けの品物を見つけるのと同時に「貴重品」も見つけておきます。

 

・現金

・宝石

・貴金属

・実印

・株などの証券

・家や土地の権利書

・契約書(公共料金、インターネット、クレジットカード、携帯電話など)

・年金手帳

・銀行など預金されている通帳

・借入金に関する書類

貴金属

相続に必要なものや家を処分するさいに必要な書類は、代表者が保管しておきます。先に見付けておかないと、後から困ります。

 

また、昔の家具は、隠し扉や隠し引き出しがある場合があるので、チェックを忘れずに行います。お金を引き出しの見えない場所に貼っているケースもあります。処分する前に家具のチェックを忘れずに行いましょう。

 

すぐに捨てられない品物の扱い

 

形見分けのあとで、親との思い出がある、愛用品だったものが残ることでしょう。

気持ちの整理がつかない状態では、「いる、いらない」がすぐには決められません。

 

すぐには捨てられない物は段ボールに入れて、1年を目安に保管するのがおすすめです。

その間に使わなければ、処分するなど決めておくといいです。

 

どうしても保管するスペースがなく、処分するには心残りの場合は、品物の写真を撮るといいでしょう。物がなくなっても、思い出は残ります。

 

不用品と残す品物を分ける3カ条

 

エンディングノートがあれば、それに従うのがいいです。

しかし、大半が自分たちで判断するケースが多いです。

 

何を残し、何を不用品として処分していくかは難しい問題です。

全てを自分たちで行おうとせず、できる範囲で処分していきます。

遠方に住んでいるなどを理由に、形見分けや貴重品だけを家族だけで整理をして、あとは遺品整理業者に片付けを全て依頼する人も多くいらっしゃいます。

 

自分たちで片付けるのであれば、思い出に浸り過ぎないようにしなければなりません。

・日記や写真などは「読まず・見ず」で見付けたら一まとめにしておく

・衣類は点数を決めて残し、必要な人がいなければ処分する

・子どもに残して喜ぶ品物かを判断基準にする

を意識して片付けを行わないと、整理が終わりません。

 

大片付けには置き場所の確保が重要

 

大片付けをするには、「仕分け」が必要です。

・残す品物

・不用品として処分する物

・保留中の品物

 

3カ所の置き場所を作ります。

不用品は濡れてもいい外へ、貴重品はこの段ボールに、保留は空いたこの部屋に持ってくるなどを決めておくと、スムーズに片付けが進んでいきます。

 

タンス、婚礼家具などの大物は後回しにします。

1人で持てる範囲で、確実に処分する物からどんどんと捨てていきます。

倉庫内で作業するスタッフ

人数が集まる場合は、部屋ごとの担当者を決めて作業すると効率が良くなります。

考えるのは後回し、分からない物は保留コーナーへ置き、思い出に浸らずに体を動かしていきます。

 

遺品整理のプロ「遺品整理士」とは

 

遺品整理は処分でも処理でもありません。

回収業者がトラックで家にやってきて、洗いざらい雑に回収することではありません。

残念なことに遺品整理トラブルの事例があります。

・見積りがどこよりも安かったが、実際は追加で高額請求をされた

・価値あるものを相場よりはるかに低い値段で買い取ることを強要された

・作業中に発見した貴金属などの盗難

・回収した遺品の不法投棄

・重要書類を確認せずに廃棄

 

遺品整理の健全化を目指す「一般社団法人・遺品整理士認定協会」に認定された「遺品整理士」は、故人や遺族の思いをくみ取り、思い出の品々を供養する観点で「心の」整理として遺品整理に努めています。

弊社でも遺品の中から貴重品らしきお品を発見しましたら、1箱の段ボールにまとめて作業後にお客様に確認をしていただいております。

依頼者の立場に立ち、故人を偲びながらの整理を行います。

 

遺品整理をプロに頼むメリット

 

遺品整理を自分たちで行いたいと思う気持ちが強いでしょう。

しかし、そうはいかないのが現実です。

 

四十九日を過ぎたころと言っても、なかなか死を受け入れられるものでもありません。精神的に片付けができないことも多いものです。しかし、家賃や税金の問題など、そのままにしておくことはできません。

 

距離が遠い場合は、平日に仕事で忙しく、土日の往復の交通費や宿泊費、その他に掛かるお金が行く回数分、必要になってきます。

 

また、大物家具や家電製品、重たい食器類など少人数で片づけるのは難しい問題です。

 

遺品整理士がいる業者に頼むことで、上記の問題が解決します。

時間、労力を検討すると、遺品整理を供養と捉え、ご遺族のお気持ちをくみ取り整理を行うプロにお任せいただくことがおすすめです。

 

絶対に失敗したくない業者選び!

 

核家族、超高齢化社会の社会背景で遺品整理をする業者は増えてきています。

しかし、遺品整理に関する法整備やガイドラインは不十分です。

 

残念なことに不正を行う業者が紛れているのも事実です。

では、遺品整理を頼む前に優良業者の見分け方を見ていきましょう。

 

一番、トラブルが多いのが見積もりよりも高い料金を請求されるトラブルです。

遺品整理も引越しと同じように見積もりが必要です。

その際、相場より極端に安い見積りを出されると、注意した方がいい可能性があります。

どういう場合に追加料金が発生するのか聞いておき、約束しておくことが大切です。

最低でも、料金表を提示してくれる業者にしましょう。

 

そして、業者のホームページを確認して、作業スタッフや代表者の顏社員が掲載されていると安心度は上がります。

近年、実態の無い遺品整理業者のホームページが多く存在し、ホームページを見て問い合わせをしても実際に来る業者は全然ホームページには記載されていない業者が多く来ることがあります。

看板を背負っていない業者は信用できるでしょうか。

また、遺品整理のさいには、思わぬ高額な品物が出てくることがあります。

そのさい、「これは遺品だから安くなる」などウソをつき相場より安い金額を提示する業者がいます。依頼する業者のサイトを確認して、「古物商」の許認可番号が記載されているかの確認もしておきます。

 

最終的には、お見積りの段階で、遺族の気持ちをくみ取り、心情に向き合った仕事をしてくれるのか、処分ではなく供養だと考えているのかの判断をされてください。

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